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GUIDE / TITANIUM-NITRIDE

窒化チタンとは?種類(工業用の粉末・試薬・ターゲット)の違いと、粒径・窒素分・価格の選び方

硬くて電気を通す窒化チタン(TiN・チタンナイトライド)の3つの種類、粒径と窒素分の見方、融点と比重、価格と買い方を、主なメーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

窒化チタンは、チタンと窒素でできたセラミックスの材料で、硬くて電気を通します。工具やセラミックスの原料なら工業用の粉末、少量で確かめるなら試薬、薄膜をつけるならターゲットを選びます。公開価格があるのは試薬だけで、富士フイルム和光純薬の207-12461は100gで6,700円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

窒化チタンとは?

窒化チタンは、化学式TiNで表すチタンと窒素の化合物です。富士フイルム和光純薬の資料では、極めて堅く、硬さはダイヤモンドに近く、耐熱性も大きい材料です。粉末は黄褐色で、水には溶けません。

日本新金属の説明では、TiC基サーメット切削工具の特性改善に欠かせない化合物で、粉末ハイスや黄金色の装飾合金にも使います。比較ページには、粉末とターゲットを品番の単位で載せています。工具にTiNをつけるコーティングの受託加工は載せていません。

3つの種類

  • 工業用の粉末は、工具やセラミックスの原料にする粉です。日本新金属の TiN と TiN-01 を載せています
  • 試薬の粉末は、研究や試作のために少量で買う粉です。富士フイルム和光純薬の和光一級2品と、高純度化学研究所の TII05PB を載せています
  • ターゲットは、スパッタリングなどで薄膜をつける材料です。高純度化学研究所の TI013 と、フルウチ化学のターゲットを載せています

粒径と窒素分の見方

  • 日本新金属の TiN は、-75、0.70〜1.19μm、1.20〜1.80μmに分かれ、窒素は21.00%以上です
  • 日本新金属の TiN-01 は、1.00〜1.50μmで、窒素は18.50%以上です
  • 富士フイルム和光純薬の 207-12461 は、平均粒径1.2〜1.8μmで、窒素は21.0%以上です
  • 富士フイルム和光純薬の 200-12451 は、平均粒径1.0〜1.5μmです
  • 高純度化学研究所の TII05PB は、53μm以下の粉で、純度は2N(99%)⁠で⁠⁠⁠⁠す

融点と比重の見方

  • 高純度化学研究所の資料では、融点2950℃、比重5.43です
  • 富士フイルム和光純薬の資料では、比重5.24です
  • 資料で値が違うので、品質を決めるときは製品規格書や分析表で確かめます

価格と買い方

  • 公開価格を出しているのは試薬です。富士フイルム和光純薬の 207-12461 は、100gで6,700円、500gで21,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の 200-12451 は、100gで8,400円(税抜)⁠で⁠す⁠。500gは販売を終えています
  • 工業用の粉末とターゲットは、価格を公開していません。量や寸法を決めて、メーカーに問い合わせます
  • 少量で物性を確かめるなら、試薬から始めると早いです。高純度化学研究所の TII05PB は分析表が付きます
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