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GUIDE / KAGO-DAISHA

カゴ台車とは?3つの種類の違いと、サイズ・重さ・折りたたみ方・価格から選ぶ方法

工場・倉庫・物流センターで使うカゴ台車(ロールボックスパレット・カゴ車)の3つの種類、サイズと重さ、折りたたみ方の違い、中間棚とカバー、値段の見方、レンタルとの比べ方、事故を防ぐ使い方を、厚生労働省の資料とメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

カゴ台車は、金網で囲った荷台にキャスターを付け、荷を積んだまま運んで、そのまましまっておける運搬機です。作りで、3面を囲う標準型・扉付きのセキュリティ型・電動カゴ台車の3つに分かれます。選ぶときは「積む荷の大きさと重さ」「空のときの置き場所」「鍵や荷崩れ防止が必要か」の3つを先に決めます。

カゴ台車とは

ロールボックスパレット(RBP)、カゴ車、カゴテナーとも呼びます。厚生労働省の資料では、カゴ車とも呼ばれる人力運搬機で、陸運業や卸・小売業で広く使われていると説明しています。

比較表に載せたのは、日本法人のある会社が自社で作るか、自社ブランドとして売る業務用のカゴ台車だけです。平台車・二輪台車などほかの台車(台車の比較ページにあります)、パレット、6輪台車、部品だけ、レンタルだけのサービス、中古、代理店や商社が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • 標準型(L型にたたむ):左右と背面の3面を金網で囲い、前を開けた型。床板をはね上げてL型にたたみ、入れ子に重ねる。マキテックのMPR‑5、ヤマト モビリティ & Mfg.のコンビテナー LRC50‑P ⁠⁠⁠など
  • 扉付き・セキュリティ型:前にも扉や格子を付け、4面を囲った型。天面まで網で囲った型は南京錠を掛けて運べる。ワコーパレットのSCC‑1180、タマツ製作所のESC‑5、武蔵野商工のK‑4、五常の天使のカゴ台車BIG
  • 電動カゴ台車:カゴ台車にモーターと電池を積んだ型。タイガーラックのTFSセンサー搭載電動カゴ台車は最大300kg

サイズと積載荷重

  • 表でいちばん多いのは、外寸が幅1,100・奥行800・高さ1,700mmの型。積載荷重は500kgがふつう
  • 狭い通路や小さな店には幅800・奥行600mmの型(ヤマト モビリティ & Mfg.のLRC50‑P⁠)⁠、大型の荷には幅1,100・奥行1,100mmの型(同社のLRC90)がある
  • 背の低い型もある。五常の天使のカゴ台車BIGは高さ1,100mmで、一般的な1,700mmより600mm低い
  • 内寸は外寸よりひと回り小さい。積む箱の大きさは内寸で確かめる

重さ(自重)⁠と⁠床⁠⁠⁠⁠板

  • 床板が樹脂の標準型は軽く、ヤマト モビリティ & Mfg.のLRC50‑Pが37.0kg、マキテックのMPR‑5が45kg
  • 4面を囲う型は重い。武蔵野商工のK‑4が約65kg、ワコーパレットのSCC‑1180が76kg、タマツ製作所のESC‑5が約80kg
  • 水や薬品を使う食品・製薬の工場には、ステンレス(SUS304)のテックサスMC‑4Eがある

折りたたみ方

  • L型にたたんで入れ子に重ねる型が多い
  • 三栄荷役機械のIカーゴSIC‑P5は、厚さ150mmのI字型までたためる。空のときの収納とトラックへの積み込みが、普通のカゴ車の倍になると案内している
  • 武蔵野商工のK‑4は、4面の格子と底板をばらしてしまえる
  • たたんだまま動かすと倒れやすい。厚生労働省のマニュアルは、組み立ててから運ぶよう求めている

中間棚とカバー

  • 中間棚を付けると、大小の荷を分けて積める。ワコーパレットのスチール製・プラスチック製の中間棚は耐荷重100kg
  • ワコーパレットには防塵カバーと保冷カバー(エコシッパー)、五常には前カバー(コボサンクス フル・8,500円)がある

静音型

  • 早朝や夜の店舗配送では、荷下ろしの音が問題になる
  • ヤマト モビリティ & Mfg.の静Kago車 LRC21‑RS50は、騒音環境基準値A地区(夜間45dB以下)に対応。最大積載荷重は350kgで、標準型より軽い荷向け

値段の見方

  • 表の12製品のうち4製品に、公式の値段が出ている
  • 五常の俺のカゴ台車W1100が23,000円(税込25,300円)、天使のカゴ台車BIGが32,000円(税込35,200円)、タマツ製作所のESC‑5が66,000円(税別)、テックサスのMC‑4Eが195,000円(標準価格)
  • 種類と材質がばらばらで、同じ種類で値段を出している製品が3つそろわないので、安め・高めの判定はしていない
  • ほかの製品は、型式と台数を伝えて見積もりを取る

買うか、借りるか

  • ワコーパレットは、短い期間だけ使うならレンタル、長く使うなら購入のほうが割安だと案内している
  • サイズを特注したいときは購入になる

事故を防ぐ使い方

厚生労働省と労働安全衛生総合研究所は「ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル」で、安全に作業するための8つのルールをまとめています。

  • 災害の約4⁠割が下敷き事故で、ケガをした人の半数近くが作業経験1年未満だった
  • 最大積載量を超えて積まない。重いものは下、軽いものは上に積む
  • 動かし方は「押し」「引き」「よこ押し」の3種類。両手で操作し、足で蹴って動かさない
  • 安全靴・滑り止めの手袋・すねのプロテクターを使う
  • トラックのテールゲートリフターでは、昇降板の最大積載重量を超えず、昇降板の下に入らない
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