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産業用センサーや小型機器へ組み込む全固体電池を選ぶ、回路設計・開発・購買の担当の方へ

全固体電池のメーカー3社比較【2026年】

全固体電池は、電解質を含むすべての材料を固体で構成した電池です。

ABOUT

全固体電池とは

比較表を見る ↓

全固体電池とは、電解質を含む構成材料を固体にした構造の電池です。
ここでは、産業用センサーや小型機器に組み込む、
充電して繰り返し使う全固体二次電池を扱います。
酸化物系と硫化物系を型式単位で比べます。

製品の特長

  • 電解液を使わない固体電解質でイオンを運ぶ
  • 基板へ実装できる小型セルがある
  • 量産品と評価用サンプルを分けて選べる

使うメリット

  • 液漏れを避けて小型機器へ組み込める
  • 環境発電で得た電気を蓄えられる充電条件は型式ごとに確認する
  • 高温・低温の機器に使える型がある

選ぶときに注意すること

  1. 充電温度と放電温度を混ぜない
  2. 容量の公称・標準・定格と測定電流を確認する
  3. 最大放電電流と連続で流せる電流を区別する
  4. 実装温度・湿度・充電制御の条件をメーカーと確認する
  5. サンプルの供給条件と量産時期は別に確認する

※定義・材料・用途はFDKの製品資料とFAQ、硫化物系の特長はマクセル、酸化物系チップの使用制限はTDKのデータシートによります。安全性や寿命は各社の試験条件で確認します。

LIST

全固体電池の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

全固体電池5製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

酸化物系

3製品
FDK株式会社酸化物系全固体電池 SoLiCell SCC4532K小型IoTセンサーの電源口コミを書く要見積

公称容量0.15mAhの酸化物系セルです。3V系のIoTセンサーやバックアップ回路に組み込める、リフロー実装の小型部品です。

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系
公称電圧
3V
容量
公称0.15mAh
動作温度
使用温度-20〜105℃
外形寸法
長さ4.5×幅3.2×高さ1.4mm
充電条件
CC-CV、3.37〜3.43V
放電電流
標準放電0.03mA
基板実装
リフロー実装
供給状況
サンプル供給
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
FDK株式会社酸化物系全固体電池 SoLiCell SCD4532KRTCのバックアップ電源口コミを書く要見積

定電圧充電に対応した簡易充電モデルです。公称3V・0.10mAhで、RTCのバックアップや環境発電からの充電に使います。

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系
公称電圧
3V
容量
公称0.10mAh
動作温度
使用温度-20〜105℃
外形寸法
長さ4.5×幅3.2×高さ1.4mm
充電条件
CC-CV、2.8〜3.2V
放電電流
標準放電0.02mA
基板実装
リフロー実装
供給状況
サンプル供給
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
TDK株式会社酸化物系全固体電池 CeraCharge BCT1812M101AG環境発電の蓄電・RTC電源口コミを書く要見積

1.5V・100µAhの酸化物系チップ電池です。環境発電の蓄電やRTCのバックアップに使い、リフローで基板へ実装できます。

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系セラミック
公称電圧
1.5V
容量
公称100µAh
動作温度
動作温度-20〜80℃
外形寸法
長さ4.4×幅3.0×高さ1.1mm
充電条件
定電圧1.6V、制限電流200µA未満
放電電流
公称放電20µA
基板実装
リフロー実装
供給状況
製品供給
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

硫化物系

2製品
マクセル株式会社硫化物系全固体電池 PSB401010H高温・低温環境の機器電源口コミを書く要見積

放電温度-50〜125℃の硫化物系セルです。標準容量8.0mAhをセラミック外装に収め、リフローで基板へ実装できます。

固体電解質
硫化物系
固体電解質
硫化物系
公称電圧
2.3V
容量
標準8.0mAh
動作温度
充電-20〜115℃、放電-50〜125℃
外形寸法
縦10.5×横10.5×高さ4.0mm
充電条件
CCCV、2.6V、標準4.0mA
放電電流
最大放電30.0mA、25℃・1秒後1.8V以上
基板実装
リフロー実装
供給状況
量産中
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
マクセル株式会社硫化物系全固体電池 PSB401010T高温工程のセンシング電源口コミを書く要見積

充放電の上限温度を150℃にした硫化物系セルです。標準容量6.0mAhで、高温環境の機器に向けてサンプル出荷を案内しています。

固体電解質
硫化物系
固体電解質
硫化物系
容量
標準6.0mAh
動作温度
充電0〜150℃、放電-20〜150℃
外形寸法
縦10.5×横10.5×高さ4.0mm
供給状況
サンプル出荷案内
記載なし
公称電圧・充電条件・放電電流・基板実装
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

