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GUIDE / JUUHODEN-SOUCHI

充放電装置とは?セル用・パック用・検査ライン用の種類の違いと、電圧・電流・回生・価格の選び方

電池の開発や検査で充電と放電をくり返す充放電装置の3つの種類、電圧と電流の決め方、チャンネル数、回生の有無、公開価格を、公式資料の数字で説明します。

2026年11月6日更新

この記事の答え

充放電装置は、電池に充電と放電をくり返して、容量や寿命を調べる試験装置です。充放電試験装置やサイクラーとも呼びます。種類はセル用、モジュール・パック用、量産の検査ライン用の3つです。選ぶときは「電圧と電流」「チャンネル数」「回生の有無」の3つを先に決めます。

充放電装置とは

充放電装置は、決めた電流・電圧・電力で電池を充電し、放電させ、その間の電圧と電流を記録する装置です。材料の評価から、完成品の検査、量産の活性化工程まで使います。

比較ページには、自社で作るか自社ブランドで売る会社の製品を、型式の単位で載せています。内部抵抗を測るバッテリーテスタ、充電するだけの充電器、引き込むだけの電子負荷は別のページです。

3つの種類

  • セル用は、単セルやコインセルを多チャンネルで試します。明電北斗のHJ0601NEO、東洋システムのTOSCAT-3000S、菊水電子工業のPFX2731S、松定プレシジョンのECD35-3を載せています
  • モジュール・パック用は、電圧と電流の大きい電池を試します。東洋システムのTOSCAT-3200、菊水電子工業のPFX2512、松定プレシジョンのECPU60-20、クロマの17020、エヌエスティーのパック充放電評価装置を載せています
  • 量産の検査ライン用は、工場の工程に合わせて受注で設計します。エヌエスティーの検査ラインと、ソフトエナジーコントロールズの充放電検査装置を載せています

選ぶときに見るところ

電圧と電流

試験する電池の最大電圧と、試したい最大電流の両方が入る型を選びます。

  • PFX2731Sは、-1〜6V・20Aで、高出力の単セルに向きます
  • PFX2512は、60V・50Aまでで、接続する電源と負荷で範囲が変わります
  • TOSCAT-3200は、0〜500V・500Aまでの組み合わせがあります

チャンネル数

同時に試す電池の数で決めます。電流が大きいほど、1台のチャンネル数は減ります。

  • HJ0601NEOは、1台16chです
  • TOSCAT-3000Sは、1Aと3Aで30ch、5Aで20ch、10Aで10chです
  • ECD35-3とECPU60-20は、標準添付のソフトが1ch分で、多チャンネルのソフトは別売です

回生の有無

回生は、放電の電力を熱にせず戻す仕組みです。発熱と空調の負担が減ります。

  • クロマの17020は、余った電力を系統へ戻します
  • TOSCAT-3200は、回生方式を選べます
  • ECDシリーズとECPUシリーズは、回生の機能がありません

値段

公式に値段を出しているのは菊水電子工業だけです。PFX2512は748,000円(税込)、PFX2731Sは3,080,000円(税込)⁠で⁠す⁠。ほかのメーカーは見積もりです。

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