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GUIDE / HV-CUTOUT

高圧カットアウトとは?箱形と円筒形の違い・選び方・耐塩区分

変圧器やコンデンサの一次側を開閉し過負荷から守る高圧カットアウト(PC)の種類と選び方。箱形と円筒形の違い、定格電流、遮断電流、耐塩区分を公式の値で解説します。

2026年11月7日更新

この記事の答え

高圧カットアウトは、変圧器やコンデンサの一次側を開閉し、ヒューズで過負荷から守る高圧の開閉器です。PCやカットアウトとも呼びます。箱形と円筒形があり、置き場所、定格電流、耐塩区分で選びます。

高圧カットアウトとは

高圧カットアウトは、変圧器やコンデンサの一次側に付ける開閉器です。中のヒューズで過負荷から守り、操作棒で回路を開け閉めします。エナジーサポートのカタログは、変圧器300kVAまで、コンデンサ75kVAまでとしています。

受電の主遮断装置のPFは、短絡から守るのが目的です。変圧器1台ごとの開閉と過負荷保護は、高圧カットアウトが受け持ちます。

箱形と円筒形の違い

  • 箱形は、高圧磁器の箱にヒューズ筒を収めます。ふたの前面フックを操作棒で開け閉めします
  • 円筒形は、筒形の本体にヒューズを収めます。日本高圧電気はCF遮断器の名で売っています
  • 屋内用とキュービクル用は箱形にあります。雪害や振動への対策には、CF遮断器のような円筒形を選びます

選ぶときに見る点

選ぶときは「置き場所」「定格電流」「耐塩区分」の3つを先に決めます。

  • 置き場所:屋外か、屋内か、キュービクルの中かで型が変わります。FC-30Cはキュービクル専用で、扉までの距離を330mm以上とります
  • 定格電流:4製品は30Aか50Aです。PC-6は両方あり、100AならPC-7を選びます
  • 耐塩区分:FC-30は0.03mg/cm²、HCは0.12mg/cm²、PB-36Sは0.35mg/cm²です。塩害の地区では耐塩支持碍子や中間碍子との組み合わせも確かめます

遮断電流の見方

遮断電流は、短絡のときにどこまで切れるかを示します。書き方が社によって違うので、そのまま比べないでください。

  • FC-30の遮断電流は、非対称値で1,500Aです
  • PB-36Sの定格遮断電流は、対称値で1kAです
  • HCの遮断電流は12,500Aで、短絡電流の大きな線路で使えます

ヒューズの選び方

ヒューズは本体と別の品で、型ごとに使える種類が決まっています。

  • PC-6のヒューズは、テンションヒューズ1A〜50A、タイムラグヒューズ1A〜30Aで、限流ヒューズも使えます
  • PB-36Sのヒューズは、テンションヒューズ1A〜30A、タイムラグヒューズ1A〜20Aです
  • HCのヒューズは、複合ヒューズを40Aまで使えます

価格

今回確かめた公式の製品ページとカタログに、価格の記載はありません。型番を伝えて、メーカーや販売店に見積もりをとります。

まとめ

  • 変圧器やコンデンサの一次側を開閉し、過負荷から守る機器です
  • 形は箱形と円筒形の2つで、置き場所と使う環境で選びます
  • 定格電流、遮断電流、耐塩区分、適用ヒューズを公式の値で確かめます
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