酸化物系3製品

FDK株式会社

酸化物系全固体電池 SoLiCell SCC4532K

小型IoTセンサーの電源

公称容量0.15mAhの酸化物系セルです。3V系のIoTセンサーやバックアップ回路に組み込める、リフロー実装の小型部品です。

コスト要見積

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系
公称電圧
3V
容量
公称0.15mAh
動作温度
使用温度-20〜105℃
外形寸法
長さ4.5×幅3.2×高さ1.4mm
充電条件
CC-CV、3.37〜3.43V
放電電流
標準放電0.03mA
基板実装
リフロー実装
供給状況
サンプル供給
公式ページへ
FDK株式会社

酸化物系全固体電池 SoLiCell SCD4532K

RTCのバックアップ電源

定電圧充電に対応した簡易充電モデルです。公称3V・0.10mAhで、RTCのバックアップや環境発電からの充電に使います。

コスト要見積

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系
公称電圧
3V
容量
公称0.10mAh
動作温度
使用温度-20〜105℃
外形寸法
長さ4.5×幅3.2×高さ1.4mm
充電条件
CC-CV、2.8〜3.2V
放電電流
標準放電0.02mA
基板実装
リフロー実装
供給状況
サンプル供給
公式ページへ
TDK株式会社

酸化物系全固体電池 CeraCharge BCT1812M101AG

環境発電の蓄電・RTC電源

1.5V・100µAhの酸化物系チップ電池です。環境発電の蓄電やRTCのバックアップに使い、リフローで基板へ実装できます。

コスト要見積

固体電解質
酸化物系
固体電解質
酸化物系セラミック
公称電圧
1.5V
容量
公称100µAh
動作温度
動作温度-20〜80℃
外形寸法
長さ4.4×幅3.0×高さ1.1mm
充電条件
定電圧1.6V、制限電流200µA未満
放電電流
公称放電20µA
基板実装
リフロー実装
供給状況
製品供給
公式ページへ

硫化物系2製品

マクセル株式会社

硫化物系全固体電池 PSB401010H

高温・低温環境の機器電源

放電温度-50〜125℃の硫化物系セルです。標準容量8.0mAhをセラミック外装に収め、リフローで基板へ実装できます。

コスト要見積

固体電解質
硫化物系
固体電解質
硫化物系
公称電圧
2.3V
容量
標準8.0mAh
動作温度
充電-20〜115℃、放電-50〜125℃
外形寸法
縦10.5×横10.5×高さ4.0mm
充電条件
CCCV、2.6V、標準4.0mA
放電電流
最大放電30.0mA、25℃・1秒後1.8V以上
基板実装
リフロー実装
供給状況
量産中
公式ページへ
マクセル株式会社

硫化物系全固体電池 PSB401010T

高温工程のセンシング電源

充放電の上限温度を150℃にした硫化物系セルです。標準容量6.0mAhで、高温環境の機器に向けてサンプル出荷を案内しています。

コスト要見積

固体電解質
硫化物系
固体電解質
硫化物系
容量
標準6.0mAh
動作温度
充電0〜150℃、放電-20〜150℃
外形寸法
縦10.5×横10.5×高さ4.0mm
供給状況
サンプル出荷案内
記載なし
公称電圧・充電条件・放電電流・基板実装
公式ページへ
Q&A

全固体電池選びで、よくある疑問

購買担当の疑問全固体電池の価格は、いくら?

掲載したセルの公式資料には公開価格がありません。PSB401010Hの量産調達と、SoLiCellの評価用サンプルを分け、必要数・用途・温度条件を伝えて見積もりを取ります。

設備担当の疑問全固体電池とリチウムイオン電池の違いは?

全固体電池は電解質を含む構成材料が固体です。SoLiCellは電解液を使わず、SCC4532Kは公称3V・0.15mAhの二次電池として案内されています。

設備担当の疑問酸化物系と硫化物系の違いは?

固体電解質の材料が違います。酸化物系のCeraChargeは公称1.5V・100µAh、硫化物系のPSB401010Hは公称2.3V・標準8.0mAhで、方式だけでなく回路に合う電圧と容量で絞ります。

工場長の疑問全固体電池は「実用化できない」?いつから調達できる?

PSB401010Hは公式の仕様表に量産中と明記されています。FDKのSCC4532KとSCD4532Kはサンプル供給を案内しており、量産品と同じ納期・供給量とは扱いません。

設備担当の疑問全固体電池の動作温度は何℃⁠⁠⁠まで?

