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GUIDE / METHANESULFONIC-ACID

メタンスルホン酸とは?特級と一級の違い、4mol/L溶液の使い道と、試薬の純度・規格・価格の選び方

有機合成の酸触媒やアミノ酸分析に使うメタンスルホン酸(MSA)の選び方。特級・GRと一級の違い、不純物の規格、劇物の表示、アミノ酸分析用の4mol/L溶液、容量と公式価格をメーカー資料から整理しました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

メタンスルホン酸(MSA)は、いちばん簡単なアルキルスルホン酸で、重合・アルキル化・エステル化の触媒や医薬品原料に使う強い酸です。試薬は、特級・GR、一級、調製済みの4mol/L溶液に分かれます。発注では、使い道に合うグレードを先に決め、不純物の規格・容量・価格を品番ごとに照合します。

メタンスルホン酸とは

メタンスルホン酸の化学式はCH3SO3H、分子量は96.11、CAS RNは75-75-2です。富士フイルム和光純薬は、アルキルスルホン酸の代表的な化合物で、硝酸の17倍の酸性度をもつと説明しています。厚生労働省のモデルSDSは、推奨用途に重合反応・アルキル化反応・エステル化反応の触媒、溶媒、医薬品原料を載せています。

メタンスルホン酸のメーカー比較では、試薬メーカー5社のメタンスルホン酸を、品番とグレード・容量の単位で載せています。メタンスルホン酸メチルなどのエステルや、メタンスルホン酸塩は含みません。

出典:厚生労働省 職場のあんぜんサイト メタンスルホン酸、和光 メタンスルホン酸 和光特級。確認日は2026年11月2日です。

3つの区分

  • 特級・GRは、各社の規格で上のグレードです。富士フイルム和光純薬の138-01576、純正化学の73175-0430、米山薬品工業の37479を載せています
  • 一級は、純度の規格だけを公開している品です。関東化学の25628-01(鹿1級)と、ナカライテスクの21714-65を載せています
  • 調製済みの4mol/L溶液は、アミノ酸自動分析用です。富士フイルム和光純薬の132-08431を載せています

特級と一級の違い

  • 和光特級の138-01576は、含量98.0%以上に加え、水分1.0%以下、カルシウム20ppm以下を規格書に載せています
  • 純正特級の73175-0430は、純度98.0%以上に加え、塩化物0.1%以下、硫酸塩0.1%以下、鉄0.002%以下を規格にしています
  • 一級では、関東化学の25628-01の純度は98.0%超(滴定)、ナカライテスクの21714-65の純度は99.0%以上(滴定)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 一級は純度の数字だけで比べず、不純物を気にする試験には限度値を載せた特級を使います

4mol/L溶液の使い道

  • 和光の132-08431は、濃度3.9〜4.1mol/Lにそろえたアミノ酸自動分析用の溶液です
  • トリプトファンは6N HClで加水分解すると壊れるため、トリプトファンを含むたん白やペプチドの加水分解に使います
  • 包装は1mLのアンプル10本入りで、保存は冷蔵(室温輸送)⁠で⁠⁠⁠⁠す

劇物と保管

  • 今回載せた6製品は、どれも劇物の表示です。鍵のかかる所にしまいます
  • 消防法では危険物第4類第4石油類にあたり、指定数量は6,000Lです
  • 皮膚腐食性・刺激性は区分1です。手袋と保護めがねを着けて扱います
  • 融点が20℃なので、寒い部屋では固まります。温めて溶かしてから量ります
  • 試薬は試験研究用です。医薬品・食品・家庭用品には使いません

容量と値段

  • 和光特級の138-01576は、500mLで14,700円(税抜)、25mLの134-01573は2,300円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の25628-01は500gで14,000円(税抜)、25gの25628-31は2,200円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ナカライテスクの21714-65は500gで14,900円(税抜)、米山薬品工業の37479は500gで9,300円です
  • 和光の4mol/L溶液132-08431は、1mL×10Aで18,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 容量と税区分がそろわないので、高い・安いは容量をそろえてから比べます
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