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GUIDE / DUMMY-LOAD

ダミーロードとは?終端器との違い・種類(同軸・大電力・導波管・ウォーターロード)と選び方

送信機や高周波の線路の端につなぎ、電力を反射させずに吸収するダミーロード(無反射終端器)の3つの種類、許容電力・周波数・VSWR・冷却の見方を、主なメーカーの公式資料の数字で解説します。

2026年11月4日更新

この記事の答え

ダミーロードは、送信機や高周波の線路の端につなぎ、電力を反射させずに吸収する終端器です。無反射終端器・ターミネータとも呼びます。つなぐ線路と電力で、小・中電力の同軸終端器、大電力の同軸ダミーロード、導波管ダミーロード・ウォーターロードの3つに分かれます。選ぶときは「許容電力」「周波数範囲」「コネクタの形」の3つを先に決めます。

ダミーロードとは

ダミーロードは、アンテナの代わりに送信機やアンプの出力につなぎ、出てきた高周波電力を熱に変えて吸収する部品です。電波を出さずに出力を確かめられ、分配器や測定器の空きポートを反射なく閉じるのにも使います。日本高周波は、1W以下の小電力から200kWを超える水冷式まで作っています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るダミーロードを、型番の単位で載せています。

3つの種類

  • 同軸終端器(小・中電力):N形などのコネクタでつなぎ、1Wから100Wほどを吸収します。例は東光電子の TDL-41L、多摩川電子の ST-1012-NP、日本電業工作の DL47-NP-025、スタック電子の T2407、ユウエツ精機の 090-0210 ⁠⁠です
  • 大電力の同軸ダミーロード:数百WからkW級を吸収します。例は日本高周波の DL-302D とサンケンの R-500 ⁠⁠です
  • 導波管ダミーロード・ウォーターロード:導波管の端につなぎ、マイクロ波の大きな電力を吸収します。例は日本高周波の WDL-0214F と島田理化工業のウォーターロードです

許容電力の選び方

  • 送信機やアンプの最大出力より大きい型を選びます
  • サンケンの同軸終端器の定格電力は環境温度25℃のときの値で、75℃では耐電力が定格の0.5倍になります
  • 熱がこもる場所では、許容電力に余裕をとります

周波数範囲とVSWR

  • 使う周波数が範囲に入る型を選びます。VSWRは小さいほど反射が少なくなります
  • 多摩川電子の ST-1012-NP は、3000MHzまでVSWR 1.3以下、5000MHzまで1.4以下です
  • サンケンの R-500 は、DC〜3GHzでVSWR 1.2以下です
  • 日本高周波の大電力の同軸ダミーロードは、6〜8MHzのテレビのチャンネルを指定すると、その中でVSWRを1.07以下にできます

冷やし方の違い

  • 自然空冷は、放熱器だけで熱を逃がします。日本高周波の DL-302D は、自然空冷で3kWまで吸収します
  • 強制空冷は、ファンで冷やします。日本高周波の WDL-0214F はファンを内蔵し、10kWまで吸収します。ファンの無いE形は、別にファンで冷やします
  • ウォーターロードは、冷却水にマイクロ波を吸収させます。日本高周波の型は、定格電力1kWあたり約1ℓ/minの水を流します。島田理化工業はメガワット級の型を作れます

電力を測る使い方

  • 日本高周波の DLMシリーズは、パワーメータを組み込んだダミーロードです
  • ウォーターロードは、水の入口と出口の温度を測ると、吸収した電力を測れます

コネクタと使う場所

  • コネクタの形と、プラグかジャックかを、つなぐ側に合わせます。サンケンの R-500 は、N形のプラグかジャックを指定して頼みます
  • 多摩川電子の ST-1012-NP は非防水で、サンケンの R-500 は屋内用です。日本電業工作は、屋外で使える品もラインナップに入れています

値段

  • 今回載せた9製品は、どれも公式に値段を出していません。型番・コネクタ・許容電力を決めて、各社に見積もりを頼みます
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