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GUIDE / THREONINE

スレオニン(トレオニン)⁠と⁠は⁠?L体・D体・DL体の違いと、純度・等級・包装・価格の選び方

研究・分析・培地調製・食品の製造に使うスレオニン(トレオニン)の異性体、特級と細胞培養用、純度と光学純度、水への溶けやすさ、包装量と価格を、メーカー公式資料から整理しました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

スレオニンは、研究・分析や培地、食品の製造に使う必須アミノ酸で、トレオニンとも呼びます。買うときは、試験法や製造の規格が指定する異性体(L体・D体・DL体)、等級と保証項目、使い切れる包装量を先に決めます。メーカーによって「スレオニン」「トレオニン」と表記が分かれるので、品番とCAS RNで発注します。試薬は試験研究用なので、食品の製造には食品添加物の規格品を使います。

スレオニンとは

スレオニンは英語でThreonine、略してThrと書きます。和光の204-01322は分子量が119.12で、分子式は CH3CH(OH)CH(NH2)COOH と書きます。和光のCultureSure L-トレオニンの概要では、必須アミノ酸の1つと説明しています。プロテインケミカルは、穀物類では含有量が低いため不足しやすく、精白米に加えるときはリジンとのバランスが大切だと紹介しています。

スレオニンの比較ページでは、メーカーが自社製品として案内する試薬と食品添加物を、品番・純度・等級・包装の単位で比べられます。ロイシンは別の化合物なのでロイシンの比較に分け、アロトレオニン、アミノ酸の混合品、保護アミノ酸などの誘導体、サプリメントは含めていません。

異性体と用途で分ける

  • L体の試薬は、試験法がL-スレオニンを指定する分析や、培地・試液の調製に使います。和光の204-01322、関東化学の40147-30、純正化学の40225-0410など、特級の製品を比べられます
  • 細胞培養の培地に入れるなら、和光のCultureSure L-トレオニン(031-23571)のように、エンドトキシンや生菌数を規定した細胞培養用を選べます
  • L体の食品添加物は、食品の製造に使います。プロテインケミカルは調味料・強化剤として、日本理化学薬品は食品添加物・医薬部外品原料規格・試薬の規格で案内しています
  • D体は、D-スレオニンを指定する合成や試験で選びます。ペプチド研究所の2809は、L体の混入を0.1%以下と規定しています
  • DL体は、DL-スレオニンを指定する試験や合成で選びます。関東化学の40146-32は、25g包装で純度を滴定で>95.0%と示しています

L体のCAS RNは72-19-5、D体は632-20-2、DL体は80-68-2です。関東化学はL(-)-スレオニン、和光と純正化学はL-トレオニンと表記していますが、同じ物質です。表記の違う品を取り違えないよう、発注書には品番とCAS RNを一緒に書きます。

純度と比旋光度の見方

  • 含量は、試験方法と一緒に見ます。関東化学の40147-30は滴定で>99.0%、和光の204-01322と純正化学の40225-0410は99.0%以上です
  • DL体は、L体の特級より低い数字の製品があります。関東化学の40146-32は>95.0%、和光のDL体の規格書は含量95.0%以上です
  • 異性体の混入上限は、含量とは別に確かめます。ペプチド研究所の2720はD体0.1%以下、D体の2809はL体0.1%以下を示しています
  • 比旋光度は、異性体の確認に使えます。和光の204-01322と純正化学の40225-0410は-27.5〜-29.0°、D体の40215-0415は+28〜+30°、和光のDL体は-1.0〜+1.0°⁠⁠⁠です
  • 乾燥減量は、乾かす条件も一緒に見ます。和光の204-01322は105℃で0.2%以下、純正化学のD体40215-0415は0.3%以下です

水への溶けやすさと試液の調製

和光の204-01322の物性情報では、水にやや溶けやすく、エタノール及びジエチルエーテルにほとんど溶けないと書かれています。細胞培養用の031-23571は、規格書でpHを5.2〜6.2と規定しています。溶かす量と溶媒は、使う試験法に合わせて決めます。

物性情報の値は参考値で、純度などの保証値ではありません。規格として使う項目は、製品規格書で確かめます。

包装量と価格

  • ペプチド研究所の2720は、25gで3,100円、100gで6,300円、500gで23,000円と公式に表示しています。取った製品ページでは税区分を確かめられませんでした
  • 純正化学の40225-0410は、25gで4,200円です。500gの40225-0401は20,100円です
  • 和光の204-01322は、25gで4,300円(希望納入価格・本体価格)で⁠す⁠。5gの202-01323は3,600円、500gの208-01325は41,900円です
  • 関東化学の40147-30は、25gで5,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • D体は、純正化学の40215-0415が1gで2,100円、和光の206-07661が1gで5,900円、ペプチド研究所の2809が5gで10,500円・25gで28,000円です
  • DL体は、関東化学の40146-32が25gで6,800円(税抜)、和光の207-01312が25gで7,600円です。サーモフィッシャーの138940250は25gで、価格は見積もりです
  • 細胞培養用は、和光の031-23571が100gで35,000円です

価格は2026年10月30日に確認した公式の表示です。異性体・等級・包装・税区分が違う製品は、金額だけで安い・高いを決めず、必要な品質条件をそろえて比べます。

保存と用途の注意

和光の204-01322と031-23571は室温、ペプチド研究所の2720と2809はRTの保存指定です。条件が書かれていない製品は、買う品番のSDSとラベルで確かめます。

試験研究用のスレオニンは、食品・サプリメントとして使う製品ではありません。和光の公式サイトも、試薬を医薬品・食品・家庭用品として使うことを認めていません。

出典は、和光の製品情報と製品規格書、CultureSure L-トレオニンと規格書、和光のDL体、関東化学のL体・DL体、純正化学の製品検索と規格書、ペプチド研究所のL体・D体、サーモフィッシャー、プロテインケミカル、日本理化学薬品です。

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