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GUIDE / ISOBUTYL-ACETATE

酢酸イソブチルとは?酢酸ブチルとの違い、工業用と試薬、純度・水分・価格の選び方

塗料・インキの溶剤や試験に使う酢酸イソブチル(CAS 110-19-0)について、酢酸ブチルとの違い、工業用・特級・一級の違い、純度と水分の読み方、荷姿と価格の選び方をメーカー公式資料で解説します。

2026年11月6日更新

この記事の答え

酢酸イソブチルは、塗料・インキの溶剤や抽出に使うエステル系の有機溶剤です。工業用・特級・一級では、保証している項目が違います。使う工程や試験法を先に決め、等級の名前だけでなく純度・水分の規格と荷姿をそろえて買います。

酢酸イソブチルとは

酢酸iso-ブチル、IBACとも呼ぶエステル系の有機溶剤で、化学名は酢酸-2-メチルプロピルです。KHネオケムは、塗料・インキ用溶剤、接着剤、反応溶媒、抽出溶剤、香料原料を用途例に出しています。

メーカー比較には、工業品や自社試薬を作る会社の製品を、品番・等級・荷姿の単位で載せています。酢酸ブチル、イソブタノール、混合シンナーは含めていません。

選ぶときは3つを先に決める

選ぶときは「何に使うか」「どの規格を求めるか」「どれだけ使うか」の3つを先に決めます。

  • 製造工程で樹脂を溶かすなら、工業用の缶やローリーを選びます
  • 試験法が等級を決めているなら、特級などの等級と規格書を合わせます
  • 実験や試作の溶媒なら、一級の瓶や缶を使う量で選びます

酢酸ブチル・イソブタノールとの違い

  • 酢酸ブチル(酢酸n-ブチル)は異性体で、別の物質です
  • イソブタノールはアルコールで、酢酸イソブチルはエステルです
  • 名前が似ているので、発注の前にCAS RNの110-19-0を確かめます

用途とグレードの違い

  • 工業用は、塗料・インキ・接着剤の製造に使います。KHネオケムは純度98.0%以上、水分0.10%以下を品質規格に出しています
  • 特級の試薬は、試験に使います。富士フイルム和光純薬の022-06466は和光特級で、含量98.0%以上です。関東化学の04350-00は鹿特級で、純度は99.0%を超えます
  • 一級の試薬は、実験や試作に使います。純正化学の31040-1230は純度99.0%以上、ナカライテスクの06025-65は純度98.0%以上です

等級の名前だけでは純度の高い順に並びません。規格書の数字で比べます。

純度と水分は別に読む

GCで測る純度と、水分の上限は別の項目です。純度の数字だけでは、水の少なさはわかりません。

  • KHネオケムの工業用は、純度98.0%以上、水分0.10%以下、蒸発残分0.002g/100mL以下です
  • 富士フイルム和光純薬の022-06466は、含量98.0%以上、水分0.2%以下、酸0.01%以下です
  • ナカライテスクの06025-65は、純度のほかに密度と屈折率の範囲を製品規格書に出しています

製品ページに保証値が無い項目は、発注の前に規格書を取り寄せます。

荷姿と価格をそろえる

  • 大伸化学のIBACは、1Lからタンクローリーまで案内しています
  • キシダ化学の010-10846は、15kgの受注製造品です
  • 500mLでは、関東化学の04350-00が2,200円(税抜)、ナカライテスクの06025-65が2,350円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の022-06466は2,200円(希望納入価格)、キシダ化学の000-10845と純正化学の31040-1230は2,500円で、税区分の表示がありません
  • 純正化学は、25mLの31040-1235を1,300円で出しています

税と送料は見積もりのときに確かめます。価格は2026-11-06に公式サイトで確かめました。

沸点・引火点と取り扱い

KHネオケムは沸点を116.6℃、引火点を21.5℃(密閉)と出しています。有機溶剤中毒予防規則では第二種有機溶剤です。

  • 消防法の区分は、会社の資料で第二石油類と第一石油類に分かれます。買う品のSDSで確かめます
  • 吸い込まず、皮膚や粘膜に付けないよう、排気しながら扱います
  • 火気を避け、着火源のない場所で扱います
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