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GUIDE / ZINC-SULFIDE

硫化亜鉛とは?試薬と4Nの高純度品の違い、純度・価格・性質の選び方

試験研究や薄膜の材料に使う硫化亜鉛(ZnS)を、500g瓶の試薬と純度4Nの高純度品に分けて解説。純度、容量、公開価格、水や酸への溶け方、劇物としての扱いを、メーカー公式の製品ページ・規格書・SDSで確認します。

2026年11月2日更新

この記事の答え

硫化亜鉛は、亜鉛と硫黄からなる白い粉末で、試験研究や薄膜の材料に使います。試験や合成に使うなら500g瓶の試薬を、不純物を嫌う成膜や研究なら純度4Nの高純度品を選びます。試薬は規格書で含量を確かめ、規格の書いていない品と4Nの品は問い合わせで純度と価格を確かめます。

硫化亜鉛とは

硫化亜鉛は化学式ZnSの亜鉛の硫化物で、英名はZinc sulfideです。高純度化学研究所のSDSでは、外観は白色〜灰白色の固体で、水には溶けず、酸類にはよく溶けます。融点は1700℃(約5MPa)で、燃えない物質です。

高純度化学研究所は、ZnSのスパッタリングターゲットを純度〜4Nで案内し、太陽電池のバッファー層の材料例にも挙げています。

メーカー比較ページでは、品番で特定できる硫化亜鉛の粉末を載せています。赤外線用のレンズや窓のような加工品は含めません。亜鉛の酸化物は酸化亜鉛の比較で、塩化物は塩化亜鉛の比較⁠で確認します。

純度で分ける2つの種類

  • 試薬は、試薬メーカーが500gの瓶で出す品です。富士フイルム和光純薬の品は、含量95.0%以上を規格書に出しています
  • 高純度品は、純度99.99%(4N)の粉末です。高純度化学研究所は、分析表を付けて出しています

試薬と高純度品の違い

  • 富士フイルム和光純薬の269-00435は、含量95.0%以上で、外観は白色〜わずかにうすい緑色の粉末です
  • 高純度化学研究所のZNI24PBは、純度99.99%(4N)の粉末で、比重は4.04〜4.09です
  • 米山薬品工業の37576と国産化学の2114429は、製品ページと価格表に純度の記載がありません
  • 不純物の量が結果に効くなら4Nの品を、日常の試験や合成なら試薬を選びます

値段

  • 500gで比べると、富士フイルム和光純薬の269-00435は5,400円(希望納入価格)、米山薬品工業の37576は6,500円です
  • 高純度化学研究所の4N品と国産化学の2114429は、価格を公開していません。問い合わせで決めます

保管と取り扱いの注意

  • 硫化亜鉛は、毒物及び劇物取締法の劇物(無機亜鉛塩類)にあたります
  • 強酸と反応して硫化水素が出ます。酸と離してしまっておきます
  • 水分を含むと、空気中で少しずつ酸化されて硫酸亜鉛に変わります。容器を密封して室温でしまえば安定です
  • 火災のときは、刺激性や毒性のガスが出るおそれがあります
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