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GUIDE / DENKAI-CAPACITOR

電解コンデンサとは?電源・インバーター・車載機器に使う電解コンデンサの種類(リード線形・大形・導電性高分子・タンタル)と⁠、容量・電圧・寿命・価格の選び方

酸化皮膜を誘電体に使う電解コンデンサの4つの種類、アルミ電解とタンタルの違い、導電性高分子とハイブリッドの違い、寿命と温度の関係、極性と保管の注意を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

電解コンデンサは、酸化皮膜などを誘電体にして、小さな形で大きな容量を持つコンデンサです。つくりと大きさで、基板に付ける小形のリード線形、インバーター向けの大形(基板自立形・ねじ端子形)、導電性高分子・ハイブリッド形、タンタルの4つに分かれます。載せた10製品とも公式の価格は出ていないので、品番と数量を決めて見積をとります。

電解コンデンサとは

アルミ電解コンデンサは、陽極のアルミ箔の表面に電気化学的に作った酸化皮膜を誘電体に使います。ふつうの品は構造が非対称で、極性があります。電解液は封止材のすき間から少しずつ外へ出ていき、これが寿命を決める主な原因です。

比較ページには、日本法人が自社または自社グループで作る電解コンデンサを、シリーズの単位で載せています。フィルムコンデンサ、セラミックコンデンサ、電気二重層キャパシタは別に扱います。

4つの種類

  • 小形のリード線形は、2本のリード線で基板に付けます。例はニチコンのUHE、ルビコンのZLHです
  • 大形の基板自立形・ねじ端子形は、インバーターや電源の直流部に付けます。例はニチコンのLNX、日本ケミコンのKMRです
  • 導電性高分子・ハイブリッド形は、ESRが低く大きなリプル電流を流せます。例は日本ケミコンのPXE、ルビコンのPEV、サン電子工業のFVCHです
  • タンタルは、小さなチップ形です。例は松尾電機の267、トーキンのPS/L、ビシェイジャパンの293Dです

アルミ電解とタンタルの違い

  • アルミ電解は、高い電圧と大きな容量に向きます。ニチコンのLNXは、350〜550Vで1,000〜27,000μFです
  • タンタルは小形で、松尾電機は-55〜+125℃の広い温度で特性が安定していると説明しています
  • 載せたタンタルで定格電圧が最も高いのは、ビシェイの293Dの75Vです

導電性高分子とハイブリッドの違い

  • 導電性高分子形は、電解質に導電性高分子を使います。日本ケミコンのPXEは、2.5〜16Vで33〜2,700μFです
  • ハイブリッド形は、導電性高分子に液体を組み合わせた型です。ルビコンのPEVは、25〜80Vで105℃10,000時間です
  • サン電子工業のFVCHは、使用温度の上限が+135℃です
  • トーキンのPS/Lは、陰極に導電性高分子を使ったタンタルで、二酸化マンガンの型よりESRを下げています

寿命と温度

  • ニチコンのLNXは85℃で20,000時間、日本ケミコンのPXEは105℃で15,000時間を保証しています
  • 日本ケミコンの資料では、温度加速係数は60〜95℃で約2で、10℃2倍則として使われます
  • 周りの温度を下げるほど長く持つので、熱の出る部品から離して付けます

極性・電圧・保管の注意

  • 極性を逆にして付けません。逆の電圧や定格を超える電圧をかけると、ガスが出て内圧が上がります
  • 松尾電機の267とビシェイの293Dは、85℃を超えて使うときは電圧を下げます
  • 長く保管した品は、電圧処理をしてから使います。ルビコンは、これで漏れ電流を初期の水準まで下げられると案内しています

値段

  • 載せた10製品とも、公式の価格は出ていません
  • 品番か、静電容量・定格電圧・数量を決めて、代理店か各社の窓口で見積をとります
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