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GUIDE / PENTANE

ペンタンとは?工業用と試薬の違いと、純度・荷姿・価格の選び方

樹脂の発泡剤や洗浄の溶剤、分析や合成に使うペンタン(n-ペンタン)の工業用と試薬の違い、社ごとの純度の規格、500mLの値段、沸点・引火点と消防法の区分を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ペンタンは、発泡剤や洗浄の溶剤に使う、沸点の低い炭化水素です。n-ペンタンとも呼び、CAS番号は109-66-0です。工業用と試薬があり、試薬の特級と一級は500mLで2,700円から5,000円です。引火点が-49℃と低く、消防法の特殊引火物にあたります。

ペンタンとは

ペンタンは、CAS番号109-66-0、分子量72.15の炭化水素です。水にほとんど溶けず、エタノールやアセトンとは混ざります。沸点は36.1℃(関東化学の文献値)と低く、室温でもすぐ蒸発します。

三協化学は用途に、溶剤、洗浄剤、抽出用溶媒、合成樹脂の発泡剤を書いています。富士フイルム和光純薬は、低沸点溶剤と機器分析の標準を書いています。

比較ページには、日本の会社が自社で出すペンタンを、工業用と試薬の品番の単位で載せています。代理店が売る他社ブランド、標準品・標準溶液、イソペンタン単体は載せていません。

4つの種類

  • 工業用は、発泡や洗浄に量を使う品です。エスケイ産業・丸善石油化学・三協化学が出しています
  • 特級・GRは、分析や試験研究に使う等級です。和光・関東化学・ナカライテスク・純正化学・国産化学が出しています
  • 一級・EPは、溶剤として使う等級です。ナカライテスク・純正化学・国産化学・米山薬品工業が出しています
  • 脱水品は、水を嫌う有機合成に使います。和光と関東化学が出しています

純度の規格の違い

  • ナカライテスクは、特級の26401-05が99.0%以上、一級の26323-35が97.0%以上です(GC)
  • 純正化学は、特級の68450-0430が99.0%以上、一級の68450-1230が98.0%以上です
  • 和光特級の169-00605は含量98.0%以上、関東化学の鹿特級32051-00は98.0%超(GC)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 三協化学の工業用は、純度99%以上です
  • 丸善石油化学の工業用は、ペンタン分が99%前後で、n-ペンタンは80%前後です。残りのほとんどはイソペンタンです

容量と値段

  • 500mLの特級は、和光の169-00605と関東化学の32051-00が3,200円、ナカライテスクの26401-05が3,820円、純正化学の68450-0430が5,000円です(税抜)
  • 500mLの一級は、ナカライテスクの26323-35が3,460円、純正化学の68450-1230が4,400円です(税抜)
  • 国産化学のK-GRは3,200円、K-EPは2,700円、米山薬品工業のEPは3,100円です。この2社は税区分を書いていません
  • 脱水品は、和光の166-24395と関東化学の32053-05が、どちらも500mLで7,400円です(税抜)
  • 工業用の値段は公式に出ていないので、メーカーに問い合わせます

届くまでの日数

  • ナカライテスクは、特級・一級とも標準納期を翌営業日としています
  • 関東化学の鹿特級の通常納期は、3営業日です

取り扱いの注意

  • ペンタンは、引火点が-49℃(関東化学の文献値)と低く、消防法では危険物第4類の特殊引火物です。指定数量は50Lです
  • 和光は、暗所での保存を指定しています
  • 火気と静電気を避け、換気と保護具は製品のSDSで確かめます
  • イソペンタンは別の物質です。試薬は注文の前にCAS番号で確かめます
  • 工業用には、イソペンタンの混ざった品があります。組成をメーカーに確かめます
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