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GUIDE / KAIMEN-KASSEIZAI

界面活性剤とは?工業用原料の種類・HLB・有効成分・荷姿の選び方

工業用界面活性剤の陰イオン・陽イオン・非イオン・両性の違いと、洗浄・乳化・分散・帯電防止に使う原料の選び方。メーカー公式資料からHLB・濃度・曇点・流動点・荷姿をまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

界面活性剤は、水と油などの境目に働き、洗浄・乳化・分散を助ける原料です。用途と配合先を決め、イオン性・主成分・濃度を先に照合します。HLBだけで決めず、対象の油・pH・温度・泡の条件で試験してから、荷姿と見積条件を詰めます。

界面活性剤とは

水になじむ親水基と油になじむ親油基を同じ分子に持ち、界面に働く物質です。洗浄・乳化・分散・湿潤などに使い、製品によっては柔軟・帯電防止にも使います。

比較ページでは、国内メーカーの工業用原料を品番単位で比べます。完成した酸性洗剤・家庭用洗剤、消泡が主用途の配合剤、輸入販売元・総代理店が売る他社ブランドは含めません。

イオン性による種類と違い

  • 陰イオンは、親水基がマイナスのイオンになる種類です。アルスコープLN-90PWは、ラウリル硫酸ナトリウムを主成分とする洗浄・起泡原料です
  • 陽イオンは、親水基がプラスのイオンになる種類です。カチオンBBは、柔軟性・帯電防止・分散の機能を持ちます
  • 非イオンは、親水基がイオンにならない種類です。エマルゲン108は、洗浄剤や水溶性金属加工油の乳化に使います
  • 両性は、同じ分子にプラスとマイナスの基を持つ種類です。オバゾリンLBはベタイン型、タケサーフC-158Dはアラニン型です

仕組みと分類は三洋化成の技術解説⁠によります。

洗浄・乳化・分散の選び方

  • 洗浄原料では、材質・汚れ・温度・泡の許容範囲を決めます。コニオンAEP-1220は、低起泡性の金属洗浄向けです
  • 乳化原料では、対象の油と配合先を決めます。リカノンUA-5008は、乳化剤や誘導体原料に使います
  • 濡れ性改善や顔料分散には、ネオコールSW-Cが使えます。アクリルなどの乳化重合には、ネオコールPが案内されています

用途は新日本理化の製品案内と第一工業製薬の商品リスト⁠で確かめられます。

HLBと有効成分

  • HLBは親水性と親油性のバランスを示す指標です。算出法が複数あるため、数値だけで性能が同じとは判断できません
  • ブラウノンEL-1505は、HLBが10.5です。EL-1507は12.3、エマルゲン108は12.1です。対象の油と配合条件をそろえて試験します
  • タケサーフA-21-Pは、有効濃度90%以上の粉末です。タケサーフC-158Dは、有効濃度30%の液体で、溶剤にブチルジグリコールと水を使います
  • オバゾリンLBは、主成分配合量33%です。有効成分・有効濃度・主成分配合量は呼称と試験法を照合し、同じ数字として置き換えないでください

品番別の値は比較表の仕様と出典、HLBは三洋化成の乳化剤の解説⁠によります。

温度と配合の注意

  • サンノニックFN-80は、流動点が-22.5℃です。FN-100は-12.5℃で、いずれもJIS K 2269による原料の代表値です。配合液の凍結温度を保証しません
  • FN-80の曇点は、2質量%水溶液で34℃です。測定濃度・方法が違う他社の数値と、そのまま比較しないでください
  • 陰イオンと陽イオンは、混合で沈殿・凝集する点に注意します。両性も、アミノ酸型では等電点で沈殿する場合があります
  • サンノニックFNは、次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤には使えません。採用前に最新のSDSと副資材の条件を照合します

物性・測定条件・使用制限はサンノニックFNの公式資料⁠によります。

荷姿と見積もり

  • エマルゲン108は、17kg缶です。ネオコールPとネオコールSW-Cは、18kg缶です
  • コニオンAEP-1220は、17kg石油缶と180kgドラムです。リカノンUA-5008は、17kg石油缶です
  • 荷姿と最小注文量は別の条件です。品番・年間使用量・納入単位・保管条件をまとめて見積もりを依頼します

掲載した公式資料には公開価格がありません。推定価格を付けず、メーカーへの見積もりで確かめます。確認日は2026年10月28日です。

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