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制御盤・FA機器・基板の配線に2.54mmピッチのMILコネクタを選ぶ、設計・生産技術・購買の担当の方へ

MILコネクタのメーカー3社比較【2026年】

MILコネクタは、2.54mmピッチでフラットケーブルや電線を
基板につなぐ、MIL規格準拠の角形コネクタです。

ABOUT

MILコネクタとは

比較表を見る ↓

MILコネクタとは、2.54mmピッチの2列のピンで、フラットケーブルやバラ線を基板につなぐ角形のコネクタです。
MIL-C-83503やMIL-DTL-83503に準拠した形で、
極性キーで向きを決めて挿します。MILタイプコネクタ・フラットケーブルコネクタとも呼びます。

製品の特長

  • 2.54mmピッチの2列(フラットケーブルの芯線は1.27mmピッチ)
  • 誤挿入を防ぐ形(極性キーと誤挿入防止キー)
  • 結線方式を選べる(圧接・圧着・基板にはんだ付け)

使うメリット

  • 被覆をむかずに全部の芯をまとめてつなげる(圧接ソケット)
  • 抜けを止められる(ロック付き・ラッチ付きのヘッダー)
  • 太い電線で電流を多く流せる(圧着ソケットは3A)

選ぶときに注意すること

  1. 定格電流は結線方式で違う(ヒロセ電機は圧接1A、圧着3A)
  2. フラットケーブルの太さ(AWG#28など)を合わせる
  3. 圧接と圧着は、どちらも専用の工具を使う
  4. 寸法と細かい仕様は、カタログと図面で確かめる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる。山一電機のMIL準拠の記載は英語版の製品ページによる。

LIST

MILコネクタの比較表

MILコネクタ5製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

圧接ソケット

2製品
株式会社フジクラ圧接ソケット FRC5数をそろえるフラットケーブル配線口コミを書く要見積

接点の接触部だけを金めっきにして値段を抑えた、MIL-DTL-83503準拠の圧接ソケットです。ロックレバーは通常のロングロックと、低背向きのショートロックから選べます。バラ線を圧着でつなぐHUシリーズとも互換があります。

種類
圧接ソケット
結線・取付
圧接
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
1A
準拠規格
MIL-DTL-83503
定格電圧・耐電圧
定格AC250V、耐電圧AC500V
特長
極性キーと誤挿入防止キーの二重構造、UL認定品
記載なし
適合電線・使用温度範囲・挿抜回数
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
山一電機株式会社圧接ソケット FAS-17熱の上がる機器でのフラットケーブル配線口コミを書く要見積

使用温度範囲の上限が105℃と高い、フラットケーブル用の一括圧接ソケットです。ソケットの接点は2点で電線の芯をはさみます。同じFAシリーズに、バラ線を圧着でつなぐUFSもあります。

種類
圧接ソケット
結線・取付
一括圧接
ピッチ
2.54mm
極数
最大64極
定格電流
1A
適合電線
AWG#28より線、AWG#30単線
準拠規格
MIL準拠
使用温度範囲
-20〜105℃
定格電圧・耐電圧
耐電圧AC700V
特長
2点接触、圧着タイプのUFSとはめ合う
記載なし
挿抜回数
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

基板側ヘッダー

2製品
ヒロセ電機株式会社MILピンヘッダー HIF3BA-PA-2.54DSAMIL準拠の圧接ソケットを受ける基板口コミを書く要見積

両側のロックで相手のソケットを止める、MIL-C-83503準拠のピンヘッダーです。極数は10〜64極で、挿抜は500回まで試験しています。使用温度範囲は-55〜85℃です。

種類
基板側ヘッダー
結線・取付
基板にはんだ付け、ストレート
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
1A・3A(相手の結線方式による)
準拠規格
MIL-C-83503
使用温度範囲
-55〜85℃
定格電圧・耐電圧
定格AC200V
挿抜回数
500回
特長
ロック付き、極性キー付き
記載なし
適合電線
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
山一電機株式会社ラッチヘッダー FAP-07抜け止めの要る基板側の受け口口コミを書く要見積

