口コミを書く
GUIDE / KANSUI-SENSOR

冠水センサーとは?フロート式・接触式・圧力式・静電容量式の違いと、価格・通信・電源の選び方

道路のアンダーパスや工場の敷地が水に浸かったことを知らせる冠水センサーの4つの方式、検知する高さ、通信と電源、価格、誤検知の原因を、国土交通省のガイドラインと各社の公式資料でまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

冠水センサーは、水に浸かったことを検知して知らせるセンサーです。浸水センサとも呼びます。検知のしかたで、フロート式・接触式・圧力式・静電容量式に分かれます。選ぶときは「検知する高さ」「知らせ方」「電源の有無」の3つを先に決めます。

冠水センサーとは

冠水センサーは、道路のアンダーパス、地下施設、工場の敷地、用水路などが水に浸かったことを検知して知らせるセンサーです。決めた高さまで水が来たことを知らせる点で、水位を測り続ける水位計とは役目が違います。

比較ページには、日本の会社が自社ブランドで公式サイトに載せている製品を、型式の単位で載せています。監視だけのサービスと、室内の漏水検知器は載せていません。

4つの方式

  • フロート式は、水に浸かると浮きが持ち上がり、その動きでスイッチが働きます。例はワッティーの HL-MC1A-V2 と、オプテックスの OHL-101W ⁠⁠です。
  • 接触式は、計測部が水に触れたことで判定します。例は応用地質の冠すいっちと、京セラコミュニケーションシステムの浸水センサです。
  • 圧力式は、水の圧力を測って判定します。例は Braveridge の LTE-M冠水センサーと、太平洋工業の Watevel ⁠⁠⁠です。
  • 静電容量式は、静電容量の変化で水を捉えます。例はワッティーの HL-MC3 ⁠⁠です。

国土交通省のガイドラインは、検知方式を接触式・電波式・フロート式・圧力式の4つに整理しています。静電容量式はメーカーの呼び方です。

検知する高さ

  • ワッティーの HL-MC3 は、取付面より5mm±3mmで働きます。
  • 京セラコミュニケーションシステムの浸水センサは、底面から1cmの溝が検知の線です。
  • ワッティーの HL-MC1A-V2 は、底面から20±2.5mmで働きます。

オプテックスは、10cm程度と30cm程度に2台付けて、注意と危険を分ける使い方を案内しています。

通信と電源

無線の型は、そのままメールなどで知らせます。応用地質は LTE、京セラコミュニケーションシステムは Sigfox、Braveridge は LTE-M で送ります。接点を出す型は、警報器や無線ユニットにつないで使います。

  • 太平洋工業の Watevel は、内蔵電池で約10年動きます。
  • 応用地質の冠すいっち、京セラコミュニケーションシステムの浸水センサ、Braveridge の LTE-M冠水センサーは、約5年動きます。
  • ワッティーの HL-MC1A-V2 は、電源なしで働きます。

京セラコミュニケーションシステムの浸水センサは電池を交換できません。切れたら機器ごと替えます。

価格

公式に値段を出しているのは3社です。税の表示がそろわないので、そのままは比べられません。

  • 京セラコミュニケーションシステムの浸水センサは、3,900円〜(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • ワッティーの HL-MC1A-V2 は、36,630円(税込・公式通販)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • Braveridge の LTE-M冠水センサーは、センサーセットと初期設定で120,000円(税抜)、年間使用料が12,000円(税抜)⁠で⁠す⁠。設置工事費と保守費は含みません。

誤検知と手入れ

国土交通省のガイドラインは、方式ごとの誤検知の原因を次のように整理しています。

  • 接触式は、草が茂って湿りやすい場所で誤検知しやすくなります。
  • フロート式は、ごみや泥が計測部に詰まると誤検知しやすくなります。
  • 圧力式は、汚れや湿りに強い一方、検知部が完全に覆われると誤検知のおそれがあります。

人命や重要な設備に関わる場所では、1つのセンサーの出力だけで制御せず、別の方式と組み合わせます。ワッティーも資料でこの多重の設計を求めています。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