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GUIDE / ROBOT-CABLE

ロボットケーブルとは?信号・制御用、動力用、ねじれ用の違いと、屈曲寿命・曲げ半径・定格電圧・価格の選び方

産業用ロボットや工作機械の可動部に使うロボットケーブルの3つの種類(信号・制御用、動力用、ねじれ用⁠)⁠、普通のケーブルとの違い、屈曲寿命と捻回の試験値の見方、曲げ半径と温度、定格電圧と規格、価格の確かめ方をまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ロボットケーブルは、ロボットや工作機械の可動部で、曲げやねじれを繰り返しても断線しにくいように作った電線です。可動用ケーブル・FA用ケーブルとも呼びます。信号・制御用、動力用、ねじれ用があり、ケーブルキャリアの往復なら屈曲の値、旋回する関節なら捻回の値で選びます。試験値はメーカーごとに条件が違い、参考値として出ています。

ロボットケーブルとは

ロボットケーブルは、産業用ロボットや工作機械の中と外で、主に動く部分に使う電線です。大電の解説では、一般的な標準ケーブルは曲げや捻じりに耐えられず断線します。ロボットケーブルは、細い素線を撚った導体や、かたくて滑りのよい絶縁で、断線しにくくしています。

比較ページには、日本の会社か日本法人が自社で作るロボットケーブルを、各社の代表の型式の単位で載せています。キャブタイヤケーブル、フラットケーブル、単心の電線、コネクタ付きのハーネスは載せていません。

3つの種類

  • 信号・制御用:細い導体を多心やツイストペアにまとめ、センサーや制御の信号を送ります。例は大電の RMFEV(2517)、プロテリアルの UL2464-SB(FLEX)、岡野電線の UL-OREV30、金子コードの GF/2517、倉茂電工の KST-UL21795 ⁠⁠⁠です
  • 動力用:モーターなどへ電気を送る600V定格の型です。例は OKI電線の ORP-D と、太陽ケーブルテックの EXT-01G ⁠⁠です
  • ねじれ用:撚りのピッチや導体を工夫して、捻回に強くした型です。例は OKI電線の ORP-TW、プロテリアルの UL2464-SX(FA-TWT)、太陽ケーブルテックの EXT-3D-SB、イグスの CFROBOT ⁠⁠⁠です

屈曲寿命と捻回の試験値

  • OKI電線の ORP-D は、摺動屈曲が1億回以上、±180°の捻回が2,000万回以上です
  • OKI電線の ORP-TW は、捻回間隔500mmで5,000万回以上の捻回に耐えます
  • 大電の RMFEV は、U字曲げ・左右屈曲・捻回のどれも2,000万回以上です
  • プロテリアルの UL2464-SX(FA-TWT) は、同社の試験で約656万回の捻回まで損傷がありませんでした。数値は実測値です
  • プロテリアルの資料では、屈曲性と捻回性は相反する関係にあります。TWTシリーズは、屈曲と捻回の両方の曲線が交わるあたりを基準に作っています
  • 試験の条件と方法は各社独自です。OKI電線は、試験値は参考値で保証値ではないとしています

曲げ半径と温度

  • OKI電線の ORP-D と ORP-TW は、可動部の曲げ半径を外径の6倍以上、シールド付きは8倍以上としています
  • 倉茂電工の KST-UL21795 は、可動時に外径の7.5倍以上を勧めています。動かして使える温度は0〜105℃で、0℃以下では衝撃や屈曲を加えないよう求めています
  • 大電の RMFEV(2517)AWG23×10心は、仕上外径が約7.6mm、推奨曲げ半径が46mm以上です

定格電圧と規格

  • 動力用の ORP-D と EXT-01G は、600V定格です
  • 信号用では、岡野電線の UL-OREV30 が30V、倉茂電工の KST-UL21795 が150V、大電の RMFEV(2517)と金子コードの GF/2517 が300Vの定格です
  • 多くはULのAWM規格品です。太陽ケーブルテックの EXT-3D-SB は、ULリスティングのCL3Xも取っています

値段と頼み方

  • 掲載した製品で、公式に価格を出しているものはありませんでした。イグスのチェーンフレックスは、1mからメートル単位で買えます
  • 見積もりには、型式・導体サイズ・心数・長さと、動き方(曲げか、ねじれか)・曲げ半径・移動距離を伝えます
  • 太陽ケーブルテックは、ケーブルベア内の移動距離が5m以上なら営業担当への相談を求めています。大電は、使う条件に合わせた耐久試験も受けます
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