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GUIDE / MIL-CONNECTOR

MILコネクタとは?2.54mmピッチのMILコネクタの種類(圧接ソケット・基板側ヘッダー・圧着ソケット)と、極数・定格電流・適合電線・準拠規格の選び方

制御盤・FA機器・基板の配線に使う2.54mmピッチのMILコネクタの3つの種類、圧接と圧着の違い、定格電流と適合するフラットケーブル、ストレートとライトアングル、ロックの有無を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

MILコネクタは、2.54mmピッチでフラットケーブルや電線を基板につなぐ、MIL規格準拠の角形コネクタです。フラットケーブルを挟んでつなぐ圧接ソケット、基板に付けるヘッダー、1本ずつの電線をつなぐ圧着ソケットに分かれます。選ぶときは「どう結線するか」「何極要るか」「抜け止めが要るか」の3つを先に決めます。

MILコネクタとは

MILコネクタは、2.54mmピッチの2列のピンで、フラットケーブルやバラ線を基板につなぐ角形のコネクタです。MIL-C-83503やMIL-DTL-83503に準拠した形で、極性キーで向きを決めて挿します。MILタイプコネクタ・フラットケーブルコネクタとも呼びます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るMILコネクタを、型番の単位で載せています。MIL規格の丸形コネクタ、同軸コネクタ、コネクタを付けたハーネス、フラットケーブルそのものは載せていません。

3つの種類

  • 圧接ソケットは、フラットケーブルを挟み込み、刃で被覆を破って芯線につなぎます。例は山一電機の FAS-17 と、フジクラの FRC5 ⁠⁠⁠です
  • 基板側ヘッダーは、基板にはんだ付けしてソケットを受けます。例はヒロセ電機の HIF3BA-PA-2.54DSA と、山一電機の FAP-07 ⁠⁠です
  • 圧着ソケットは、1本ずつの電線に圧着端子を付けて差し込みます。例はヒロセ電機の HIF3BA-D-2.54C ⁠⁠です

圧接と圧着の違い

  • 圧接は、被覆をむかずに全部の芯を一度に結線できます。同じ配線を数多く作るときに向きます
  • 圧着は、電線ごとに端子をかしめます。必要な極だけ配線でき、太い電線も使えます
  • ヒロセ電機の HIF3B では、圧接の定格電流は1A、圧着は3Aです。圧着でもAWG#32・36の細い電線では1Aです
  • どちらも専用の工具で結線します

極数と適合電線

  • ヒロセ電機の HIF3BA-PA-2.54DSA と HIF3BA-D-2.54C、フジクラの FRC5 は、10〜64極です
  • 山一電機の FAS-17 と FAP-07 は、最大64極です
  • フラットケーブルは、芯線ピッチ1.27mmのものを使います
  • ヒロセ電機の HIF3B の圧接タイプは、AWG#28のフラットケーブルに合います
  • 山一電機の FAS-17 は、AWG#28のより線か、AWG#30の単線に合います

使用温度範囲と抜け止め

  • ヒロセ電機の HIF3B は、使用温度範囲が-55〜85℃です
  • 山一電機の FA シリーズは、-20〜105℃です。熱がこもる機器では上限を見ます
  • ヒロセ電機の HIF3BA-PA-2.54DSA はロック付き、山一電機の FAP-07 はラッチ付きです
  • フジクラの FRC5 は、ロングロックとショートロックの2種類のロックレバーから選べます

買うときに確かめること

  • 相手のヘッダーやソケットと、極数と向きが合うか
  • フラットケーブルの太さと芯線ピッチが合うか
  • 流す電流が定格電流に収まるか
  • 寸法と細かい仕様は、カタログと図面で確かめます。値段は公式サイトに出ていないので、販売店か各メーカーの窓口に型番と数量を伝えて見積もりを取ります
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