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GUIDE / SODIUM-FLUORIDE

フッ化ナトリウムとは?特級と一級の違い、標準物質と25kg包装の選び方

フッ化ナトリウム(ふっ化ナトリウム・フッ化ソーダ・NaF)の性質と用途、特級と一級の違い、容量分析用標準物質、25kg包装の品の選び方、価格、劇物としての保管を、メーカー公式の資料でまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

フッ化ナトリウムは、金属の表面処理や防腐、分析の試験に使う白い粉の薬品です。試験法が特級を指定していれば特級、指定がなければ一級やEP、基準を決めるなら標準物質、工程で量を使うなら25kg包装を選びます。劇物なので、施錠してしまっておきます。

フッ化ナトリウムとは

化学式はNaFで、ふっ化ナトリウム、フッ化ソーダとも書きます。CAS RNは7681-49-4、分子量は41.99です。森田化学工業の資料では白色の結晶性粉末で、融点は993℃、水への溶解度は100gに4.3g(25℃)⁠で⁠す⁠。厚生労働省の職場のあんぜんサイトは、用途に防腐剤、金属表面処理剤、アルカリ中和剤などを挙げています。

フッ化ナトリウムの比較ページでは、自社の規格で試薬を出すメーカーと、25kgで出すメーカーの品を、等級と荷姿で分けて並べています。

特級・一級・標準物質の違い

  • 特級は、JIS K 8821の品です。和光の196-01975と純正化学の64150-0301は純度99.0%以上で、塩化物0.003%以下の上限があります
  • 一級とEPは、特級より純度の低い品です。純正化学の64150-1201は98.0%以上で規格の項目も特級より少なく、キシダ化学の010-71535は98%、米山薬品工業の04264は97%です
  • 容量分析用標準物質は、基準を決めるための品です。関東化学の37174-33は純度99.90%超で、ASNITE認定の認証標準物質です

量と荷姿の選び方

  • 少ない量なら、特級の25gがあります。林純薬工業、キシダ化学、純正化学、和光、関東化学が出しています
  • 500gは、特級と一級の両方で各社が出しています
  • 25kgは、森田化学工業のフッ化ソーダと米山薬品工業の04266です。どちらも純度と値段を公開していないので、規格書と見積もりを取ります

規格書の読み方

  • 純度は、等級ごとに読みます。関東化学の特級37174-00は99.0%超、標準物質の37174-33は99.90%超です
  • 鉄の上限は、和光と純正化学の特級が0.001%以下、純正化学の一級が0.005%以下です
  • ヘキサフルオロけい酸塩の上限は、和光と純正化学の特級が0.05%以下、純正化学の一級が0.3%以下です
  • 純正化学の規格書は、規格項目と規格値が別の並びで書かれています。順番を合わせて読みます

包装と価格

  • 特級の500gでは、林純薬工業の19002315が希望納入価格9,500円税抜、和光の196-01975が10,000円税抜、関東化学の37174-00が11,000円税抜です
  • キシダ化学の000-71535は11,000円で、製品ページに税区分の記載がありません。純正化学の64150-0301は本体価格11,900円です
  • 一級とEPの500gでは、米山薬品工業の04264が5,000円、純正化学の64150-1201が本体価格5,900円、キシダ化学の010-71535が6,500円、国産化学のK-EP 2114011が6,700円です
  • 標準物質の37174-33は、25gで79,000円税抜です

保管と法規

関東化学の製品ページでは、毒劇法の劇物、安衛法第57条の表示対象物、化管法の第一種指定化学物質です。国連番号は1690です。施錠して、容器を閉めて冷暗所にしまっておきます。

酸に触れると腐食性の強いふっ化水素が出るので、酸とは分けてしまいます。水溶液はアルカリ性でガラスを腐食するので、容器はポリエチレンやポリプロピレンを使います。飲み込むと有毒なので、扱う場所では飲食しません。

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