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GUIDE

双方向直流電源とは?電力の供給と吸収を1台でこなす回生電源の種類(小容量・中容量・大容量)と、電圧・電力・回生効率の選び方

電池・EV部品・パワーコンディショナの試験で使う双方向直流電源(回生型直流電源)の3つの種類、直流安定化電源や電子負荷との違い、回生効率と応答の見方、入力電源と拡張の決め方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

双方向直流電源は、機器へ電力を送る電源の働きと、機器から電力を吸い込む電子負荷の働きを1台でこなす直流電源です。吸い込んだ電力を熱にせず戻すので、回生電源とも呼びます。選ぶときは「電圧と電流の範囲」「1台で出す電力」「工場の入力電源」の3つを先に決めます。

双方向直流電源とは

双方向直流電源は、電力を送る力行と、電力を吸い込む回生を、配線をつなぎ替えずに切り替える試験用の電源です。電池の充放電試験、モーターの力行と回生の試験、車載充電器やパワーコンディショナの評価に使います。

比較ページには、自社で作るか自社ブランドで売る会社の双方向直流電源を、各社の代表の型の単位で載せています。回生しない直流安定化電源、電子負荷だけの機種、海外ブランドの輸入販売は載せていません。

3つの種類

  • 小容量型は、1台5kWの薄い型です。テクシオのPBW-502Hは525V・±30A、PBW-502Lは80V・±150Aです
  • 中容量型は、1台6kW〜20kWの型です。菊水のPXB20K-1500は1500V・±30A・20kW、クロマの62180D-1800は1800V・40A・18kW、松定プレシジョンのPBR850V53A15kWは850V・53A・15kWです
  • 大容量型は、1台30kW以上の型です。三社電機製作所のS・Loopは500V・±180A・±30kW、計測技術研究所のNT-AD-50KD-Bは350V・±300A・50kW、高砂製作所のRZ-X-100Kは100kWです

直流安定化電源・電子負荷との違い

  • 直流安定化電源は、電力を出すだけで吸い込めません
  • 電子負荷は、電力を吸い込むだけで出せません
  • 双方向直流電源は、どちらも1台でこなし、吸い込んだ電力を回生します
  • 高砂製作所の解説では、電圧の極性はプラス側だけで、電流の向きをプラスとマイナスで切り替えて動きます

回生効率と応答の見方

  • 菊水のPXB20K-1500の回生効率は、90%以上です
  • テクシオのPBW-502Hの回生効率は最高92%で、5kWを吸い込んだときの損失は実質0.4kWです
  • 計測技術研究所のNT-AD-50KD-Bの回生効率は定格時90%で、定格電力の15%以上なら80%以上です
  • 電流の応答は、三社電機製作所のS・Loopが1msec以下、テクシオのPBW-502Lが1msecです。モーターの急な電流の変化を試すなら、この数字を比べます

入力電源と拡張を先に決める

  • テクシオのPBWとMywayプラスのMWBFP3-1008-J02の入力は、三相200Vです
  • 三社電機製作所のS・Loopの入力は、三相380〜440Vです
  • 菊水のPXBは200Vか400Vかを買うときに選び、後から切り替えられません
  • 容量は並列で増やせます。テクシオのPBW-502Hは20台で100kW、高砂製作所のRZ-X-100Kは20台で2000kWです
  • MywayプラスのpCUBEは、最低限の台数を買い、足りない分をレンタルで足せます

値段

このページの製品は、公式ページに値段を出していません。電圧・電流・電力と台数を決めて、各社に見積もりを取ります。

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