ラッチでソケットを止める、MIL準拠の基板側ヘッダーです。足の形はストレートとライトアングルから選べます。使用温度範囲は-20〜105℃です。

種類
基板側ヘッダー
結線・取付
基板にはんだ付け、ストレート・ライトアングル
ピッチ
2.54mm
極数
最大64極
定格電流
1A
準拠規格
MIL準拠
使用温度範囲
-20〜105℃
定格電圧・耐電圧
耐電圧AC1000V
特長
ラッチ付き、中央にキースロット
記載なし
適合電線・挿抜回数
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

圧着ソケット

1製品
ヒロセ電機株式会社圧着ソケット HIF3BA-D-2.54Cバラ線をMIL形のヘッダーにつなぐ配線口コミを書く要見積

フラットケーブルでなく、1本ずつの電線を圧着端子でつなぐソケットです。定格電流は3Aで、圧接の1Aより大きな電流を流せます。結線には専用の圧着工具を使います。

種類
圧着ソケット
結線・取付
圧着
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
3A(AWG#32・36は1A)
適合電線
圧着端子HIF3-2022SC・HIF3-2226SC・HIF3-2428SC
準拠規格
MIL-C-83503
使用温度範囲
-55〜85℃
定格電圧・耐電圧
定格AC200V
挿抜回数
500回
特長
結線は専用の圧着工具
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

圧接ソケット2製品

株式会社フジクラ

圧接ソケット FRC5

数をそろえるフラットケーブル配線

接点の接触部だけを金めっきにして値段を抑えた、MIL-DTL-83503準拠の圧接ソケットです。ロックレバーは通常のロングロックと、低背向きのショートロックから選べます。バラ線を圧着でつなぐHUシリーズとも互換があります。

コスト要見積

種類
圧接ソケット
結線・取付
圧接
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
1A
準拠規格
MIL-DTL-83503
定格電圧・耐電圧
定格AC250V、耐電圧AC500V
特長
極性キーと誤挿入防止キーの二重構造、UL認定品
記載なし
適合電線・使用温度範囲・挿抜回数
公式ページへ
山一電機株式会社

圧接ソケット FAS-17

熱の上がる機器でのフラットケーブル配線

使用温度範囲の上限が105℃と高い、フラットケーブル用の一括圧接ソケットです。ソケットの接点は2点で電線の芯をはさみます。同じFAシリーズに、バラ線を圧着でつなぐUFSもあります。

コスト要見積

種類
圧接ソケット
結線・取付
一括圧接
ピッチ
2.54mm
極数
最大64極
定格電流
1A
適合電線
AWG#28より線、AWG#30単線
準拠規格
MIL準拠
使用温度範囲
-20〜105℃
定格電圧・耐電圧
耐電圧AC700V
特長
2点接触、圧着タイプのUFSとはめ合う
記載なし
挿抜回数
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基板側ヘッダー2製品

ヒロセ電機株式会社

MILピンヘッダー HIF3BA-PA-2.54DSA

MIL準拠の圧接ソケットを受ける基板

両側のロックで相手のソケットを止める、MIL-C-83503準拠のピンヘッダーです。極数は10〜64極で、挿抜は500回まで試験しています。使用温度範囲は-55〜85℃です。

コスト要見積

種類
基板側ヘッダー
結線・取付
基板にはんだ付け、ストレート
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
1A・3A(相手の結線方式による)
準拠規格
MIL-C-83503
使用温度範囲
-55〜85℃
定格電圧・耐電圧
定格AC200V
挿抜回数
500回
特長
ロック付き、極性キー付き
記載なし
適合電線
公式ページへ
山一電機株式会社

