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GUIDE / TAIKABUTSU

耐火物とは?炉の内張りに使う耐火物の種類(耐火れんが・耐火断熱れんが・キャスタブル・耐火モルタル)と、耐火度・かさ比重・施工のしかたの選び方

製鉄・非鉄・セメント・ガラス・焼却炉などの炉の内張りに使う耐火物の4つの種類、定形耐火物と不定形耐火物の違い、耐火度(SK)と使用温度の見方、キャスタブルの乾燥、耐火モルタルの合わせ方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

耐火物は、炉の中の高い熱と溶けた金属・スラグから炉の鉄皮を守る内張りの材料です。炉材とも呼びます。形と使い方で、焼いて形を決めた耐火れんが・軽くて熱を通しにくい耐火断熱れんが・現場で流し込む・吹き付ける不定形耐火物・目地に使う耐火モルタルに分かれます。選ぶときは「炉のどこに使うか」「何℃まで耐えるか」「どう施工するか」の3つを先に決めます。

耐火物とは

耐火物は、工業炉・キルン・焼却炉などの内側に張り、高い熱や溶けた金属・スラグ・ガスから炉の鉄皮を守る材料です。工場で形を決めて焼いた定形耐火物(耐火れんが)と、粉や練った状態で届いて現場で形を作る不定形耐火物(キャスタブル・吹付け材など)があります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る耐火物を、品番の単位で載せています。建築・外構のレンガ、繊維の耐火断熱ブランケット、るつぼなど炉の部品は載せていません。

4つの種類

  • 耐火れんが(定形)は、緻密で強いれんがです。例はヨータイのスピネルれんが NC-3S と、三石耐火煉瓦のハイアルミナ質れんが ASP38・低鉄分れんが LF36 ⁠⁠⁠です
  • 耐火断熱れんがは、気孔を多く含ませた軽いれんがです。例はイソライト工業の B5 ⁠⁠⁠です
  • 不定形耐火物は、現場で流し込み・吹き付け・こて塗りをして形を作ります。例は品川リフラの LN-150、AGCセラミックスのアサヒキャスター TMT と GRAM、東和耐火工業の GH17-2 と GUNPLAST ⁠⁠⁠です
  • 耐火モルタルは、れんがの目地に使います。例はヨータイの M-AW と、イソライト工業の ASW F-14 ⁠⁠です

耐火度と使用温度の見方

  • 耐火度を SK の番号で書く品と、使える温度を℃で書く品があり、そのまま並べて比べられません
  • 三石耐火煉瓦の ASP38 は SK38、LF36 は SK36、ヨータイの NC-3S は SK40超です
  • ℃で書く品では、イソライト工業の B5 は1,300℃、品川リフラの LN-150 は1,500℃、AGCセラミックスの TMT は最高使用温度1,700℃です
  • ヨータイの品質表の数値は標準品質値で、規格値ではありません

かさ比重と断熱

  • かさ比重が大きいれんがほど緻密で重く、熱を通しやすくなります。ヨータイの NC-3S は3.07です
  • イソライト工業の B5 は0.78(試験成績)と軽く、熱伝導率は600℃で0.39W/(m・K)以下です
  • 炉の熱ロスを減らすなら、耐火断熱れんがや、品川リフラの LN-150 のような軽量キャスタブルを内張りや裏張りに使います

不定形耐火物の施工と乾燥

  • キャスタブルは、流し込み・圧入・こて塗りで施工します。吹付材は型枠を組まずに施工でき、操業中の熱間補修にも使います
  • 東和耐火工業の GH17-2 は冷間でも熱間でも吹き付けられ、炉を冷まさずに補修できます
  • 施工したあとは乾燥させてから昇温します。AGCセラミックスの QDシリーズは、施工厚み300mm以下なら24時間で乾燥が終わります
  • 吹き付けるときは、吹付機とノズルなどの付属品を用意します。AGCセラミックスの GRAM は、ニードルバルブとエクステンションホースを付けます

耐火モルタルの合わせ方

  • 目地に使うれんがの材質に合わせて選びます
  • ヨータイの M-AW は電融アルミナ質の熱硬性モルタルで、アルミナ質れんが CX-AW などに合わせてあります
  • イソライト工業の ASW F-14 は、耐火断熱れんが B5 に合わせた品種で、20kgの缶入りです

値段

  • このページの11製品は、どれも公式に値段を出していません
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