PSB401010Hは充電-20〜115℃・放電-50〜125℃です。PSB401010Tの発表仕様は充電0〜150℃・放電-20〜150℃で、充電と放電を分けて照合します。

設備担当の疑問小型の全固体電池のサイズは?

SCC4532KとSCD4532Kは長さ4.5×幅3.2×高さ1.4mmです。CeraCharge BCT1812M101AGは長さ4.4×幅3.0×高さ1.1mmで、実装ランドとリフロー条件も確認します。

設備担当の疑問全固体電池の充電時間と充電方法は?

SCD4532Kは定電圧充電に対応した簡易充電モデルで、製品表の充電電圧は2.8〜3.2Vです。SCC4532Kは3.37〜3.43Vで、データシートは15〜25℃を外れる充電についてFDKへの相談を求めています。充電時間は共通の値ではなく、型式別の充電電流・電圧・終止条件を確認します。

施設管理の疑問全固体電池の寿命は何年?

全製品に共通する年数は決められません。CeraChargeは充電電圧を1.6Vより上げるとサイクル寿命に影響するため、機器の温度・湿度・充放電条件で評価します。

設備担当の疑問環境発電やIoTセンサーの電源に使える?

FDKはSoLiCellについて、モデルによっては1セルあたり1mW以下でも充電できると案内しています。SCD4532KはRTCバックアップや環境発電からの充電向けで、発電量と待機電流を合わせて設計します。

設備担当の疑問容量のmAhとµAhをそのまま比べてよい?

単位に加え、公称・標準・定格の区別と放電条件を揃えます。PSB401010Hは標準8.0mAhと定格7.0mAhで放電電流が異なり、SCC4532Kも公称0.15mAhと定格0.13mAhを分けています。

購買担当の疑問カナデビアやNGKの電池は載っている?

カナデビアは2026年7月に全固体電池事業をスズキへ譲渡しており、旧メーカー名で重ねて掲載しません。NGKのEnerCeraは微量の電解液を含む半固体電池なので、この全固体セルの比較から除いています。

設備担当の疑問全固体電池のメリット・デメリットは?

電解液を使わず、液漏れを避けて小型機器に組み込めます。デメリットは使用環境に制約があることで、CeraChargeは動作時の相対湿度60%以下、SCC4532Kは絶対湿度20g/m³を超える使用について事前相談という条件があります。

TYPES

全固体電池の固体電解質の違い

ボタンを押すと、表がその固体電解質の製品だけになります。

酸化物系

酸化物系の固体電解質を使う型です。FDKのSoLiCellとTDKのCeraChargeは、小型の表面実装セルです。充電回路の電圧と温度・湿度の条件を型式ごとに合わせます。

向いている使い方

  • 小型IoTセンサー
  • RTC・メモリーのバックアップ
  • 環境発電の蓄電

根拠:FDKは酸化物系の固体電解質、TDKはセラミック酸化物の電解質を案内しています。(出典1)

この固体電解質の3製品を表で見る

硫化物系

硫化物系の固体電解質を使う型です。マクセルはイオン伝導度を生かした高レート放電を案内しています。セラミック外装のセルでも、量産品とサンプル品では供給条件が異なります。

向いている使い方

  • 高温・低温環境のセンシング
  • インフラのモニタリング
  • 産業機器のバックアップ

根拠:マクセルは硫化物系固体電解質による高レート放電を案内しています。(出典4)

この固体電解質の2製品を表で見る
MAKERS

全固体電池の主なメーカー3社

全固体電池の主なメーカーは、次の3社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

TDK株式会社

1.5V・100µAhの酸化物系チップ電池です。

東京都

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:産業用センサー・IoT機器・RTCやメモリーのバックアップなどに組み込む全固体二次電池セルを扱います。日本法人が自社または自社グループで製造・供給し、現行の公式案内で型式と仕様を確認できる酸化物系・硫化物系を、1社1〜2製品掲載しています。サンプル供給を案内する開発品は供給状況と資料時点を明記し、量産品と区別しています。供給案内のない研究試作のみのセル、車載用の開発計画だけのもの、電解質・電極などの研究材料、半固体電池、液系リチウムイオン電池、完成した蓄電システム、電源モジュール・評価基板単体、家庭用だけの品、中古・販売終了品、他社製品の輸入販売元・総代理店は除きます。液系のセル・パックはlithium-ion-battery、一次電池はlithium-primary-battery、充電器はbattery-chargerで扱い、重複掲載しません。型式別の供給・仕様を確認できた3社に絞り、研究開発の参加企業を社数に加えていません。公称容量・標準容量は原資料の区別を残し、充放電電流と温度条件を揃えて確認します。並びは方式ごと、メーカー名の五十音順です。

並び順:固体電解質ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

全固体電池を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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