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GUIDE / BUSINESS-BACKUP

法人向けバックアップとは?ランサムウェア対策の種類(ソフト・専用機・クラウド)と、上書きできない保存・復旧のしかた・価格の選び方

ランサムウェアに備える法人向けバックアップの3つの種類、イミュータブル(上書きできない保存)の見方、仮想マシンを先に起動する復旧のしかた、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

法人向けバックアップは、ランサムウェアや故障で失った会社のデータとサーバーを元に戻すための備えです。入れ方で、自社のサーバーに入れるソフト型・機器ごと買う専用機型・事業者に預けるクラウド型に分かれます。選ぶときは「どこに写しを置くか」「消せない形で残せるか」「何分で戻したいか」の3つを先に決めます。

法人向けバックアップとは

法人向けバックアップは、会社のサーバーや業務データの写しをとり、攻撃や故障のあとで元に戻す製品です。バックアップまで狙う攻撃があるので、写しがあるだけでなく、消されない形で残せるかが大事です。

比較ページには、日本の会社と日本法人を持つ会社が自社ブランドで案内する製品を載せています。ファイル共有が主のNASと、ファイルの保管と共有のクラウドストレージは、それぞれの比較に載せています。

3つの種類

  • ソフト型:自社のサーバーやクラウドに入れて使います。例はActiveImage Protector、Arcserve UDP、IBM Storage Protect、Veeam Data Platformです
  • 専用機型:バックアップ専用の機器を買って置きます。例はBarracuda Backup、iStorage HS3-70、PowerProtect Data Domain DD6410、ActiveProtect、Oracleのデータベース専用のZero Data Loss Recovery Applianceです
  • クラウド型:事業者のクラウドに預けて使います。例はAcronis Cyber Protect、AOSBOX Business Pro、AWS Backup、Azure Backup、Backup and DR サービス、Cloud Backup for Microsoft 365です

上書きできない保存の見方

  • iStorage HS3-70は、設定した保護期間のあいだ改ざんを防ぐ機能を持ちます
  • ActiveProtectは、組み込み型のWORMで改ざんと削除を防ぎます
  • Arcserve UDPは、統合先のArcserve Cyber Resilient Storageに保存します
  • IBM Storage Protectは、変更不可能なオブジェクト・ストレージを保存先に使えます
  • AWS Backupは論理エアギャップボールト、Azure Backupは不変コンテナー設定、Backup and DR サービスはBackup Vaultを使います
  • 公式ページに書かれていない製品は、表に「記載なし」と出しています。使えるかどうかはメーカーに確かめます

復旧のしかた

  • ActiveImage Protectorは、HyperBootでバックアップから仮想マシンを直接起動します
  • Barracuda Backupは、VMware環境ならLiveBootで機器をストレージにしてVMを起動します
  • Arcserve UDPは、インスタントVM、ベアメタル復旧、仮想スタンバイを持ちます
  • Veeam Data Platformは、戻す前にリストアポイントがクリーンかを確かめます
  • Zero Data Loss Recovery Applianceは、最後にコミットされたトランザクションの時点まで戻します
  • AOSBOX Business Proは、2世代から無制限まで決めた世代からファイル単位で戻します

容量と値段

  • iStorage HS3-70は、8TBから48TBの4モデルで、423万円〜(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • PowerProtect DD6410は、有効容量12TBから256TBで、Cloud Tierを使うと最大768TBです
  • ActiveProtectは、階層化を使うと最大3.72PBです
  • Zero Data Loss Recovery Applianceは、仮想フルバックアップ容量で2PBから最大15PBです
  • Cloud Backup for Microsoft 365は、容量も期間も無制限です
  • AOSBOX Business Proは、100GBの1年版が40,000円(保守込み)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • Backup and DR サービスは、保存1GiB・1時間あたり0.000061644ドルで、別に管理料金がかかります
  • AWS BackupとAzure Backupは従量課金なので、公式の料金ページで確かめます
  • ほかの製品は公式ページに値段が無いので、見積もりで確かめます

選ぶ順番

  • 守るものを書き出します。サーバー、仮想マシン、Microsoft 365、端末のどれかで製品が変わります
  • 戻すまでの時間を決めます。止められないサーバーは、仮想マシンを先に起動できる製品から見ます
  • 写しを置く場所を2か所以上に分けます。社内の機器とクラウドや別の拠点を組み合わせます
  • 戻す訓練をします。導入したら、一度は実際に戻して手順を確かめます
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