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GUIDE / DENGENSHA

電源車とは?移動電源車の種類(高圧・低圧・牽引式)と、出力・免許・運転時間・価格の選び方

停電・災害・工事・イベントで電気を送る電源車(移動電源車)の3つの種類、出力と電圧、運転できる免許、運転時間、路上で使うときの手続きと、価格の考え方をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

電源車は、発電機を車に載せて、電気の来ない場所へ走って送る車です。移動電源車・発電機車とも呼びます。送る電圧と車の形で、高圧電源車・低圧電源車・牽引式やクローラ式に分かれます。選ぶときは「何Vで送るか」「出力は何kVAか」「誰が運転するか」の3つを先に決めます。値段を公式に出しているメーカーは無く、どれも見積りです。

電源車とは

電源車は、発電機とエンジン、送電の機器とケーブルを車に積み、停電した建物や電気の来ていない現場へ走って電気を送る車です。電力会社が停電した配電線へ送るほか、工場や病院の停電対策、変電設備の点検中の仮設電源、イベントや工事の電源に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る電源車を、代表の型の単位で載せています。車に載せない可搬形や据え付けの発電機、蓄電池だけで送るポータブル電源、レンタル会社が持つ電源車は載せていません。

3つの種類

  • 高圧電源車:6,600Vなどの高圧で、配電線や高圧受電の設備へ送ります。例は明電舎の GV2000H と、ニシハツの移動用発電車です
  • 低圧電源車:トラックやバンに載せ、200V・400V級で分電盤や機械へ送ります。例はデンヨーの DCA-400SGC-H と DCA-60SGC-I、東京電機の TTNP-65、明電舎の GV200L、北海道電気相互の移動型電源車です
  • 牽引式・クローラ式:トレーラーで引く型と、ゴムクローラで走る型です。例はエヌデックの牽引式電源車と、東京電機の MTRP-100 ⁠⁠です

出力と電圧

  • エヌデックの牽引式電源車は、8〜10kVA程度です
  • 東京電機の TTNP-65 は、60kVA(50Hz)と65kVA(60Hz)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • デンヨーの DCA-400SGC-H は、350kVA(50Hz)と400kVA(60Hz)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 明電舎は75〜2000kVAまでそろえ、GV2000H は2000kVAを3,300・6,600Vで送ります
  • ラインナップを超える出力は、2台以上を同期させてまかないます(明電舎のカタログ)

運転できる免許と車の重さ

  • 東京電機の TTNP-65 は、車両総重量5t以下で準中型免許で運転できます
  • デンヨーの DCA-60SGC-I は、整備質量5,000kg未満です。大きな DCA-400SGC-H は12,940kgです
  • エヌデックの牽引式電源車は750kg以下なので、牽引免許なしで普通免許の車で引けます
  • 東京電機の MTRP-100 は、大型特殊のナンバーで登録し、総質量は9,300kgです

運転時間と燃料

  • 東京電機の TTNP-65 は、約4時間(50Hz)⁠で⁠す⁠。燃料を足せば延びます
  • 東京電機の MTRP-100 は、燃料タンク190Lで8時間(50Hz)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • エヌデックの牽引式電源車は、タンク62Lで約20時間です
  • 明電舎のカタログでは、発電中に燃料を足せば72時間動かせます
  • 北海道電気相互の移動型電源車は、発電専用のエンジンを積まず、車両のエンジンで発電します

使うときの手続き

  • 路上に止めて使うときは、警察署に道路使用許可を申請します
  • 主任技術者は、据え付けの発電装置と同じく選任して届け出ます
  • 燃料を多く積むときは消防へ届け出ます。10日以内なら、所轄の消防の承認で仮に貯蔵できます
  • 同じ場所に3か月以上置くと、ばい煙発生施設とみなされます

値段

  • このページの9製品に、値段を公式に出しているものはありません
  • デンヨーは受注生産、ニシハツはオーダーメイド制です。車両・出力・電圧を決めて、見積りを取ります
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