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GUIDE / SILVER-OXIDE

酸化銀とは?試薬・電池材料・過酸化銀の種類と、等級・純度・容量・価格の選び方

触媒・有機合成の試薬から、酸化銀電池・銀ペーストの原料まで使う酸化銀(酸化銀(I)・過酸化銀⁠)⁠の違いを整理。和光特級・純正特級・EPなどの等級と純度、容量と価格、保管の注意をメーカー公式資料からまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

酸化銀は、触媒・試薬や電池の材料に使う銀の酸化物の粉末で、ふつうは化学式Ag2Oの酸化銀(I)を指します。試験研究なら等級と純度の決まった試薬を、酸化銀電池や銀ペーストの原料なら貴金属・電子材料のメーカーの品を選びます。酸化銀(II)の過酸化銀は別の物質なので、CAS RNで見分けます。

酸化銀とは

酸化銀(I)は黒褐色の粉末で、硝酸に溶けやすく、水にはほとんど溶けません。比重は7.22です。富士フイルム和光純薬は、触媒と有機合成の脱ハロゲン剤を用途に書いています。大浦貴金属工業は、酸化銀電池・銀ペースト材料・触媒・試薬を主な用途にしています。

酸化銀の比較ページは、自社で作るメーカーの酸化銀を、等級や品番の単位で載せています。完成した酸化銀電池・ボタン電池、銀粉、硝酸銀などほかの銀化合物は含みません。

使い道から種類を選ぶ

  • 試薬の酸化銀(I)は⁠、試験研究に使う小分けの品です。和光純薬の品番199-00882は、25g・100g・500gの3容量があります
  • 電池・工業材料の酸化銀(I)は⁠、酸化銀電池や銀ペーストの原料です。DOWAエレクトロニクスの酸化銀粉は、腕時計などのボタン電池に使います
  • 過酸化銀は、化学式Ag2O2の酸化銀(II)⁠で⁠す⁠。高純度化学研究所の品番AGO02PBは、CAS RNが1301-96-8で、酸化銀(I)の20667-12-3とは別です

等級と純度をそろえる

  • 和光純薬の和光特級と、純正化学の純正特級は、どちらも純度が乾燥後で99.0%以上です
  • 米山薬品工業の品番02616は、規格がEPで、純度は98.0%以上です
  • 大浦貴金属工業は、OPM特級が99.0%以上、OPM1級が98.0%以上です。OPM特級は、遊離アルカリを0.012%以下と決めています
  • 三津和化学薬品は、酸化銀(I)を3Nと2Nに分けて案内しています

同じ「特級」でも、規格に載せる項目は会社ごとに違います。純正化学の品番32100-0410は、純度・硝酸溶状・乾燥減量・アルカリの4項目を製品規格書に載せています。

容量と価格の確かめ方

  • 公開価格があるのは和光純薬の品番199-00882で、25gは21,000円(税別・希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 米山薬品工業は25gと500g、大浦貴金属工業は500gのポリ瓶で出しています
  • 大浦貴金属工業は、地金価格をもとに単価を出しています。銀の相場で値段が動くので、数量を決めてから見積もりを取ります

保管と取扱いの注意

  • 酸化銀は光で分解し、加熱すると酸素を出します。燃えやすい物から離してしまっておきます
  • 和光純薬は160℃から分解が始まると書き、大浦貴金属工業は分解温度を300℃と書いています。資料ごとに書き方が違うので、熱をかける工程はSDSで条件を確かめます
  • 高純度化学研究所の品番AGO01PBとAGO02PBは、分析表を付けて届きます。受け入れ検査の項目を先に決めておきます

仕様は2026年10月29日に確認したメーカー公式資料によります。各品の出典は比較ページの出典欄⁠と製品詳細にまとめています。

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