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GUIDE / TITANIUM-DIOXIDE

酸化チタンとは?ルチル・アナターゼ・微粒子の違いと、粒径・表面処理・価格の選び方

塗料・樹脂・触媒・電子材料に使う酸化チタン原料を、顔料用ルチル・顔料用アナターゼ・機能性粉体・ゾルに分けて解説。粒径の測定対象、表面処理、含有率と濃度、見積条件を公式資料からまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

酸化チタンは、塗料や樹脂の白色顔料、触媒や電子材料の原料です。白さを出す顔料と、微粒子・高純度の原料を分け、結晶形・粒径・表面処理から選びます。粉体とゾルでは、含有率と濃度の意味も違います。

酸化チタンとは

酸化チタンは、二酸化チタン・チタニアとも呼ぶチタンの酸化物です。堺化学工業は、白色度・隠蔽力・着色力を持つ白色顔料として、塗料・インキ・プラスチック・化学繊維などへの用途を案内しています。

酸化チタンの比較ページでは、配合や材料製造に使う原料を品番ごとに載せています。金属の板や棒、完成した塗料は別に扱います。

種類と使い分け

  • 顔料用ルチルは、塗料や樹脂を白くする原料です。石原産業のR-980は屋外用塩ビや各種樹脂向けで、耐候性を重視しています
  • 顔料用アナターゼは、繊維・樹脂・路材などに使います。富士チタン工業のTA300は、化学繊維とPETマスターバッチ向けです
  • 機能性粉体・高純度原料は、触媒・トナー・光学材料・電子部品などに使います。日本アエロジルのAEROXIDE P25は光触媒向け、東邦チタニウムのHT0210は電子部品向けです
  • ゾルは、酸化チタンの微粒子を液中に分散した原料です。多木化学のタイノックにはアナターゼ型とルチル型があり、結晶形も指定して選びます

粒径は項目名から確認する

小さい数値だけで選ばず、何の大きさかを確認します。一次粒子径、平均サイズ、換算粒径を同じ測定値として並べないでください。

  • 堺化学工業のR-62Nは、一次粒子径が0.26μmです
  • 富士チタン工業のTA300は、公式の特性表で平均粒子径0.58μmです。表の数値は代表値で、一次粒子径とは記載されていません
  • 東邦チタニウムのHT0210は、平均サイズが2.10〜2.55μmです
  • レゾナックのスーパータイタニア F-2は、換算粒径が60nmです

表面処理と分散剤

  • R-62Nは、シリカ・アルミナ処理のルチル型です。屋外塗料・屋外樹脂などを用途に載せています
  • A-190は、アルミナ処理のアナタース型です。樹脂への濡れ性と青味の色調が特徴で、チョーキング性を必要とする路材に使います
  • タイノック A-6とRA-6は、アミンを分散剤に使うゾルです。粉体の表面処理剤と同じ欄だけを見て判断せず、配合する樹脂や溶媒との相性を試します

含有率・純度とゾル濃度

  • HT0210は、酸化チタン99.9%以上の高純度原料です。不純物の上限も納入条件に含めて確認します
  • R-62Nは、表面処理をした顔料で、二酸化チタン89.0%以上です。含有率だけで顔料の性能を順位づけしません
  • タイノック A-6は、酸化チタン濃度6%のゾルです。この6%は液中の濃度で、酸化チタン粉体の純度を表す数値ではありません

触媒・電子材料の選び方

  • 光触媒には、対象物・光源・配合・評価条件をそろえます。AEROXIDE P25は、光触媒向けの親水性粉体で、BET比表面積は35〜65m²/gです
  • 触媒担体や電子材料では、比表面積と結晶組成を確認します。スーパータイタニア F-6Aは、比表面積85〜110m²/g、ルチル化率10%以下です
  • ゾルから膜を作るなら、粒径に加えて濃度・pH・分散剤を確認します。タイノック RA-6は、一次粒子径20nmのルチル型で、pHは12です

価格と見積もり

掲載品番では、メーカー公式の公開価格を確認できていません。用途を伝え、評価用の原料と量産時の納入規格を確認してから見積もりを取ります。

  • 粉体は、品番・粒径の定義・表面処理・数量・荷姿をそろえます
  • 高純度原料は、酸化チタン含有量と金属不純物などの上限を指定します
  • ゾルは、濃度・液量・分散剤・pHを伝えます。粉体と液の価格を重量だけで比較しません
  • 投入・分散・保管の条件は、品番ごとのSDSとメーカーへの確認で決めます

出典は、比較ページの各社公式資料にまとめています。仕様の確認日は2026-10-28です。

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