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GUIDE / FIREWALL-APPLIANCE

ファイアウォールとは?事務所・工場で使うファイアウォール機器の種類(UTM・次世代ファイアウォール・防御機能付きルーター)と、スループット・ライセンス・価格の選び方

社内ネットワークの出入口で不正な通信を止めるファイアウォール機器の3つの種類、UTMとの違い、カタログのスループットの読み方、ライセンスの更新、同時セッション数と推奨の台数、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

ファイアウォールは、社内のネットワークと外の境目で、通してよい通信だけを通し、不正な通信を止める機械です。業務用の機器は、ウイルス対策やWebフィルタまでまとめたUTM(統合脅威管理)、通信をアプリケーションごとに見分ける次世代ファイアウォール、VPNルーターにファイアウォールを持たせた防御機能付きルーターに分かれます。選ぶときは「何を止めたいか」「防御を全部入れたときの速さ」「ライセンスの更新」の3つを先に決めます。

ファイアウォールとは

専用のハードウェアとして設置する製品は、ファイアウォールアプライアンスとも呼ばれます。

ファイアウォールは、インターネットと社内のネットワークの境目に置き、通信の状態を見て、通してよい通信だけを通す機械です。NECプラットフォームズは、この仕組み(ステートフル・インスペクション)を「通信の状態を監視し、その状態に応じて通信をコントロールする機能」と説明しています。

比較ページには、メーカー(海外メーカーは日本法人)が今の公式サイトで案内している業務用の機器を、型番の単位で載せています。通信をつなぐだけのスイッチングハブ、端末に入れるウイルス対策ソフト、家庭用だけの製品、監視代行のサービスは載せていません。

3つの種類

  • UTM(統合脅威管理)は、ファイアウォールにIPS・アンチウイルス・Webフィルタ・迷惑メール対策をまとめた機械です。例はヤマハのUTX200とUTX100、サクサのSS7000Ⅲ、エフサステクノロジーズのIPCOM EX3-1100です
  • 次世代ファイアウォールは、通信をアプリケーションごとに見分けて、通す・止めるを決める型です。例はフォーティネットのFortiGate 70G、パロアルトネットワークスのPA-440、シスコのMeraki MX67です
  • 防御機能付きルーターは、VPNルーターにファイアウォールを持たせた型です。例はアライドテレシスのAT-AR4050S(UTM&VPNルーター)と、NECプラットフォームズのUNIVERGE IX2235です

ファイアウォールとUTMの違い

  • ファイアウォールだけでは、通信の出入りを決めるところまでです
  • UTMは、ウイルスや危ないWebサイト、迷惑メールまで1台で止めます。サクサは自社のSS7000Ⅲを、外からの攻撃と内からの重要データの流出を防ぐUTMと説明しています
  • VPNルーターのファイアウォール機能で足りるかは、止めたいものしだいです。UNIVERGE IX2235は、動的フィルタで外からの不正な侵入やDoS攻撃を防ぎます

端末側の防御・WAF・通信の制御方式との違い

Windowsのパーソナルファイアウォールは端末上で動き、業務用の機器はネットワークの出入口で通信を制御します。設置場所と守る範囲の違いです(⁠Microsoftの説明、パーソナルファイアウォールの説明)。

Webアプリケーションファイアウォール(WAF)はWebアプリケーションへの攻撃を防ぐためのものです。ネットワークの出入口を守るファイアウォールや、防御機能をまとめたUTMとは防御対象が違います(シスコのWAF解説)⁠。

パケットフィルタリング型はIPアドレスやポート番号などの条件で通信を制御します。SPI(ステートフル・インスペクション)は通信の状態も見て判断します(⁠NTTPCの方式解説、アライドテレシスのSPI解説)。

スループットの読み方

  • カタログでいちばん大きいのは、ファイアウォールだけで測った数字です
  • ヤマハのUTX200は、FWスループットが6.4Gbpsで、セキュリティ機能を全部使うと650Mbps(Smart Accel有効時)で⁠⁠⁠⁠す
  • パロアルトネットワークスのPA-440は、ファイアウォールが2.6Gbpsで、脅威防御を入れると1.2Gbpsです
  • フォーティネットのFortiGate 70Gは、ファイアウォールが10Gbpsで、IPS・アプリケーション制御・マルウェア対策を入れると1.3Gbpsです
  • 使う回線の速さと、入れる防御機能に近い数字で比べます

ライセンスと支援

  • サクサは、セキュリティ機能は有効期限が切れると止まったり、定義ファイルが更新されなくなったりすると注意しています
  • ヤマハのUTX200とUTX100には、初年度のセキュリティーライセンスと、設定支援まで含むメーカーのサポートが付いています
  • アライドテレシスのAT-AR4050Sは、WebコントロールやアドバンスドIPSを別売のセキュリティーライセンスで足します
  • サクサのSS7000Ⅲには、PCのウイルス駆除サービスと、最大100万円を補償するサイバー保険が標準で付きます

台数と同時セッション数

  • サクサのSS7000Ⅲ Stdは、PCの同時接続の推奨が15台(Proは60台)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • シスコのMeraki MX67は、接続する機器が50台までの小さな拠点向けです
  • 同時セッション数は、FortiGate 70Gが1.4M(TCP)、UTX200とUTX100が500,000、AT-AR4050Sが300,000、PA-440が200,000です

値段

  • 値段を公式に出しているのは4製品です
  • ヤマハのUTX100は176,000円、UTX200は440,000円です(どちらも税込の希望小売価格)
  • アライドテレシスのAT-AR4050Sは、193,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • エフサステクノロジーズのIPCOM EX3-1100は、本体の標準価格が960,000円で、NSソフトウェアが別に229,300円です
  • サクサは直接ユーザーに売らず、販売店を通して見積もります
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