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GUIDE / LITHIUM-METAL

リチウム(金属リチウム)⁠と⁠は⁠?リチウム箔・棒・試薬の違いと、純度・厚み・取扱いの選び方

電池の負極に使うリチウム箔、棒・ロッド、研究用の粒・塊の試薬の違い、押出と圧延の箔の厚み、純度の書き方、水と湿気を避ける扱い方、消防法の区分、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

リチウムは、元素記号Liの白銀色の軟らかい金属です。業務で買う金属リチウムは、電池の負極などに使う箔・シート、棒・ロッド、試験研究に使う粒・塊の試薬に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「どの厚みと幅がいるか」「純度をどう書いているか」の3つを先に決めます。水に触れると燃えるガスを出すので、水と湿気から離して扱います。

リチウムとは

リチウムは、元素記号Liの白銀色の軟らかい金属です。三徳の案内では、金属の中でもっとも軽く、比重は0.5です。フルウチ化学の安全データシートでは、融点180.5℃・沸点1342℃です。水と激しく反応し、室温でも空気中の水分で黒く変わります。

比較ページには、日本の会社が自社名で出す金属リチウムを、形と純度、寸法、品番の単位で載せています。炭酸リチウムなどの化合物、リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン電池)などの完成品は載せていません。リチウム金属電池の負極に使う箔と、電池の完成品は分けて比較します。

金属リチウムの種類:3つの形

  • 箔・シートは、電池の負極などに使う薄いリチウムです。例は本城金属のリチウムフォイルと圧延リチウムフォイル、三徳のリチウム箔、三津和化学薬品とフルウチ化学の3Nの箔、高純度化学研究所のLIE01SBです
  • 棒・ロッドは、直径と長さの決まった棒のリチウムです。例は三津和化学薬品の3Nの棒と、フルウチ化学の3Nのロッドです
  • 粒・塊(試薬)は⁠、試験研究に使うリチウムの試薬です。例は富士フイルム和光純薬の127-06001、関東化学の24243-35、高純度化学研究所のLIE02GB、米山薬品工業の04823です

箔の厚みと幅

  • 本城金属の押出のリチウムフォイルは、厚み0.1〜3.0mm、幅15〜100mmです
  • 本城金属の圧延リチウムフォイルは、押出の箔をさらに圧延したもので、厚み0.02〜0.09mm、幅30〜60mmです
  • 本城金属によると、押出だけでは100μmまでが限界で、圧延で20μm級まで薄くしました
  • 本城金属の1リールの長さは、2mから約100mです
  • 決まった寸法の品では、三津和化学薬品の箔は厚み0.5mm・幅50mm、フルウチ化学の箔は幅41×長さ200×厚さ0.25mmです

貼り合せ品と合金の箔

  • 本城金属は、銅箔・SUS箔・ニッケル箔にリチウム箔を片面か両面で貼り合せた品を作っています
  • 本城金属のリチウム合金フォイルは、Mg・Zn・Alなどを概ね20wt%まで足せます
  • 三徳は、リチウム一次電池の負極向けに、純リチウムの箔とリチウム-アルミニウム合金の箔を作っています

純度の書き方

  • 三津和化学薬品とフルウチ化学の箔と棒は、3Nと書いています
  • 高純度化学研究所のLIE01SBとLIE02GBは、2Nupと書いています
  • 関東化学の24243-35は滴定で99.0%超、米山薬品工業の04823は99%です
  • 本城金属は、リチウム塊メーカーの保証値の純度99.8%を保つとしています
  • 富士フイルム和光純薬の127-06001は、含量を実績を集めてから規格にするとしています

扱い方と法令

  • 消防法では危険物第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)で⁠す⁠。関東化学の24243-35は第3類第二種です
  • フルウチ化学の安全データシートでは、流動パラフィンか灯油などの鉱油に浸してしまいます
  • 本城金属の箔はアルゴンを入れたアルミラミバックで、三徳の箔は不活性ガスの中でパックして出します
  • 火が出たときは、水・泡・炭酸ガスを使いません。高純度化学研究所の安全データシートでは、乾燥砂・膨張真珠岩・消石灰・金属火災用の粉末消火器を使います

容量と価格

  • 値段を公式に出しているのは試薬の3製品です
  • 米山薬品工業の04823は、25gで9,700円です
  • 関東化学の24243-35は、25gで11,600円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の127-06001は、10gで17,000円(希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 箔・シート・棒は、厚み・幅・量を伝えて見積もりを取ります
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