ラッチヘッダー FAP-07

抜け止めの要る基板側の受け口

ラッチでソケットを止める、MIL準拠の基板側ヘッダーです。足の形はストレートとライトアングルから選べます。使用温度範囲は-20〜105℃です。

コスト要見積

種類
基板側ヘッダー
結線・取付
基板にはんだ付け、ストレート・ライトアングル
ピッチ
2.54mm
極数
最大64極
定格電流
1A
準拠規格
MIL準拠
使用温度範囲
-20〜105℃
定格電圧・耐電圧
耐電圧AC1000V
特長
ラッチ付き、中央にキースロット
記載なし
適合電線・挿抜回数
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圧着ソケット1製品

ヒロセ電機株式会社

圧着ソケット HIF3BA-D-2.54C

バラ線をMIL形のヘッダーにつなぐ配線

フラットケーブルでなく、1本ずつの電線を圧着端子でつなぐソケットです。定格電流は3Aで、圧接の1Aより大きな電流を流せます。結線には専用の圧着工具を使います。

コスト要見積

種類
圧着ソケット
結線・取付
圧着
ピッチ
2.54mm
極数
10〜64極
定格電流
3A(AWG#32・36は1A)
適合電線
圧着端子HIF3-2022SC・HIF3-2226SC・HIF3-2428SC
準拠規格
MIL-C-83503
使用温度範囲
-55〜85℃
定格電圧・耐電圧
定格AC200V
挿抜回数
500回
特長
結線は専用の圧着工具
公式ページへ
Q&A

MILコネクタ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問MILコネクタの価格は?

このページの5製品は、どれもメーカーの公式サイトに値段を出していません。部品なので、販売店か各メーカーの窓口に型番と数量を伝えて見積もりを取ります。フジクラのFRC5は、接触部だけを金めっきにして値段を抑えた型です。

設備担当の疑問MILコネクタの種類と違いは?

フラットケーブルにつなぐ圧接ソケット、基板に付けるヘッダー、バラ線をつなぐ圧着ソケットの3つです。圧接ソケットとヘッダーを組むのが基本で、太い電線を使うときは圧着ソケットに替えます。

設備担当の疑問MIL規格(MIL-C-83503)と⁠⁠⁠⁠は⁠?

MILは米国の軍用規格の呼び名で、MIL-C-83503とMIL-DTL-83503は2.54mmピッチのフラットケーブルコネクタの規格です。ヒロセ電機のHIF3BはMIL-C-83503、フジクラのFRC5はMIL-DTL-83503に準拠します。山一電機のFAシリーズも英語版の公式ページでMIL準拠をうたっています。

設備担当の疑問圧接と圧着の違いは?

圧接は、フラットケーブルを挟んで刃で被覆を破り、全部の芯を一度につなぎます。圧着は、1本ずつの電線に端子をかしめてから差し込みます。ヒロセ電機のHIF3Bでは、圧接の定格電流が1A、圧着が3Aです。

購買担当の疑問MILコネクタの極数は?

ヒロセ電機のHIF3BA-PA-2.54DSAとHIF3BA-D-2.54C、フジクラのFRC5は10〜64極です。山一電機のFAS-17とFAP-07も最大64極です。極数は型番の中の数字で選びます。

設備担当の疑問MILコネクタに合うフラットケーブルは?

芯線ピッチ1.27mmのフラットケーブルを使います。ヒロセ電機のHIF3Bの圧接タイプはAWG#28、山一電機のFAS-17はAWG#28より線かAWG#30単線に合います。

工場長の疑問MILコネクタの定格電流は?

圧接ソケットは、山一電機のFAS-17、フジクラのFRC5とも1Aです。ヒロセ電機のHIF3BA-D-2.54Cのような圧着ソケットは3Aで、AWG#32・36の細い電線では1Aです。

施設管理の疑問使用温度範囲は製品でどう違う?

ヒロセ電機のHIF3BA-PA-2.54DSAとHIF3BA-D-2.54Cは-55〜85℃です。山一電機のFAS-17とFAP-07は-20〜105℃で、上限が高くなっています。

設備担当の疑問ヘッダーのストレートとライトアングルの違いは?

