口コミを書く
GUIDE / CURRENT-TRANSFORMER

カレントトランスとは?変流器(CT)の種類(貫通形・巻線形・分割形)と、変流比・定格負担・確度・価格の選び方

受配電盤・分電盤・電力監視で電流を取り出すカレントトランス(変流器・CT)の3つの種類、変流比と定格一次電流の決め方、定格負担と確度階級の見方、二次側を開放してはいけない理由、値段の出し方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

カレントトランスは、大きな交流電流を、計器や継電器につなげる小さな電流に変える変流器です。CT・計器用変流器とも呼びます。電線の通し方で、窓に通す貫通形・一次巻線を持つ巻線形・電線をはさむ分割形に分かれます。選ぶときは「何Aの回路か」「何をつなぐか」「後から付けるか」の3つを先に決めます。

カレントトランスとは

カレントトランスは、主回路の大きな交流電流を、電流計・電力計・保護継電器が扱える小さな電流に変える機器です。富士電機テクニカの説明では、計器用変圧器(VT)と変流器(CT)を合わせて計器用変成器と呼びます。主回路と計器を切り離せるので、高圧や大電流の回路も安全に測れます。

種類と違い

  • 貫通形は、本体の窓に一次側の電線やブスバーを通します。大崎電気工業の CPR-5 は、貫通穴にゆとりがあり、電線を通す作業が楽です
  • 巻線形は、一次巻線や一次導体を中に持ちます。第一エレクトロニクスの CM1-15 は、一次5〜30Aの小さな電流を5Aに変えます
  • 分割形は、鉄心が開いて電線をはさみます。マルチ計測器の CTF-24 は、直径24mmまでの電線に停電させずに付けられます

変流比と定格一次電流の決め方

  • 大崎電気工業は、定格一次電流を負荷電流の約1.5倍で選ぶよう書いています
  • 二次電流は5Aが標準です。遠くで測るときは1A品を使います
  • 貫通形は、窓に通す回数で変流比が変わります。富士電機テクニカの説明では、100AT/5Aの型に2ターン通すと、一次50Aで二次に5Aが流れます

定格負担と確度階級

  • 定格負担は、計器の負担に二次側の電線の負担を足した値より大きいものを選びます。二次側の電線を長くするほど負担が増えます
  • 第一エレクトロニクスの CR2-5 は5VA、東光高岳の CC-81 は40VAです
  • 確度階級は、0.5級が精密計測用、1.0級が普通計測用です。電力需給用では、500kW未満は1.0級、500kW以上10,000kW未満は0.5級の変成器を使います

使うときの注意

  • 一次に電流が流れているまま二次側を開くと、二次側に高電圧が出て焼損するおそれがあります。計器を外す前に二次側を短絡します
  • kとlを逆につなぐと、電流計は指しますが、電力計・無効電力計・力率計は正しく指しません
  • 取引用の電力量計と組むなら、検定に使える型を選びます。大崎電気工業の CDR-5W は、普通電力量計と組み合わせて検定を受けられます

値段

  • 値段を公式に出しているのは3製品です。マルチ計測器の CTF-24 は標準価格3,500円(税別)、ユー・アール・ディーの CTL-12L-8 はサンプル価格1,700円、CTL-24-CLS は4,000円です
  • 計器用変流器や高圧の型は公開価格が無いので、変流比・定格負担・確度をそろえて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