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GUIDE / ANALOG-SWITCH-⁠IC

アナログスイッチICとは?スイッチ型・マルチプレクサ型の違いと、オン抵抗・電源電圧の選び方

アナログ信号の通り道を切り替えるアナログスイッチICの2つの方式、SPST・8:1などの回路構成、オン抵抗・電源電圧・動作温度の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

アナログスイッチICは、アナログ信号の通り道を、デジタルの制御信号で入り切りする半導体です。1本を入り切りするスイッチ型と、何本かから1本を選ぶマルチプレクサ型に分かれます。選ぶときは「何本を切り替えるか」「信号の電圧はいくつか」「オン抵抗はどこまで許すか」の3つを先に決めます。

アナログスイッチICとは

アナログスイッチICは、計測器・オーディオ・センサー回路の基板で、アナログ信号の通り道をマイコンの出力などで切り替えるICです。リレーと同じ役目を半導体でこなすので、小さく、接点が減りません。信号は両方向に通ります。

比較ページには、日本のメーカーと、日本法人を持つ海外メーカーの自社グループ製品を、型番の単位で載せています。高い周波数を扱うRFスイッチ、バススイッチ、販売終了品、代理店が売る他社製品は載せていません。

2つの方式

  • スイッチ型は、1本の通り道を入り切りします。例は日清紡マイクロデバイスの NJU201A と、テキサス・インスツルメンツの TMUX1101 ⁠⁠⁠です
  • マルチプレクサ型は、何本かの入力から1本を選びます。例は日清紡マイクロデバイスの NJU4051B と、ルネサス エレクトロニクスの ISL84051 ⁠⁠⁠です

回路構成

  • 東芝デバイス&ストレージの 74VHC4066AFT は、SPSTを4回路入れています
  • TIの TMUX1101 は、SPSTが1回路だけの5ピンの型です
  • 東芝の 74HC4051FT と TIの TMUX1208 は、8本から1本を選びます
  • 日清紡の NJU4051B は、8チャンネルを3本のデジタル信号で選びます

オン抵抗

  • TIの TMUX1101 は1.8Ω、TMUX1208 は5Ωと小さく、精度の要る測定に向きます
  • ルネサスの DG411 は35Ω以下、ビシェイの DG201B は45Ω、日清紡の NJU201A は標準50Ωです
  • 日清紡の NJU4051B は220Ω、ルネサスの ISL84051 は±5Vで100Ω以下です

電源電圧と信号の範囲

  • 通せる信号は電源電圧の範囲までなので、マイナスの信号は両電源の型を選びます
  • ルネサスの DG411 は、単電源で5〜44V、両電源で±5〜±20Vで使えます
  • ビシェイの DG201B は、±22Vまでの入力信号を扱えます
  • TIの TMUX1101 と TMUX1208 は、1.08〜5.5Vの低い電圧の基板向けです
  • 日清紡の NJU4051B は、3〜18Vの広い電源で動きます

動作温度

  • 東芝の 74VHC4066AFT と 74HC4051FT、TIの TMUX1101 と TMUX1208 は、-40〜125℃です
  • 日清紡の NJU4051B とビシェイの DG201B は、-40〜85℃です
  • 日清紡の NJU201A は、0〜70℃です

置き換えと手配

  • ルネサスの ISL84051 は、74HC4051とピンが同じです
  • 日清紡の NJU4051B は、CD4051Bの相当品として案内されています
  • 価格はどの製品も公式に出ていないので、数量とパッケージを決めて見積もりをとります
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