ストレートは基板から真上にソケットを挿し、ライトアングルは基板の面と平行に横から挿します。山一電機のFAP-07は型番の末尾の#2がライトアングル、#4がストレートです。

工場長の疑問抜けないように止めるには?

ロックやラッチの付いたヘッダーを選びます。ヒロセ電機のHIF3BA-PA-2.54DSAはロック付き、山一電機のFAP-07はラッチ付きです。フジクラのFRC5は、ロングロックとショートロックの2種類のロックレバーがあります。

購買担当の疑問フラットケーブルやハーネスとの違いは?

このページは、コネクタの単体を比べています。フラットケーブルそのものは「フラットケーブル」の比較、圧着端子の単体は「コネクター端子」の比較で扱います。

TYPES

MILコネクタの種類の違い

圧接ソケット

フラットケーブルを挟み込み、刃で被覆を破って芯線につなぐソケットです。被覆をむかずに全部の芯を一度に結線できます。電線は1.27mmピッチのフラットケーブルを使います。

向いている使い方

  • 基板と基板をフラットケーブルでつなぐ
  • 同じ配線を数多く作る
  • 制御盤の中の信号線

根拠:・被覆の除去が不要な圧接方式による簡単な結線作業(出典1)

この種類の2製品を表で見る

基板側ヘッダー

基板にはんだ付けして、ソケットを受ける側のコネクタです。ピンの周りを箱形の囲いで覆い、キーで向きを決めます。足はストレートとライトアングルから選びます。

向いている使い方

  • ソケットを受ける基板の口
  • 抜け止めが要る機器
  • 基板の端から横に出す配線

根拠:③端子形状: 2…ライトアングルはんだディップ 4…ストレートはんだディップ(出典2)

この種類の2製品を表で見る

圧着ソケット

1本ずつの電線に圧着端子を付けて、ハウジングに差し込むソケットです。フラットケーブルより太い電線を使え、圧接より大きな電流を流せます。結線には専用の圧着工具を使います。

向いている使い方

  • 太い電線で電源も通す
  • 行き先の違う電線をまとめる
  • 必要な極だけ配線する

根拠:※圧着端子の結線には専用治工具が必要です。(出典3)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

MILコネクタの主なメーカー3社

ヒロセ電機株式会社

両側のロックで相手のソケットを止める、MIL-C-83503準拠のピンヘッダーです。

神奈川県

株式会社フジクラ

接点の接触部だけを金めっきにして値段を抑えた、MIL-DTL-83503準拠の圧接ソケットです。

東京都

山一電機株式会社

使用温度範囲の上限が105℃と高い、フラットケーブル用の一括圧接ソケットです。

東京都

出典
  1. フジクラ FRC5シリーズ
  2. 山一電機 FAシリーズ リーフレット
  3. ヒロセ電機 HIF3Bシリーズ カタログ
  4. 山一電機 FAシリーズ
  5. 山一電機 FA series (MIL compliant)
  6. フジクラ FRC5シリーズ カタログ
  7. ヒロセ電機 HIF3Bシリーズ
掲載基準

制御盤・FA機器・基板の配線で、2.54mmピッチの2列のMIL規格準拠コネクタ(フラットケーブル用の圧接ソケット、基板側のピンヘッダー、バラ線用の圧着ソケット)で、日本の会社が自社で作り、公式の製品ページかカタログで型番と仕様を確かめられたものを、1社2製品まで載せています。MIL規格の丸形コネクタと同軸コネクタ(同軸コネクタの比較で扱う)、コネクタを付けたフラットケーブルのハーネス、フラットケーブルそのもの(フラットケーブルの比較で扱う)、圧着端子の単体(コネクター端子の比較で扱う)、販売店が売る他社製品、販売終了品は除いています。日本航空電子工業のPSシリーズは仕様が公式サイトの画面の外から読み込まれ、オムロン、スリーエム ジャパン、TE Connectivityは公式サイトが取得を拒んだため、仕様を確かめられず今回は載せていません。

MILコネクタを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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