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GUIDE / DATA-MASKING

データマスキングツールとは?種類(テストデータ作成・匿名加工・文章)と選び方

データマスキングツールの意味、テストデータ作成型・匿名加工型・文章マスキング型の違い、暗号化との違いと、対象データ、整合性、価格の見方を、各社の公式資料で整理しました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

データマスキングツールは、本番データの個人情報や機密情報を別の値に置き換えて伏せるソフトウェアです。データベースをテストに使うならテストデータ作成型、法令に沿って分析に回すなら匿名加工型、文書や自由記述を伏せるなら文章マスキング型を選びます。

データマスキングツールとは

本番データの氏名や住所、電話番号などを、別の値に置き換えるソフトウェアです。データ匿名化ツールや秘匿化ツールとも呼びます。テスト環境や分析基盤、委託先、生成AIに渡す前に使います。

ISO/IEC 27001は2022年の改訂で、機密データの管理策にデータマスキングが明記されました。

種類と違い

  • テストデータ作成型は、データベースの値を形を保ったまま変えます。テストエース、Insight Masking、Oracle Data Masking and Subsetting、IBM Optim Test Data Management、個人情報秘匿システムがこの型です。
  • 匿名加工型は、個人を特定できないように統計の性質を保って加工します。tasokarenaがこの型で、k-匿名化やPk-匿名化を使います。
  • 文章マスキング型は、文書や自由記述の中の個人情報を見つけて消します。個人情報マスキングAIツール、AimeMasking、フリーテキストマスキングがこの型です。

暗号化との違い

暗号化は、鍵がある人だけが読めるように中身を隠します。マスキングは、読めるデータのまま値を置き換えます。中身を見ながら使うテスト環境や分析には、マスキングが合います。

選ぶときに見る所

選ぶときは「何を伏せるか」「関係を保てるか」「どこで動かすか」の3つを先に決めます。

  • 対象データを見ます。Insight MaskingはOracle、SQL Server、PostgreSQL、MySQL、MariaDBに使えます。テストエースはOracle、SQL Server、PostgreSQLのほか、CSVとTSVも扱えます。
  • 整合性を見ます。テストエースはテーブル間の関連性と一意性制約を保ちます。個人情報秘匿システムは同じ文字を同じ別の文字に変えるので、名寄せのテストにも使えます。
  • 動かす場所を見ます。フリーテキストマスキングはスタンドアローンで動き、AimeMaskingはネットワーク接続なしで動きます。Insight MaskingにはSaaS版とセルフホスト版があります。
  • 見つけ方を見ます。個人情報マスキングAIツールは自然言語処理AIで見つけます。Insight MaskingはAIとルールベースを使い分けます。

価格

公式に値段を出しているのは、個人情報秘匿システムの定価1ライセンス345万円(税抜)⁠で⁠す⁠。ほかの製品は問い合わせです。Insight MaskingのSaaS版は処理文字数の課金で、セルフホスト版はサーバーリソースの課金です。

使うときの注意

  • 文章型は、伏せた結果を人が抜き取りで確かめます。
  • 伏せ方が強いほど、分析やテストに使える情報が減ります。
  • 匿名加工情報として扱うときは、法令の基準に沿った加工と公表などの手続きを別に確かめます。
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