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GUIDE / PERCHLORIC-ACID

過塩素酸とは?60%と70%の違い、特級・有害金属測定用・Ultrapurの不純物規格と価格の選び方

分析の前処理や酸化剤に使う過塩素酸の性質、60%品と70%品の違い、一般試薬・高純度分析用・工業用の3つの種類、鉛と鉄の上限、容量と値段、取り扱いの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

過塩素酸は、分析の前処理や酸化剤に使う、強い酸化力を持つ無機酸です。化学式はHClO4で、60〜70%の水溶液を使います。不純物の決め方で、一般試薬・高純度分析用・工業用に分かれます。選ぶときは「60%か70%か」「鉛と鉄の上限」「gかmLかの容量」の3つを先に決めます。

過塩素酸とは

過塩素酸(英名 Perchloric acid)は、化学式(分子式)がHClO4、分子量が100.46の無機酸です。高濃度では危険が大きいため、60〜70%の水溶液が商品になっています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る過塩素酸を、品番の単位で載せています。過塩素酸塩、滴定用の規定液、他社製品の販売店は載せていません。

3つの種類

  • 一般試薬は、特級やGRの規格で濃度と不純物を決めた試薬です。富士フイルム和光純薬の162-00715、関東化学の32060-00、純正化学の23025-0301、林純薬工業の16000845、米山薬品工業の01827・01828があります
  • 高純度分析用は、鉛や鉄の上限をppbやpptで決めた品です。和光の164-08955、純正化学の23025-3301、ナカライテスクの26508-25、関東化学のUltrapur 32059-1Bがあります
  • 工業用は、酸化剤などとして工程で使う品です。カーリットが40%品を工業用として案内しています

60%と70%の違い

  • 濃度の規格は、和光の162-00715が60.0〜62.0%、関東化学の32060-00が70.0〜72.0%です
  • 密度は、60%品が約1.54g/mL、70%品が約1.67g/mLです
  • 米山薬品工業は、同じGR規格で60%の01827と70%の01828を、どちらも500mLでそろえています

鉛と鉄の上限

  • 特級では、和光・関東化学・純正化学・林純薬工業とも、鉛は0.1ppm以下、鉄は1ppm以下です
  • 有害金属測定用では、和光の164-08955と純正化学の23025-3301が、鉛を2ppb以下に抑えています
  • ナカライテスクの26508-25は、鉛が2ppb以下、鉄が40ppb以下です
  • 関東化学のUltrapur 32059-1Bは、鉛が5ppt以下、鉄が20ppt以下です
  • 濃度が高いことと、不純物が少ないことは別です。測る元素の上限を見て選びます

容量と値段

  • 純正化学の23025-0301は、500gで4,700円です
  • 林純薬工業の16000845は、500gで5,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 和光の162-00715は、500gで6,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学のUltrapur 32059-1Bは、250mLで61,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 容量はgとmLの両方があります。発注のときに単位を取り違えないようにします

取り扱いの注意

  • 60%の水溶液でも、加熱で濃縮されると強い酸化力が出て、有機物などと反応して爆発することがあります
  • 還元剤や可燃性有機物と混ぜると、発火や爆発のおそれがあります
  • 消防法の危険物第6類です。保管する量と場所を決まりに合わせます
  • 保管は、和光の品が暗所、林純薬工業の品が常温です。発注品のSDSで確かめます
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