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GUIDE / SULFAMIC-ACID

スルファミン酸(アミド硫酸)⁠と⁠は⁠?試薬特級・工程用の大袋・容量分析用標準物質の違いと、純度・不純物・荷姿・価格の選び方

酸洗浄や亜硝酸の除去、有機合成、滴定の標定に使うスルファミン酸の3つの種類、分子式と分子量、JIS K 8587の試薬特級、20〜25kgの荷姿、JIS K 8005の容量分析用標準物質、取り扱いの注意と値段を、メーカーの公式資料と安全データシートをもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

スルファミン酸は、酸洗浄や亜硝酸の除去、滴定の標準物質に使う白い結晶の酸です。試薬の名前ではアミド硫酸と呼びます。500g前後のびんで買う試薬(特級・GR)、20〜25kgで受ける工程用、容量分析用の標準物質に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「どの量で受けるか」「どの不純物まで保証が要るか」の3つを先に決めます。

スルファミン酸の化学式と性質

スルファミン酸の分子式はHOSO2NH2で、分子量は97.09です。アミド硫酸・アミドスルホン酸・スルファミド酸とも呼びます。富士フイルム和光純薬の製品ページでは、水に溶けやすく、エタノールに溶けにくい白い結晶で、融点は200℃(分解)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

用途は、富士フイルム和光純薬が亜硝酸除去剤・還元剤・有機合成触媒を、日産化学が酸洗浄剤・スルフォン化剤・亜硝酸除去剤を書いています。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すスルファミン酸を、品番・等級・荷姿の単位で載せています。スルファミン酸を配合したスケール除去剤や洗浄剤の完成品、アミド硫酸ニッケルなどの塩は載せていません。

3つの種類

  • 試薬は、JIS K 8587の特級を中心に500gのびんで出ています。富士フイルム和光純薬・関東化学・純正化学・ナカライテスク・林純薬工業・米山薬品工業・国産化学が出しています
  • 工程用は、20kg・25kgで受ける品です。関東化学と純正化学が特級の20kg、林純薬工業が一級の25kg、米山薬品工業が25kgを出し、日産化学は化学品事業の製品として出しています
  • 容量分析用の標準物質は、滴定に使う溶液の濃度を決める基準です。関東化学と富士フイルム和光純薬が50gのびんで出しています

試薬特級で見る所

  • 特級はJIS K 8587の規格で、純度と不純物の上限を決めています
  • 富士フイルム和光純薬の198-04475は、純度99.5%以上、塩化物・銅・鉛・鉄がそれぞれ5ppm以下、強熱残分0.005%以下です
  • ナカライテスクの32423-35、林純薬工業の19004745、純正化学の12021-0301も、純度99.5%以上、塩化物と鉄は5ppm以下の規格書を出しています
  • 富士フイルム和光純薬の和光一級は含量98.0%以上です。特級の規格まで求めない洗浄や実習で使います

工程用の選び方

  • 酸洗浄やスルフォン化など、工程で毎月使うなら袋で受けます
  • 関東化学の37372-80と純正化学の12021-0363は、500gびんと同じ特級の規格を20kgで出しています
  • 林純薬工業の19007309は一級の25kgで、純度は99%以上です
  • 日産化学は等級と荷姿を公開していないので、用途と量を伝えて問い合わせます

容量分析用の標準物質と溶液

  • 関東化学の37372-96と富士フイルム和光純薬の015-23371は、JIS K 8005の容量分析用標準物質です
  • 富士フイルム和光純薬の015-23371は、純度99.90%以上に加えて、塩化物5mg/kg以下、鉄2mg/kg以下の規格があります
  • どちらもASNITE認定の認証標準物質で、富士フイルム和光純薬は1本ごとに不確かさを付けた認証書を付けています
  • 溶液で使うなら、関東化学が0.1mol/L アミド硫酸溶液(37878-08)を500mLで出しています

スルファミン酸の危険性と保管の注意

  • 富士フイルム和光純薬の安全データシートでは、皮膚腐食性/刺激性を区分2、眼刺激性を区分2Aに分類しています。使う製品のSDSで保護具を決めます
  • アルカリ性の物質と混ぜないようにします
  • 高温と直射日光、湿気を避け、換気のよい涼しい場所に密閉して保管します

購入価格と見積もり

  • 値段を公式に出しているのは、500gと50gのびんだけです
  • 特級の500gは、林純薬工業の19004745が3,300円(税抜)、純正化学の12021-0301が3,600円、富士フイルム和光純薬の198-04475が3,700円(希望納入価格)、関東化学の37372-00とナカライテスクの32423-35が3,700円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 米山薬品工業のGR(35226)は500gで3,500円、国産化学のGR(2112922)は500gで11,200円です
  • 容量分析用標準物質の50gは、富士フイルム和光純薬の015-23371が14,000円(希望納入価格)、関東化学の37372-96が14,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 20〜25kgの荷姿と日産化学の工業向けは値段を出していないので、等級・量・荷姿を伝えて見積もりを取ります
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