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GUIDE / STRONTIUM

ストロンチウムとは?炭酸塩、硝酸塩、塩化物と金属の違いと、純度・規格・扱い方の選び方

研究に使うストロンチウム化合物の試薬、フェライトや蛍光体の原料にする工業用の炭酸ストロンチウム、金属ストロンチウムの違い、純度の数え方、規格、水を避ける扱い方、消防法の区分、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

ストロンチウムは、元素記号Srのアルカリ土類の金属で、熱や炎で赤く光ります。業務で買うストロンチウムは、研究に使う化合物の試薬、ガラスやフェライト、電子材料の原料にする工業用の炭酸塩・硝酸塩、金属ストロンチウムに分かれます。選ぶときは「どの化合物か」「試薬か工業品か」「純度をどう数えているか」の3つを先に決めます。金属は水に触れると可燃性ガスを出すので、油の中で水から離してしまいます。

ストロンチウムとは

ストロンチウムは、元素記号Srの金属です。高純度化学研究所の説明では、化学反応性が高く、空気にさらすと表面が黄味を帯びます。熱やエネルギーを与えると赤い光を出すので、塩化ストロンチウムは花火や発煙筒に使います。

比較ページには、日本の会社が自社名で出すストロンチウムの化合物と金属を、品番やグレード、純度の単位で載せています。ストロンチウム標準液、チタン酸ストロンチウムなどの複合酸化物、医薬品や食品は載せていません。

3つの種類

  • 試薬(研究用の化合物)は⁠、試験研究に使う硝酸ストロンチウム・炭酸ストロンチウム・塩化ストロンチウムです。例は富士フイルム和光純薬の194-04232と190-04175、純正化学の18410-0301、国産化学の2115549、米山薬品工業の03129です
  • 工業用の原料は、ガラスやフェライト、電子材料にする炭酸ストロンチウムと硝酸ストロンチウムです。例は堺化学工業のSW-P-NとSW-K、本荘ケミカルの高純度炭酸ストロンチウムと硝酸ストロンチウムです
  • 金属ストロンチウムは、塊や砕いた形で出す金属です。例は高純度化学研究所のSRE02GB、フルウチ化学のチャンク、三津和化学薬品の破砕品です

化合物ごとの違い

  • 炭酸ストロンチウムは水に微溶です。富士フイルム和光純薬は、ブラウン管、花火、信号筒、光学レンズの材料としています
  • 炭酸ストロンチウムは、強熱すると酸化ストロンチウムと二酸化炭素に分かれます
  • 硝酸ストロンチウムは水に溶けやすく、花火や赤色の発火信号に使います。富士フイルム和光純薬の資料では、融点は570℃、比重は2.99です
  • 塩化ストロンチウムは、花火や発煙筒に使います。純正化学の18410-0301は、水に溶かして使う六水和物です

用途と工業用のグレード

  • 本荘ケミカルの案内では、ストロンチウムはフェライト磁石、亜鉛の精錬、半導体コンデンサー、太陽光パネル、電池材料に使います
  • 堺化学工業の汎用グレードのSW-P-Nは、ガラス・フェライト・セラミックス向けです
  • 堺化学工業の高純度品のSW-Kは、コンデンサー・PTCサーミスタ・圧電体・蛍光体向けです
  • 本荘ケミカルの炭酸ストロンチウムは、高純度品が99.4%以上、一般品が97%以上、造粒品が96.6%以上です

純度と規格の見方

  • 富士フイルム和光純薬の試薬特級の194-04232は、滴定で98.0〜102.0%です
  • 化学用の190-04175は、乾燥後に滴定で95.0%以上です
  • 純正化学の18410-0301は99.0%以上で、製品規格書にバリウムや鉄などの上限も決めています
  • 金属は、フルウチ化学の3Nがバリウムを除いた純度で、高純度化学研究所のSRE02GBは2N、三津和化学薬品の破砕品は98%です。数え方をそろえてから比べます

扱い方と法令

  • 金属ストロンチウムは、水に触れると可燃性のガスを出します。高純度化学研究所のSRE02GBは油中保存で届き、分析表が付きます
  • 容器を密閉し、換気の良い所で施錠して保管します
  • 金属の火は水で消しません。乾燥砂などで窒息消火し、消火剤は乾燥砂、膨張真珠岩、消石灰、金属火災用粉末消火器です
  • 硝酸ストロンチウムは消防法の危険物第1類です。富士フイルム和光純薬は危1-III、国産化学は危1-Nと書いています
  • 試薬は試験研究用です。原料や製品に使うなら工業品を選びます

容量と値段

  • 値段を公式に出しているのは試薬の5製品です
  • 25gは、米山薬品工業の硝酸ストロンチウムが2,000円、富士フイルム和光純薬の硝酸ストロンチウムが5,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 500gは、富士フイルム和光純薬の炭酸ストロンチウムが4,500円(税抜)、純正化学の塩化ストロンチウム六水和物が6,100円(本体価格)、国産化学の硝酸ストロンチウムが11,200円です
  • 富士フイルム和光純薬は、炭酸ストロンチウムの20kg入りを見積りで出しています
  • 堺化学工業と本荘ケミカルの工業品、金属ストロンチウムは、量と条件を伝えて見積もりを取ります
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