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GUIDE / TRIETHYLAMINE

トリエチルアミンとは?特級・一級の違いと選び方

トリエチルアミン(TEA)の用途、特級(GR)と一級(EP)の規格の違い、純度・水分・不純物・容量・価格の選び方を、メーカー公式の製品ページと製品規格書から整理しました。危険物としての扱いもまとめます。

2026年11月2日更新

この記事の答え

トリエチルアミンは、医薬品・農薬・染料中間体の合成や、試験研究の有機合成に使う第三級アミンです。発注するときは、特級(GR)か一級(EP)⁠か⁠を決め、純度の試験方法と水分・不純物の規格を照合します。危険物第4類第一石油類で引火点が低いので、保管量と置き場所も先に決めます。

トリエチルアミンとは

別名はTEAで、CAS番号は121-44-8です。分子式は(C2H5)3N、分子量は101.19で、外観は無色澄明の液体です(富士フイルム和光純薬の製品情報)。水には18.7℃未満で混ざり、18.7℃以上ではわずかしか溶けません。

メーカー比較で扱うのは、単一物質の試薬です。ジエチルアミンやトリエタノールアミン、トリエチルアミン塩酸塩などの別物質、濃度を決めた溶液や標準品は含めません。

トリエチルアミンは何に使う?用途とグレードの違い

  • 環境省の資料では、主な用途は医薬品・染料中間体・ゴム薬品・農薬・界面活性剤・塗料です。医薬抽出溶剤や鋳物用樹脂硬化剤にも使います(環境省の資料)⁠。
  • 特級(GR)は、分析や合成試験で使います。純度に加えて、水分や不純物の規格を確かめます。
  • 一級(EP)は、特級ほど規格項目を求めない合成原料や試作で使います。14kgや12kgの大容量もそろいます。
  • 用途別の品として、関東化学はRoHS2対応用の40059-08を出しています。

試薬は試験・研究用です。和光は、原料として使いたいときは営業部門に問い合わせるよう案内しています。

純度の表記と規格項目をそろえる

同じ「99.0%」⁠で⁠も⁠、試験方法と保証項目が違います。

  • 和光特級の202-02646は、キャピラリーGCで99.0+%としています。関東化学の鹿特級40271-00は、滴定で>99.0%です。
  • 純正化学の純正特級49140-0430は、GCで99.0%以上です。水分0.2%以下、不揮発物0.005%以下、モノエチルアミンとジエチルアミンは0.2%以下と決めています。
  • 純正化学の純正一級49140-1230は、GCで98.0%以上です。水分は0.5%以下、不揮発物は0.05%以下です。
  • 林純薬工業のGR品20004585とEP品20002125は、どちらも含量99.0%以上です。水分の上限は、GR品が0.1%、EP品が0.2%です。

数値は純正化学の規格書と林純薬工業のGR規格書などによります。必要な項目を横に並べて、同じ条件で読みます。

容量と価格をそろえて比べる

公開価格は2026-11-02に確認した500mLの掲載値です。

  • 林純薬工業のEP品20002125は1,900円、GR品20004585は2,000円です。どちらも税抜の希望納入価格です。
  • ナカライテスクの一級34804-85は1,960円、特級34805-75は2,550円です。どちらも税抜の定価です。
  • 和光特級の202-02646と関東化学の鹿特級40271-00は、2,500円です。どちらも税抜です。
  • 純正化学は特級が2,700円、一級が2,400円です。国産化学はK-GRが4,000円、K-EPが3,400円です。どちらも税区分の記載はありません。

規格と税区分が違う価格を、そのまま安い・高いと判定しません。大容量は、和光の14kgが見積り、純正化学の一級14kgや国産化学のK-EP12kgは問い合わせです。

危険物としての扱い

関東化学の表示では、消防法で危険物第4類第一石油類の非水溶性液体です。和光とナカライテスクは、化管法の第1種指定化学物質(PRTR第1種)と表示しています。

関東化学の文献値は引火点-6.7℃、沸点89〜90℃です。和光の物性情報では引火点-9℃です。火気を離し、危険物の保管量と置き場所を管理します。取り扱いと廃棄は、購入する製品の最新版SDSに従います。

見積もり前に決めること

  • 使う工程と目的を伝えます。合成試験、分析、合成原料の小口調達を区別します。
  • 保証純度と試験方法、水分や不純物の上限を指定します。参考物性を保証値の代わりにしません。
  • 使用量と包装量を決めます。試薬は25mLから14kgまであります。
  • 製品規格書、ロットの試験成績書、最新版SDSをそろえます。
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