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GUIDE / FORMALDEHYDE

ホルムアルデヒドとは?ホルマリンとの違い・濃度・中性緩衝液の種類と選び方

樹脂合成・分析試験・組織固定に使うホルムアルデヒド水溶液と中性緩衝ホルマリンについて、化学式、10%表示の意味、メタノールなどの添加剤、不純物規格、検査用固定液のpH、荷姿・価格の選び方をメーカー公式資料からまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

ホルムアルデヒドは樹脂合成・分析試験・組織固定に使う化学物質で、化学式はHCHOで、水溶液をホルマリンと呼びます。発注では「使う目的」「HCHO濃度と濃度の単位」「添加剤・不純物規格」「荷姿」を合わせます。10%ホルマリンの10%は、ホルムアルデヒドそのものの濃度とは違います。

ホルムアルデヒドとは

ホルムアルデヒドは、合成樹脂などの原料や分析試薬、組織固定液に使う物質です。三菱ガス化学は合板接着剤・合成樹脂向けの原料を案内しています。富士フイルム和光純薬の解説では、水溶液のホルマリンがタンパク質を架橋して固定する性質を説明しています。

メーカー比較ページでは、工業原料・一般試薬・中性緩衝ホルマリンを分けて載せています。医薬品や家庭向け完成品、他社製品を売る販売店、パラホルムアルデヒド原料・PFA調製液は除いています。

ホルマリンの10%とHCHO濃度を分ける

富士フイルム和光純薬の使い分けの解説では、ホルマリン液の%は原液の容量比率を表します。名称だけで、最終液のホルムアルデヒド含量を読み替えないでください。

  • 和光のホルムアルデヒド液064-00406は、HCHOの質量分率36.0〜38.0%を規格にしています
  • 和光の10%中性緩衝ホルマリン液062-01661は、HCHOの規格値が3.8〜4.1%です。製品規格書の含量欄は、%の分率を明記していません
  • 関東化学の中性緩衝ホルマリンは、10%・20%を原液の添加量と説明しています。HCHO濃度の保証値とは分けて読みます

仕様書をそろえるときは、物質名、濃度範囲、質量分率か容量比率か、保証規格か表示値かを転記します。SDSの組成範囲は製品規格書の保証値と同じ扱いにしません。

用途で分ける種類

  • 工業原料は、合成樹脂や接着剤を作る工場向けです。三菱ガス化学はタンカー・ローリー・ISOタンクを案内しています。銘柄や納入濃度の公開値はなく、受入条件と合わせて見積もりで確認します
  • 一般試薬は、分析や液の調製に使います。試薬特級・一級・GRなどのグレード名に加え、濃度と不純物規格まで照合します
  • 中性緩衝ホルマリンは、リン酸塩でpHを調整した組織固定液です。固定手順が指定する濃度とpH、分注量で選びます

安定剤と不純物の確認

メタノールは、ホルムアルデヒドの重合を防ぐための安定剤として加えられます。含量の規格は製品で異なります。

  • 和光の064-00406は、メタノールの質量分率5.0〜10.0%を保証しています
  • ナカライテスクの16222-94は、濃度35.0%以上、メタノール12%以下を規格にしています。商品名付近の35%表示だけで、濃度を固定値として扱わないでください
  • 和光の中性緩衝ホルマリンはメタノールを含みますが、公式解説では含量を測定していないと説明しています

分析で確認する不純物は、酸・塩化物・硫酸塩・金属類です。和光の064-00406は酸の質量分率0.04%以下、ナカライテスクの16222-94は酸0.1%以下を示しています。Pb換算の重金属規格と、Cu・Pb・Feの個別規格も区別します。

検査用の固定液はpHと分注量を合わせる

富士フイルム和光純薬のホルマリン解説では、ホルマリンの酸化で生じるギ酸(ぎ酸)が組織に影響する場合があり、中性緩衝液を使うと説明しています。高濃度にすれば試料へのダメージも生じ得るため、実験手順が指定する液を選びます。

  • 和光の062-01661は、pH7.4〜7.5を25℃の規格にしています
  • 関東化学の73411は、10%中性緩衝ホルマリンを18kgで供給します。73413は20%の液を19mL×100本に小分けしています
  • 武藤化学の20211は、10%中性緩衝ホルマリンの500mL品です。公式製品一覧に使用期限1年とあります

小分け品は調製・分注を減らせます。濃度の異なる小分け品を、同じ固定液として置き換えないでください。

荷姿と価格の見方

次は2026-10-28に取得した各社公式ページの価格です。希望納入価格・定価・本体価格を区別し、送料などの条件は発注時に確認します。

  • 和光の064-00406は、500mLで1,200円です。税抜の希望納入価格です
  • 林純薬工業の06000255は、500mLで1,300円です。税抜の希望納入価格です
  • 純正化学の69360-0380は、1Lのプラスチック細口ビンで2,100円です。公式の本体価格です
  • 和光の062-01661は、1Lで3,000円です。税抜の希望納入価格です

原料の濃厚水溶液と調製済み固定液は、同じ液ではありません。必要な濃度・添加剤・不純物規格と荷姿をそろえてから、価格と受入後の調製作業を比べます。取扱環境・保護具・保存方法は、購入する製品の最新SDSで確認してください。

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