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GUIDE / INTEGRATED-CIRCUIT

集積回路(電源IC)⁠と⁠は⁠?LDOレギュレータ・降圧DC/DCコンバータ・AC/DC電源用ICの違いと、入力電圧・出力電流・消費電流の選び方

電子機器の基板で電圧を作る集積回路(電源IC)の3つの方式、LDOとDC/DCの違い、AC/DCとDC/DCの役割分担、入力電圧・出力電流・消費電流・動作温度の見方と、産業用・車載用の区分や長期供給の確かめ方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

集積回路(IC)は⁠、抵抗・コンデンサ・トランジスタでできた回路を1つのチップにまとめた部品です。そのうち電源ICは、電子機器の中で決まった電圧を作ります。方式は、余った電圧を熱にして下げるLDOレギュレータ、スイッチングで下げる降圧DC/DCコンバータ、コンセントの交流から直流を作る電源を動かすAC/DC電源用ICの3つです。選ぶときは「入力の電圧はいくつか」「何Aまで流すか」「ノイズと効率のどちらを取るか」の3つを先に決めます。

集積回路(電源IC)⁠と⁠⁠⁠⁠は

集積回路(IC)は⁠、抵抗やコンデンサ、トランジスタでできた回路を、1つの小さなチップにまとめた部品です。ミネベアミツミの解説では、電源IC・モーターIC・データコンバータIC・アンプIC・メモリーICなどに分かれます。

電源ICは、そのうち電圧を作るICです。電子回路の多くは5Vや3.3Vの直流で動くので、電源やコンセントから来た電圧を、回路ごとに合う電圧に変えます。

比較ページには、日本のメーカーと日本法人を持つ海外メーカーの電源ICを、型番の単位で載せています。D/AコンバーターIC・CPU・FPGA・単体のMOSFETは別の比較で扱います。

3つの方式

  • LDOレギュレータは、入力より低い電圧を、余った分を熱にして作ります。ノイズが出にくく、外付けの部品も少なく済みます。例はエイブリックのS-1212B/D、マイクロチップのMCP1700、ミネベアミツミのMM1866、テキサス・インスツルメンツのTPS7A4701です
  • 降圧DC/DCコンバータは、スイッチを高速で入り切りして電圧を下げます。効率が高く、大きな電流を扱えます。例は日清紡マイクロデバイスのRP506、ロームのBD9E302EFJ、ルネサスのISL85410、テキサス・インスツルメンツのLMR33630です
  • AC/DC電源用ICは、コンセントの交流から直流を作る電源を動かします。例はサンケン電気のSTR3A426MD、ロームのBM2P109TF、日清紡マイクロデバイスのNJW4790Aです

LDOとDC/DCの使い分け

  • LDOは余った電圧が熱になるので、入力と出力の差が大きいと発熱が増えます。そのかわりノイズが出にくい方式です
  • DC/DCは効率が高く大きな電流を扱えますが、スイッチングのノイズが出やすくなります
  • ミネベアミツミの解説では、低ノイズと簡単な回路を取るならLDO、効率と大電流を取るならDC/DCを選びます

入力電圧と出力電流

  • 入力の上限は、ルネサスのISL85410が40V、エイブリックのS-1212B/Dとテキサス・インスツルメンツのTPS7A4701・LMR33630が36V、ロームのBD9E302EFJが28Vです
  • 出力電流は、ロームのBD9E302EFJとテキサス・インスツルメンツのLMR33630が3A、日清紡マイクロデバイスのRP506が2A、ミネベアミツミのMM1866が1000mAです

消費電流と待機の電力

  • 電池で長く動かす機器では、動いているときの消費電流を見ます。マイクロチップのMCP1700は1.6μA typ.、エイブリックのS-1212B/Dは6.5μA typ.⁠⁠⁠です
  • AC/DCでは、日清紡マイクロデバイスのNJW4790Aが無負荷時75mW以下の電源を作れます。サンケン電気のSTR3A426MDは、負荷に応じてグリーンモードやバースト発振に切り替えます

区分と長期供給

  • 日清紡マイクロデバイスのRP506は、同じ型を民生用・産業用・車載用の3つの区分で出しています
  • マイクロチップのMCP1700はAEC-Q100の認定品で、ロームのBD9E302EFJとBM2P109TFは車載機器には推奨していません
  • ロームのBD9E302EFJは長期供給プログラムの対象で、日清紡マイクロデバイスも長期供給プログラムを設けています
  • 値段を公式に出している製品はありません。価格・在庫・納期は販売店や通販で確かめます
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