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GUIDE / SODIUM-OXALATE

しゅう酸ナトリウム(シュウ酸ナトリウム)⁠と⁠は⁠?試薬特級・一級・容量分析用標準物質・規定液の違いと、純度・不純物・ファクター・価格の選び方

過マンガン酸カリウムと組み合わせる滴定やCOD測定、試液づくりに使うしゅう酸ナトリウムの4つの種類、化学式と分子量、JIS K 8528の試薬特級、JIS K 8005の容量分析用標準物質、0.05mol/L・0.0125mol/Lの溶液、劇物の扱いと値段を、メーカーの公式資料と安全データシートをもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

しゅう酸ナトリウムは、過マンガン酸カリウムと組み合わせる滴定や還元剤に使う、しゅう酸のナトリウム塩です。シュウ酸ナトリウム・蓚酸ナトリウムとも書きます。試薬特級、一級などの汎用品、認証書つきの容量分析用標準物質、濃度を合わせた溶液に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「どの不純物まで要るか」「固体か溶液か」の3つを先に決めます。

しゅう酸ナトリウムの化学式と性質

しゅう酸ナトリウムの分子式は(COONa)2で、分子量は134.00です。富士フイルム和光純薬の製品ページでは、27倍の水、16倍の沸騰水に溶け、アルコールとエーテルには溶けないとしています。特級の規格では、30g/Lの水溶液のpHを6.5〜8.5に決めています。

試薬特級の用途として、富士フイルム和光純薬は還元剤、調製液用原料、金属錯体研究用と書いています。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すしゅう酸ナトリウムを、品番・等級・容量の単位で載せています。しゅう酸そのものや、しゅう酸カリウムなどほかの塩は載せていません。

4つの種類

  • 試薬特級は、JIS K 8528の規格で純度と不純物の上限を決めた品です。富士フイルム和光純薬・関東化学・純正化学・米山薬品工業・国産化学が500gで出しています
  • 一級などの汎用品は、純度99.0%以上で、特級より値段が安い品です。関東化学の鹿1級と林純薬工業の一級を載せています
  • 容量分析用標準物質は、JIS K 8005に合う認証標準物質です。富士フイルム和光純薬が50gのびんで出しています
  • 容量分析用の溶液は、濃度を0.05mol/Lや0.0125mol/Lに合わせた品です。純正化学・林純薬工業・米山薬品工業・国産化学が500mLで出しています

試薬特級と一級で見る所

  • 富士フイルム和光純薬の特級198-02655は、純度99.5%以上、塩化物0.001%以下、硫酸塩0.002%以下、鉄0.001%以下です
  • 純正化学の特級37120-0301も、規格書に同じ水準の上限を並べています
  • 林純薬工業の一級19003005は、含量99.0%以上、塩化物0.006%以下、鉄0.002%以下です
  • 関東化学・米山薬品工業・国産化学は、製品ページに不純物の規格値を書いていません。要るときは試験成績書や問い合わせで確かめます

容量分析用標準物質を選ぶ場面

標準液の濃度を決めるもとにするなら、容量分析用標準物質を使います。富士フイルム和光純薬は、TraceSureシリーズを一次標準物質にして、局方一般試験法用の規定液の値付けをしていると書いています。

  • 富士フイルム和光純薬の192-15941は、純度99.95%以上です
  • 1本ごとに、不確かさを書いた認証書が付きます
  • 50gで希望納入価格15,000円と、特級の500gより高い品です

容量分析用の溶液とCOD測定

  • 0.05mol/Lの溶液は、過マンガン酸カリウム溶液と組み合わせて、酸化性物質の定量に使います
  • 工場排水のCODは、JIS K 0102の方法で、0.0125mol/Lの溶液を0.005mol/L 過マンガン酸カリウム溶液と組み合わせて測ります
  • 純正化学の95412-8030は、ファクターが1.000〜1.005(20℃)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 林純薬工業の42000555は、ファクターが0.97〜1.03で、10Lの容器でも出しています

しゅう酸ナトリウムの危険性と保管の注意

  • 固体のしゅう酸ナトリウムは、毒物及び劇物取締法の劇物です。表示を合わせ、施錠して保管します
  • 富士フイルム和光純薬の安全データシートでは、強い眼刺激(H319)としています。保護めがねを付け、使う製品のSDSで保護具を決めます
  • 直射日光を避け、換気のよい涼しい場所に密閉して保管します
  • 強酸化剤と接触させないようにします

購入価格と見積もり

  • 特級の500gは、米山薬品工業の02987が4,600円、富士フイルム和光純薬の198-02655が5,700円(希望納入価格)、関東化学の37227-00が5,700円(税抜)、国産化学の2112183が9,700円(カタログ価格)、純正化学の37120-0301が11,100円(本体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 一級の500gは、林純薬工業の19003005が2,800円(税抜)、関東化学の37227-01が3,800円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 0.05mol/Lの溶液の500mLは、純正化学の95412-8030が2,000円(本体)、国産化学の2124076が2,600円、林純薬工業の42000555が6,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 税の区分が社ごとに違うので、比べるときは見積もりで同じ条件にそろえます。米山薬品工業の20kg(02989)は値段を出していないので、量を伝えて見積もりを取ります
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