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GUIDE / TRIMETHYLAMINE

トリメチルアミンとは?液化ガス・水溶液・塩酸塩の違いと選び方

トリメチルアミン(TMA)の用途、液化ガス・30%水溶液・塩酸塩の違い、含量と不純物の規格、荷姿・価格、高圧ガスと危険物の扱いを、メーカー公式の資料で整理しました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

トリメチルアミンは、樹脂架橋剤・医薬・農薬・イオン交換樹脂・塩化コリンの原料に使うアミンです。大口の原料なら液化ガスか30%水溶液の工業用品を見積もり、試験なら500mLの30%水溶液か25g〜500gの塩酸塩の試薬を選びます。100%品は高圧ガス、30%品は危険物第4類第一石油類として扱います。

トリメチルアミンとは

略号はTMA・t-MAで、化学式は(CH3)3N、分子量は59.11、CAS番号は75-50-3です。常温・大気圧では無色の気体で、加圧すると無色透明の液体になります(三菱ガス化学)。アンモニア臭があり、悪臭防止法の悪臭物質に当たります。

メーカー比較で扱うのは、液化ガス(無水品)⁠・水溶液・塩酸塩です。ジメチルアミン・モノメチルアミン・トリエチルアミンは別の物質なので含めません。

トリメチルアミンは何に使う?

三菱ガス化学は主な用途に、樹脂架橋剤・医薬・農薬・イオン交換樹脂・塩化コリンを挙げています。新潟工場で作り、ボンベ・ローリー・石油缶・ドラムで出荷しています。

  • 原料に使うときは、工業用の液化ガスか30%水溶液を見積もります。
  • 合成の試験には、500mLの30%水溶液の試薬を使います。
  • 固体で量り取りたいときは、塩酸塩の試薬を使います。

液化ガス・30%水溶液・塩酸塩の違い

  • 液化ガスは無水品で、三菱ガス化学の100%品はトリメチルアミン98.5%以上です。高圧ガスの液化ガス・可燃性ガス・毒性ガスに当たり、沸点は2.87℃です。
  • 30%水溶液は高圧ガスには当たらず、消防法の第4類第1石油類(水溶性)⁠で⁠す⁠。沸点は32.0℃で、水やエタノールと任意の割合で混ざります。
  • 塩酸塩は白色の結晶で、塩酸トリメチルアミンとも呼びます。分子量は95.57、CAS番号は593-81-7です。

濃度と不純物の規格をそろえる

同じ「30%」⁠で⁠も⁠、濃度の幅と保証項目が違います。

  • 関東化学の40289-02と林純薬工業の20002215は、29.0〜32.0%と決めています。
  • 三菱ガス化学の30%品は30.0〜32.0%で、モノメチルアミン0.1%以下、ジメチルアミン0.3%以下まで決めています。
  • 純正化学の49690-1530は30%以上で、屈折率1.352〜1.365も規格書の項目です。
  • 塩酸塩では、関東化学の40291-32が純度98.0%超です。純正化学の20280-0401は乾燥後98.0%以上で、乾燥減量3.0%以下、鉄0.001%以下まで決めています。

数値は各社の製品ページと純正化学の規格書、林純薬工業の規格書⁠によります。

容量と価格をそろえて比べる

公開価格は2026-11-02に確認した掲載値です。

  • 林純薬工業の20002215は、500mLで1,900円です。税抜です。
  • 富士フイルム和光純薬の204-02846と関東化学の40289-02は、500mLで2,200円です。どちらも税抜です。
  • 純正化学の49690-1530は、500mLで2,800円です。本体価格です。
  • 米山薬品工業の35572は、500mLで3,500円です。税区分の記載はありません。
  • 塩酸塩は、関東化学の40291-32が25gで3,400円、富士フイルム和光純薬の208-03662が25gで4,000円、純正化学の20280-0401が500gで9,100円です。

税区分の違う価格を、そのまま安い・高いと判定しません。工業用品は公開価格がなく、見積もりで決まります。

高圧ガス・危険物としての扱い

100%品は高圧ガスです。30%水溶液は危険物第4類第一石油類(水溶性)で、三菱ガス化学は引火点を100%品-12℃、30%品-19.3℃と載せています。爆発限界は2.0〜11.6vol%⁠⁠⁠です。

林純薬工業の30%溶液は毒物及び劇物取締法の非該当です。アルミニウム・銅・亜鉛を腐食するので、配管や容器の材質を確かめます。亜硝酸塩や硝酸と反応させると、条件によってニトロソアミンを作ります。

見積もり前に決めること

  • 使う工程と量を伝えます。原料か、合成の試験かを分けます。
  • 届く形を決めます。液化ガス・30%水溶液・塩酸塩で、受け入れ設備と保管の決まりが変わります。
  • 濃度の幅と、ジメチルアミンなど不純物の上限を指定します。
  • 製品規格書、ロットの試験成績書、最新版のSDSをそろえます。
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