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GUIDE / HYDROGEN-BROMIDE

臭化水素酸とは?試薬・酢酸溶液・工業用の違いと濃度・規格・価格の選び方

有機合成の臭素化や医薬原料の合成、分析に使う臭化水素酸の種類、濃度47.0〜49.0%の規格と不純物、臭化水素酢酸溶液、30kg・250kgの工業用の荷姿と価格を、メーカー公式資料からまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

臭化水素酸は、臭化水素ガスを水に溶かした強い酸です。「水溶液か酢酸溶液か」「試薬か工業用か」「どの等級の規格か」を先に決めます。試薬の特級は濃度47.0〜49.0%で、塩化物や鉄などの不純物の値は製品規格書で確かめます。

臭化水素酸とは

臭化水素は、20℃・1気圧で無色のガスで、沸点は-67℃です。これを水に溶かしたものが臭化水素酸で、化学式はHBrです。法令ではブロム水素とも呼びます(厚生労働省の臭化水素SDS)⁠。

厚生労働省のモデルSDSは、各種ブロム塩類・臭化アルキルの原料と医薬原料を用途としています。東ソーは、テレフタル酸を作るときの触媒にも使うと案内しています(東ソーの臭化水素酸)⁠。

メーカー比較ページは、臭化水素酸と臭化水素酢酸溶液を扱います。臭素や臭化ナトリウムなどの臭化物、医薬品の臭化水素酸塩、臭化水素ガスのボンベは含めません。

種類の違い

  • 試薬の臭化水素酸は、濃度47〜49%の水溶液です。特級・GRはJIS K 8509に沿って規格を決めています
  • 臭化水素酢酸溶液は、臭化水素を酢酸に溶かした溶液です。ペプチド合成でアミノ酸の保護基を外すのに使います
  • 工業用・化学用は、工場の原料として大きな荷姿で受け入れる品です。濃度や規格は見積もりで確かめます

試薬の濃度と不純物の規格

特級・GRの濃度は、JIS K 8509に沿って47.0〜49.0%です。不純物は、強熱残分・塩化物・りん酸塩・重金属・ひ素・鉄などを決めています。

  • 和光の試薬特級088-01045は、強熱残分0.005%以下、塩化物0.03%以下で、JIS認証試薬です
  • ナカライテスクのJIS試薬特級18318-65も、強熱残分0.005%以下、塩化物0.03%以下です
  • 純正化学の試薬特級36145-0301は、濃度47.0〜49.0%で、品番ごとの製品規格書を出しています
  • 関東化学のRoHS2対応用18723-08は、RoHS2の分析に合わせた規格で、純度は47.0〜49.0%です

出典は和光の製品規格書、ナカライテスクの製品規格書、純正化学の製品規格書、関東化学のRoHS2対応用です。

臭化水素酢酸溶液の使い方

和光の25%臭化水素-酢酸溶液は、アミノ酸保護基のZ基・Boc基を外す試薬です。計算上は臭化水素2当量ですが、過剰に入れるのがふつうです(和光の製品詳細)⁠。

  • 和光の082-04005は、濃度24.0〜26.0%、水分0.5%以下の生化学用です
  • 国産化学の25%臭化水素酸・酢酸は、100gと500gの包装があります
  • マナックの臭化水素酢酸溶液は、200kgの荷姿で出しています

臭化水素酸の購入:荷姿と価格

  • 和光の試薬特級088-01045は、500gで2,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ナカライテスクの18318-65は、500gで2,900円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の特級18077-00は、500mLで3,700円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 米山薬品工業のGR 02928は500mLで2,600円、国産化学のGR 2126761は500mLで4,000円です
  • 和光の25%臭化水素-酢酸溶液082-04005は、500gで18,900円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • マナックの化学用は30kgと250kgの荷姿です。東ソーは南陽工場で生産しています

価格は2026年11月1日確認。出典は比較ページの各製品の公式ページです。500gと500mLでは中身の量が違うため、容量と税区分をそろえて見積もりを取ります。

劇物としての取り扱いと保管

臭化水素は毒物及び劇物取締法の劇物で、鍵のかかる場所にしまっておきます。労働安全衛生法の表示対象で、消防法の貯蔵等の届出を要する物質でもあります(厚生労働省の臭化水素SDS)⁠。

水溶液は強い酸で、塩基と激しく反応し、多くの金属を侵します。和光の試薬特級は、空気と光で徐々に褐色を増すと案内しています。密度は約1.48g/mL、比重は1.49です(和光の製品詳細)⁠。

保護具・保管条件・こぼれたときの処置は、使う製品の最新のSDSで確かめます。試験研究用の試薬を製造原料に使うときは、メーカーへ用途を伝えて確かめます。

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