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GUIDE / COAXIAL-CABLE

同軸ケーブルとは?テレビ受信用(5C-FB)・映像用(SDI)・無線用(50Ω)の種類と、50Ωと75Ωの違い、型番の読み方、減衰量の選び方

放送・通信設備や建物の配線、計測器まわりで使う同軸ケーブルの3つの種類、50Ωと75Ωの使い分け、5C-FB・3D-2Vなど型番の読み方、減衰量の見方と太さの選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月26日更新

この記事の答え

同軸ケーブルは、中心の導体を絶縁体で包み、その周りを外部導体で覆った電線です。テレビ・CATVや放送局の映像には75Ω、無線機の給電線や計測器には50Ωを使います。選ぶときは「つなぐ機器は50Ωか75Ωか」「使う周波数での減衰量」「引く距離に合う太さ」の3つを先に決めます。

同軸ケーブルとは

同軸ケーブルは、中心導体を絶縁体で包み、その周りを外部導体が覆う電線です。外部導体が信号を包むので、外のノイズを受けにくく、高い周波数の信号を送れます。テレビ・CATVの受信、放送局やスタジオの映像、無線機とアンテナの給電線、計測器のリードまで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る同軸ケーブルを、品名と太さの単位で載せています。光ファイバーケーブル、LANケーブル、コネクタだけの品、家庭用のプラグ付き短い線は載せていません。

3つの種類

  • テレビ受信用(75Ω)は⁠、アンテナからテレビ端子までの配線に使います。例は、フジクラ・ダイヤケーブルと冨士電線の S-5C-FB、日本DXアンテナの S5CFBAS100 ⁠⁠⁠です
  • 映像用(75Ω・SDI)は⁠、放送局の SDI 信号や検査カメラの映像を送ります。例は、カナレ電気の L-5.5CUHD、平河ヒューテックの 5C-FB G、沖電線の CoaXPress ケーブルです
  • 無線・計測用(50Ω)は⁠、無線機の給電線や機器の中の配線、計測器のリードに使います。例は、フジクラ・ダイヤケーブルの 5D-FB-LITE、カナレ電気の L-5DFB、TOTOKU の RUOTA TCA322、平河ヒューテックの 3D-2V ⁠⁠⁠です

50Ωと75Ωの違い

  • 75Ωは、テレビ放送・ビデオ信号・ケーブルテレビなど、映像に使います
  • 50Ωは、無線・業務用の通信機器・携帯基地局に使い、計測機器の標準も50Ωです
  • つなぐ機器の端子に合わせて選びます。コネクタも F型・BNC・N型・SMA から端子に合うものにします

型番の読み方

  • 冨士電線のカタログでは、S-5C-FB の S は衛星放送受信用、5 は外部導体のおよその内径(mm)、C は75Ωです
  • 後ろの F は発泡ポリエチレンの絶縁体、B はアルミ箔テープに編組をかけた外部導体です
  • 3C・4C・5C は、数字が大きいほど太くなります
  • 国内の JIS 規格品は 3C-2V・5C-FB、海外の MIL 規格品は RG-58・RG-59 のような名前です

減衰量の見方

  • 減衰量は、決まった長さで信号がどれだけ弱るかを dB で表した値で、周波数が高いほど大きくなります
  • メーカーで載せている周波数が違うので、使う周波数の値どうしで比べます
  • 4K8K衛星放送の3224MHzでは、日本DXアンテナの S5CFBAS100 が、44.8dB/100m ⁠⁠です
  • 同じ3224MHzで、冨士電線の S-5C-FB は、459dB/km ⁠⁠⁠です
  • 冨士電線の S-5C-FB は、最大減衰量を標準値の115%以下としています

太さと距離

  • 3C-2V は、数mから数十mまでの配線に向きます。それより長いなら、太い線にします
  • 屋外のアンテナから宅内まで長く引くなら、5C以上の太い線にします
  • 細い線は取り回しやすい代わりに減衰が大きくなります。TOTOKU の RUOTA TCA322 は、外径3.80mmで、20GHzでの減衰量が2.1dB/m ⁠⁠です

屋外で使うとき

  • 日本DXアンテナの S5CFBAS100 は、宅内から屋外のアンテナ配線まで使えます
  • 冨士電線の S-5C-FB は屋内と一部屋外用です。一部屋外は、屋外のアンテナから建物内への数mほどを指します
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