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GUIDE / PURGE-COMPOUND

成形機洗浄剤(パージ剤)⁠と⁠は⁠?ガラス入り・ノンフィラー・発泡の違いと、使用温度・価格の選び方

射出成形機・押出成形機の色替えや材料替えで使う成形機洗浄剤(パージ剤)の3つの種類、使用温度とグレードの選び方、ホットランナーとシール、使用量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

成形機洗浄剤(パージ剤)は、成形機のスクリューやダイに残った樹脂や汚れを押し出して洗う材料です。汚れの落とし方で、ガラスや無機フィラーで掻き取る型・樹脂だけで押し流すノンフィラー型・発泡や界面活性剤で浮かせる型に分かれます。選ぶときは「成形している温度」「前と後の樹脂」「ホットランナーも洗うか」の3つを先に決めます。

成形機洗浄剤(パージ剤)⁠と⁠⁠⁠⁠は

成形機洗浄剤(パージ剤・パージ材)は、射出成形機や押出成形機の中に残った前の材料や焼け焦げを、ペレットのまま流して押し出す材料です。色替え・材料替えのたびに次の材料で置き換えるより、少ない量と時間で終えます。

比較ページには、日本の会社が自社のブランドで出す成形機洗浄剤を、各社の代表のグレードの単位で載せています。商社が扱う他社の品、金型を拭く洗浄剤、スクリューを洗う装置は載せていません。

3つの種類

  • 掻き取り型は、ガラス繊維や無機フィラーで壁の焼け焦げや炭化物を掻き取ります。旭化成のアサクリンRX、ノバセルのセルパージNX-VG2、山陽化工のヨートレルH、富山カラーリングのトミクリンSSHがこの型です
  • ノンフィラー型は、フィラーを入れず樹脂だけで前の材料を押し流します。グランツのHaGaSIX、旭化成のアサクリンPF、トミクリンCPHがこの型です
  • 発泡・界面活性剤型は、発泡や界面活性剤で汚れを浮かせてから押し流します。日祥のZクリーンと、原料にまぶす液体のマルヤスのゲル・クリーン+がこの型です

使用温度で選ぶ

  • グレードごとに使える温度が決まっています。アサクリンRXは180〜330℃、アサクリンPFは280〜420℃です
  • HaGaSIXは、汎用樹脂用のN101が180〜280℃、エンプラ用のE201が260〜330℃です
  • ZクリーンS29は180〜320℃、テラボウのMECHA-TRELは160〜260℃です
  • PPS・PEEKなどのスーパーエンプラには、アサクリンPFやセルパージの高温用NX-HGのような高温用のグレードを使います

前と後の樹脂を考える

  • パージ剤が残るかどうかには樹脂の極性が大きく効くので、前の材料だけでなく後に流す材料も考えます
  • 後の樹脂がPP・PEなどのオレフィン系なら、セルパージはエンプラ用グレードのあとにオレフィン用グレードを流す2段使いを勧めています
  • 黒点・炭化異物を取りたいときはガラス入りを使います

ホットランナーとシール

  • アサクリンPFとHaGaSIX N101はホットランナーの洗浄に使えます。アサクリンRXはシリンダーだけに使います
  • 止める前のシールには、ノンフィラーのグレードを使います。セルパージを計量した状態で止めると、炭化物の発生を抑えられます
  • 高温のまま長く置かないでください。アサクリンRUは、280℃を超えて30分以上置かないよう案内しています

使用量と値段

  • 使用量は成形機の大きさで変わります。HaGaSIXは型締め力80トンで0.5〜1.0kg、MECHA-TRELは100tで0.5kgです
  • ノバセルの例では、850トンの成形機のABSの色替えが、セルパージNX-VN2なら5kg・5分で終わり、ABSで置換すると20〜30分・20〜30kgかかります
  • 値段を公式に出しているのは旭化成とノバセルです。アサクリンRXは1,080円/kg、PFは1,400円/kg、セルパージNX-VN2は873円/kg、NX-VG2は973円/kg(どれも税抜の標準価格)で⁠⁠⁠⁠す
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