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GUIDE / RUBIDIUM

ルビジウム塩とは?塩化ルビジウム・炭酸ルビジウム・標準液の違い、用途、純度と価格の選び方

分析や研究に使うルビジウム塩(塩化ルビジウム・炭酸ルビジウム)とルビジウム標準液の性質と用途、種類の違い、純度・含量の規格、容量と価格、保管と取り扱いの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ルビジウム塩は、ルビジウムを含む白い結晶・粉末の無機塩です。分析でルビジウムイオンを足すなら塩化ルビジウム、ほかのルビジウム塩の原料にするなら炭酸ルビジウム、原子吸光やICPの検量線を作るならRb 1000mg/Lの標準液を選びます。選ぶときは「何に使うか」「純度の規格」「使う量」の3つを先に決めます。

ルビジウム塩とは

ルビジウム塩は、ルビジウムと酸からできた塩で、試薬では塩化ルビジウム(RbCl)⁠と⁠炭⁠酸ルビジウムが代表です。富士フイルム和光純薬は、塩化ルビジウムの用途を分析でのルビジウムイオンの供給源、炭酸ルビジウムの用途をルビジウム塩の製造原料と書いています。金属のルビジウムは、高純度化学研究所が原子時計に使われていると紹介しています。

比較ページには、日本のメーカーが自社の製品として出すルビジウム塩の試薬とルビジウム標準液を、品番の単位で載せています。金属ルビジウム、原子時計、海外ブランドの品は載せていません。

性質

  • 塩化ルビジウムの分子量は120.92で、水に溶けやすく、エタノールには極めて溶けにくい塩です
  • 塩化ルビジウムの水溶液はほぼ中性で、融点は関東化学の文献値で715℃です
  • 炭酸ルビジウムの分子量は230.94で、水に極めて溶けやすく、水溶液は塩基性です

3つの種類

  • 塩化ルビジウムは、分析でルビジウムイオンを足すときに使います。品数がいちばん多い塩です
  • 炭酸ルビジウムは、ほかのルビジウム塩を作る原料に使います
  • ルビジウム標準液は、Rbを1000mg/Lにそろえた水溶液で、原子吸光やICPの検量線に使います

純度の見方

  • 塩化ルビジウムの純度は、米山薬品工業の36258が99%、富士フイルム和光純薬の185-00322が95.0%以上、関東化学の36035-52が95.0%超です
  • 炭酸ルビジウムの純度は、純正化学の43390-1610が99%以上、富士フイルム和光純薬の180-00492が乾燥後97.0%以上です
  • 標準液は、純正化学の85067-3534が20℃のファクターを0.98〜1.02で決めています。関東化学の36521-1BはJCSSの計量法トレーサビリティ制度適合品です

容量

  • 富士フイルム和光純薬の塩化ルビジウムは、1gと25gから選べます
  • 富士フイルム和光純薬の炭酸ルビジウムは、5gと25gから選べます
  • 関東化学の塩化ルビジウムは5g、標準液はどちらも100mLです

値段

  • 塩化ルビジウムは、関東化学の36035-52が5gで5,300円、富士フイルム和光純薬の185-00322が25gで13,900円です
  • 炭酸ルビジウムの25gは、純正化学の43390-1610が15,900円、富士フイルム和光純薬の180-00492が20,500円です
  • 標準液の100mLは、関東化学の36521-1Bが6,600円、純正化学の85067-3534が9,500円です
  • どれも消費税を含まない値段で、米山薬品工業は値段を公式に出していません

保管と取り扱い

  • 関東化学のSDSでは、塩化ルビジウムの急性毒性(経口)は区分外で、容器は密栓して冷暗所にしまいます
  • 純正化学の炭酸ルビジウムは、容器を密閉して涼しいところに置き、日光を避けます
  • 硝酸ルビジウムは消防法の危険物(第一類)⁠な⁠の⁠で⁠、塩化物・炭酸塩と分けて管理します
  • 試薬は試験・研究用で、原料に使うときはメーカーの営業に問い合わせます
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