口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / FENITROTHION-INSECTICIDE

スミチオンとは?業務で使うスミチオン(MEP)の種類(乳剤・水和剤・粉剤・防疫用)と⁠、希釈倍数・登録番号・使用回数の選び方

有機リン系の殺虫成分MEP(フェニトロチオン)を使うスミチオンの、乳剤・水和剤・粉剤・防疫用(第2類医薬品)の違い、成分の濃度、希釈倍数の例、使用回数の数え方、しまうときの注意を、製造販売元の公式資料と農林水産省の農薬登録情報をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

スミチオンは、有機リン系の殺虫成分MEP(フェニトロチオン)を使った殺虫剤で、名前は住友化学の登録商標です。農薬では乳剤・水和剤・粉剤があり、住友化学のほか協友アグリ・クミアイ化学工業・サンケイ化学・北興化学工業・ホクサン・理研グリーンが自社の登録番号で売っています。ハエ・蚊・ゴキブリに使う防疫用は、農薬ではなく第2類医薬品です。選ぶときは「何に使うか(作物か衛生害虫か)⁠」「水で薄めるか、そのまままくか」「包装の大きさ」の3つを先に決めます。

スミチオンとは

スミチオンは、MEP(フェニトロチオン)を有効成分にした有機リン系の殺虫剤です。住友化学の説明では、害虫に接触効果と食毒効果があり、植物に浸達性があります。住友化学のスミチオン乳剤は、幅広い作物・害虫に50年以上の実績があると案内しています。

比較ページには、会社が自社で農薬登録を持つ品と、業務用の防疫用の品を載せています。家庭園芸専用の品、ほかの殺虫成分を混ぜた剤、販売店が売る他社の品は載せていません。

3つの種類

  • 乳剤(農薬)は⁠、液体を水で薄めて散布します。住化スミチオン乳剤・協友スミチオン乳剤・クミアイスミチオン乳剤など7製品で、どれもMEPを50.0%含みます
  • 水和剤と粉剤(農薬)は粉の製剤です。住化スミチオン水和剤40は水に溶かして使い、協友スミチオン粉剤3DLは薄めずにそのまままきます
  • 防疫用(第2類医薬品)は⁠、ハエ・蚊・ゴキブリ・トコジラミなど衛生害虫に使う業務用の品です。スミチオンMC「SES」、スミチオン粉剤「SES」、金鳥スミチオン乳剤があります

成分の濃度

  • 農薬の乳剤はMEP50.0%、住化スミチオン水和剤40は40.0%、協友スミチオン粉剤3DLは3.0%です
  • 茶専用には、MEPを70.0%含む住友化学のスミチオン乳剤70もあります
  • 防疫用は、スミチオンMC「SES」がフェニトロチオン20.0%、金鳥スミチオン乳剤が10%、スミチオン粉剤「SES」が1.5%です

希釈倍数と使う量の例

  • 稲のニカメイチュウ第1世代には、乳剤を1000〜2000倍に薄めます
  • 芝のコガネムシ類幼虫には、乳剤の1000倍液を3L/m²まきます
  • ホクコースミチオン乳剤は、稲の空中散布で30倍、無人航空機による散布で8倍です
  • 協友スミチオン粉剤3DLは、稲に10aあたり3〜4kgをそのまままきます
  • 防疫用では、スミチオンMC「SES」の40〜80倍液を1m²当たり50mL残留噴霧します。金鳥スミチオン乳剤は、ハエ・蚊の成虫に20倍です
  • 種もみの消毒は、1000倍液に6〜72時間浸します

使用回数の数え方

  • 使用回数は、その製品だけでなく、MEPを含む農薬すべての合計で数えます
  • 稲は合計3回以内で、種もみへの処理は1回以内、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内です
  • 別の会社のスミチオンを使った回数も足します

しまうときと買うとき

  • 乳剤は消防法の危険物(第4類第2石油類)⁠で⁠す⁠。理研グリーンは、火気に十分注意するよう書いています
  • 住化スミチオン水和剤40とスミチオンMC「SES」は⁠、危険物に当たりません
  • 有効年限は、乳剤の多くが5年、サンケイスミチオン乳剤と協友スミチオン粉剤3DLが4年です
  • 公式資料に値段を出している製品はありません。登録の名前と容量を伝えて、JAや農薬販売店に見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