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GUIDE / MONGATA-CRANE

門型クレーン(橋形クレーン)⁠と⁠は⁠?門形・片脚・タイヤ式・ポータブルの種類と、つり上げ荷重・スパン・資格・価格の選び方

屋外の資材置き場・港・工場で使う門型クレーン(橋形クレーン)の4つの種類、天井クレーンとの違い、片脚クレーンの使いどころ、5トン未満と5トン以上の資格、設置の届け出、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

門型クレーンは、地上を走る脚付きの桁から荷を吊って運ぶクレーンです。橋形クレーン・ガントリークレーンとも呼びます。脚の付け方と走り方で、両脚でレールを走る門形・片側だけ脚の片脚(片橋形)・コンテナ用のタイヤ式・キャスターで押すポータブル型に分かれます。選ぶときは「何tを吊るか」「どこからどこまで運ぶか(スパン)⁠」「屋外か屋内か」の3つを先に決めます。

門型クレーンとは

門型クレーンは、桁の両端に脚を付け、地上や床に敷いたレールの上を走らせて荷を運ぶクレーンです。天井クレーンのように建屋のランウェイが要らないので、屋外の資材置き場や岸壁、コンテナヤードで使います。建屋の強度が足りずに天井クレーンを付けられない工場では、屋内に置くこともあります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る門型クレーンを、各社の納入例や代表の型で並べています。

4つの種類

  • 門形(両脚・レール走行)は⁠、桁の両端の脚で地上のレールを走ります。例はナニワ製作所の40t(20t+20t)・スパン30mの橋形ホイスト式クレーンです
  • 片脚(片橋形)は⁠、片側を建屋のランウェイに、もう片側を脚で床に載せて走ります。例はオーエス産業の5t・スパン30mの片脚クレーンです
  • タイヤ式(コンテナ用)は⁠、レールを敷かずにコンテナヤードを走ります。例は三井E&Sのトランステーナです
  • ポータブル(キャスター式)は⁠、キャスターで押して動かす小さな型です。例はスーパーツールのPMC1000とPMC1000Aです

巻上げとトロリの違い

  • ホイスト式は、桁に電動ホイストを付けて荷を吊ります。丸井工業はホイスト式の橋形クレーンを50.8tまで作る製造許可を持っています
  • クラブトロリ式は、巻上げと横行の装置を載せた専用の台車で吊ります。日本起重機製作所は500t(250t×2)のクラブトロリ式を納めています
  • ロープトロリ式は、巻上げと横行の装置を桁の上に置き、ワイヤロープでトロリを動かします。JFEプラントエンジは岸壁で鋼材を積み降ろす型を作っています
  • マントロリ式は、運転室がトロリと一緒に動きます。オーエス産業の12t・スパン30mの例があります

つり上げ荷重とスパン

  • JFEプラントエンジの橋形クレーンは、1t〜500tの納入実績があります
  • 日本ホイストの納入例には、主巻50t・補巻20t・スパン35.5mの橋形クレーンがあります
  • ヤスジマの橋形クレーンは、吊上げ荷重10tまでの納入実績があります
  • 三井E&Sのトランステーナは、横浜の納入例で定格荷重50.8t・スパン23.47m・揚程18mです
  • スーパーツールのポータブル型は1,000kg吊りで、鋼製のPMC1000は揚程3,000mm、アルミ製のPMC1000Aは揚程2,800mmです

資格と届け出

  • つり上げ荷重0.5t未満のクレーンには、クレーンの規制がかかりません
  • 0.5t以上3t未満は設置報告書、3t以上は設置届を労働基準監督署へ出します
  • 運転は、5t未満ならクレーン運転の特別教育、5t以上を床から操作するならクレーン運転技能講習、それ以外は免許です
  • 荷を掛ける玉掛けは、1t未満なら特別教育、1t以上は玉掛技能講習です
  • 点検は、年次自主検査を毎年、月次自主検査を毎月行います

屋外に置くときの注意

  • 屋外では雨・暴風・塩害を受けます。置き場の風の強さや海からの距離を、見積もりのときに伝えます
  • ポータブル型は、荷を吊ったまま動かしません

値段

  • 値段を公式に出しているのは、スーパーツールのポータブル門型クレーンです。鋼製のPMC1000は822,900円、アルミ製のPMC1000Aは999,600円(メーカー希望小売価格)で⁠、運賃と組立費は別です
  • アルミ製のPMC1000Aは本体124kgで、鋼製のPMC1000(377kg)⁠よ⁠り軽く運べます
  • 橋形クレーンは置き場に合わせて作る受注品です。つり上げ荷重・スパン・揚程・置き場の様子を伝えて見積もりを取ります
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