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GUIDE / WIRE-ROPE

ワイヤロープとは?クレーン・玉掛け・防護柵に使うワイヤロープ(ワイヤーロープ)の種類(一般用・非自転性・ステンレス・細径)と、構成・破断荷重・安全率の選び方

細い鋼線をより合わせて作るワイヤロープ(ワイヤーロープ)の4つの種類、「6×24」⁠の⁠よ⁠う⁠な構成の見方、繊維心とIWRC(鋼心)の違い、非自転性ロープの使いどころ、玉掛索の安全率と廃棄基準、保管のしかたを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ワイヤロープは、細い鋼線をより合わせて作る、吊上げや索張りに使う鋼のロープです。ワイヤーロープ・鋼索とも呼びます。使い道で、JIS構成の一般用・クレーン向けの特殊ロープ(非自転性・異形線・高強度)⁠・ステンレスロープ・細径や樹脂被覆のロープに分かれます。選ぶときは「何に使うか(玉掛け・巻上げ・索張り)」「錆が心配な場所か」「どれだけの荷をかけるか(安全率)」の3つを先に決めます。

ワイヤロープとは

ワイヤロープは、細い鋼線(素線)をより合わせてストランドを作り、そのストランドを心綱の周りにより合わせたロープです。東京製綱の資料では、ストランドは通常6本です。クレーンの巻上げ、玉掛け、ウインチ、防護柵や落石防護網の索張り、機械の操作まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るワイヤロープを、構成や品番の単位で載せています。端末を加工した玉掛索・スリング、鋼線、繊維ロープ、ロープを仕入れて売る会社の製品は載せていません。

4つの種類

  • 一般用(JIS構成・裸/めっき)は、6×24・3×7のようなふつうの構成です。浪速製綱の6×24や、JFEテクノワイヤの防護柵用3×7、ジェイ-ワイテックスのカルジーロープがあります
  • クレーン用の特殊ロープは、吊荷を回さない非自転性、すり減りに強い異形線、細くても強い高強度のロープです。東京製綱のハイクロスロープとモノロープ SP、浪速製綱のナックフォース、ジェイ-ワイテックスのフォーミングロープがあります
  • ステンレスロープは、腐食しにくく磁性が少ないロープです。神鋼鋼線工業と新陽ロープが作っています
  • 細径・樹脂被覆ロープは、機械の駆動や操作に使う細いロープです。大阪コートロープとオクノグローバルテックが作っています

構成と心の見方

  • 「6×24」は、ストランドの数と、1本のストランドの素線の数を表します。素線が細く多いほど柔らかくなります
  • 心には繊維心とロープ心(IWRC・鋼心)があります。東京製綱の資料では、高い破断力が要るときはロープ心入りを使います
  • 東京製綱のハイクロスロープは、繊維心のまま鋼心入り並みの強さを出し、6×24 A種より約40%強くしています

非自転性ロープを使う場面

  • 一般のロープは、張力がかかるとよりが戻る向きに回ります。1本吊りでは吊荷が回り、多本吊りではロープどうしがからみます
  • 非自転性ロープは、規格破断荷重の20%の張力で、ロープ径×10の長さでの自転角が40°以下のものをいいます
  • 高揚程クレーンの巻上索に使います。扱いを誤るとよりのバランスが崩れるので、取扱いの注意を守ります

安全率と破断荷重

  • クレーン等安全規則で、玉掛索の安全率は6以上です。移動式クレーンの巻上用のロープは4.5です
  • 破断荷重は構成・ロープ径・種別で変わります。浪速製綱の6×24は、ロープ径20mmでA種197kNです
  • 玉掛索と台付索は区別して扱います(JIS B 8817)

交換と保管

  • 素線の数の10%以上が切れたもの、直径が公称径の7%以上細くなったもの、キンクしたもの、ひどい形くずれや腐食のあるものは使えません
  • 新しいロープは、軽い荷・低い速度でなじませてから使うと長持ちします
  • 地面に直に置かず、屋外では地面から15〜30cm離れるように枕木を敷き、雨覆いをかけます
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