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GUIDE / YUSEI-TORYO

油性塗料とは?鉄部・外壁・床に使う油性塗料(溶剤系塗料)の種類(合成樹脂調合ペイント・弱溶剤形・床用)と⁠、弱溶剤と強溶剤の違い・乾燥時間・価格の選び方

シンナーで薄めて塗る油性塗料(溶剤系塗料)の3つの種類、合成樹脂調合ペイント(SOP)とフタル酸樹脂エナメルの違い、弱溶剤と強溶剤の違い、塗り重ねの時間、消防法の区分、材工価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

油性塗料は、シンナーなどの有機溶剤で薄めて塗る塗料です。溶剤系塗料とも呼びます。鉄部・木部を塗る合成樹脂調合ペイントとフタル酸樹脂エナメル、外壁と鉄部の上塗りに使う弱溶剤形、床に塗る溶剤形の床用塗料に分かれます。選ぶときは「何に塗るか」「どのシンナーで薄めるか(においと旧塗膜への影響)⁠」「塗り重ねまで何時間あけられるか」の3つを先に決めます。

油性塗料とは

油性塗料は、シンナーなどの有機溶剤で薄めて塗る塗料です。水で薄める水性塗料に対して、溶剤系塗料・溶剤形塗料とも呼びます。建物の鉄扉・手すり・木部、外壁、コンクリートの床、機械や看板の塗装に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る業務用の油性塗料を、製品の単位で載せています。水性塗料・ウレタン塗料・ラッカー塗料・さび止め塗料は、それぞれの比較ページで扱っています。

3つの種類

  • 合成樹脂調合ペイント・フタル酸樹脂エナメル:1液で、塗料用シンナーで薄めて刷毛やローラーで塗ります。例は大日本塗料のタイコーペイント、日本ペイントのハイシルクフォースター100、川上塗料のネオアルキコート、日亜ペイントのネオ・ハイエース、大信ペイントのDPコートです
  • 弱溶剤形の上塗り:塗料用シンナー(ターペン)で薄める、外壁と鉄部の上塗りです。例は日本ペイントのファインSi、ロックペイントの1液ユメロックDX、エスケー化研のクリーンマイルドシリコン、スズカファインのワイドシリコンです
  • 溶剤形の床用塗料:コンクリートやモルタルの床に塗る、1液のアクリル系です。例はロックペイントのユカロック1000番級、エスケー化研のアーキフロアーAS、大日本塗料の床コートアクリルです

合成樹脂調合ペイントとフタル酸樹脂エナメルの違い

  • 合成樹脂調合ペイント(SOP)は乾くのが遅めです。タイコーペイントは、塗り重ねまで最小16時間あけます
  • 日本ペイントは、ハイシルクフォースターをSOPより乾燥が早いフタル酸樹脂エナメルとしています。塗り重ねは23℃で16時間以上です
  • 川上塗料のネオアルキコートは、1回塗りで光沢が出て、指触乾燥は20℃で30〜40分です

弱溶剤と強溶剤の違い

  • 弱溶剤は塗料用シンナー(ターペン)で薄めます。スズカファインは、強溶剤タイプより臭気がマイルドで、既存塗膜のチヂミや溶解が少ないとしています
  • 強溶剤は専用のシンナーで薄めます。ロックペイントのユカロック1000番級はパーマロックシンナーを使い、旧塗膜によってはちぢむことがあるので、わからないときは試し塗りをします
  • 弱溶剤形の上塗りには、硬化剤を混ぜる2液と、混ぜない1液があります。1液ユメロックDXは硬化剤がいりません

乾燥時間と塗り面積

  • 1液ユメロックDXの塗り重ねは、23℃で2時間以上です
  • ワイドシリコンの塗り重ねは、23℃で工程内3時間以上7日以内です
  • 1液ユメロックDXは15kgで1回115〜135㎡、クリーンマイルドシリコンは15kgセットで42〜68㎡塗れます
  • 下地の状態や塗り方で、使う量は増減します

安全と保管

  • 油性塗料は引火性の液体で、有機溶剤中毒のおそれがあります。換気して、火気を避けて塗ります
  • 消防法では、床コートアクリルとユカロック1000番級が第1石油類、1液ユメロックDXとワイドシリコンが第二石油類に当たります
  • 川上塗料は、塗料の付いた布や塗料かすは自然発火のおそれがあるので、捨てるまで水に浸すよう案内しています
  • ロックペイントは、塗装中と塗装後24時間は5℃以下にならない所で塗り、湿度85%以上では塗らないよう案内しています

値段

  • メーカーが出しているのは、材料と工事を合わせた材工価格(300㎡以上が基準)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 1液ユメロックDXは2,450円/㎡、クリーンマイルドシリコンは3,180円/㎡です
  • 床用は、ユカロック1000番級が平滑仕上げで1,800円/㎡、アーキフロアーASが新設で2,010円/㎡です
  • 塗料だけの値段は、販売店に確かめます
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