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GUIDE / ENBI-SHEET

塩ビシートとは?看板・装置カバー・間仕切りに使う塩ビシート(塩ビ板・PVCフィルム)の種類(硬質板・硬質シート・軟質フィルム)と⁠、厚さ・難燃・帯電防止の選び方

塩化ビニル樹脂を板やシート、フィルムにした塩ビシート(塩ビ板・PVCシート)の3つの種類、硬質と軟質の違い、プレス板と押出板の違い、厚さと大きさ、耐熱温度、難燃・帯電防止の品の見分け方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

塩ビシートは、ポリ塩化ビニル(PVC)を板やシート、フィルムにした材料です。塩ビ板・PVCシート・ビニールシートとも呼びます。硬さと厚さで、厚い硬質の板・薄い硬質のシートやフィルム・可塑剤で柔らかくした軟質のシートやフィルムに分かれます。選ぶときは「硬質か軟質か」「厚さと大きさ」「難燃や帯電防止がいるか」の3つを先に決めます。

塩ビシートとは

塩ビシートは、塩化ビニル樹脂を、硬い板や薄いシート、柔らかいフィルムにした材料です。看板・サイン、装置のカバー、間仕切りカーテン、カードやケースの加工に使います。可塑剤の量で硬さを変えられ、燃えにくいのが特長です。

比較ページには、日本の会社が自社で作る塩ビシートを、各社の代表の品番の単位で載せています。原料の樹脂、カーテンに仕立てた完成品、屋上の防水シート、床材、切り売りだけの販売店は載せていません。

3つの種類

  • 硬質塩ビ板は、可塑剤を入れない硬い塩ビを数mmから数十mmの板にしたものです。例はタキロンシーアイのESS8800AとS912、住友ベークライトのサンロイドアンガープレートEI780、三菱ケミカルインフラテックのNT300です
  • 硬質塩ビシート・フィルムは、硬質の塩ビを薄くしたものです。例は又永化工のマタエロンCF-ET2000、森野化工のエムロン硬質塩ビシート(耐熱)、ロンシール工業のロンエースNPです
  • 軟質塩ビシート・フィルムは、可塑剤を加えて柔らかくしたものです。例はアキレスのマジキリⅡ、オカモトのタイデン防止R、ロンシール工業のロンエースFVです

硬質と軟質の違い

  • 違いは可塑剤の量です。タツノ化学の解説では、軟質は樹脂に可塑剤を30部から100部以上加えます
  • 可塑剤(DOP)が80部ならショアA硬度は60、30部なら90で、減らすほど硬くなります
  • 軟質は、触れたほかのフィルムに可塑剤が移ることがあります

板の作り方の違い

  • プレス製法は、0.5mmのカレンダーシートを積み重ね、熱と圧力で板にします。加熱したときの縦横の伸び縮みの差が少なく、外観も良い板になります
  • 押出製法は、押出機から金型を通して押し出し、ロールで厚さと艶を整えます。長さ方向の特寸が作れます
  • 連続プレス製法は、プレスと押出を組み合わせた作り方です
  • 薄いシートやフィルムは、加熱した材料をカレンダーロールの間に通して延ばして作ります

厚さと大きさ

  • 軟質フィルムのアキレスマジキリⅡは、厚さ0.1〜3.0mm、幅91.5・137・183cmです
  • 硬質シートのマタエロンCF-ET2000は、厚さ0.15〜0.50mmで、1,460×670mmと1,100×800mmの平板です
  • 透明な板のESS8800Aは、厚さ0.8〜6.0mmで、910×1,820mm・1,000×2,000mm・1,212×2,424mmがあります
  • 工業用の板のサンロイドアンガープレートEI780は、厚さ3.0〜40mmまでそろいます

熱と薬品

  • 熱には弱い材料です。森野化工の解説では、60℃を超えると成形品が変形し始め、80℃を超えると素材が軟らかくなります
  • 熱に強くした森野化工のエムロン硬質塩ビシート(耐熱)⁠は⁠、⁠耐⁠熱85℃です
  • 酸やアルカリには強く、有機溶剤には弱い材料です

難燃と帯電防止

  • タキロンシーアイのESS8800Aは、UL94のV-0(0.5mm以上)に登録しています
  • オカモトのタイデン防止Rは、消防法に適合する難燃性のフィルムで、表面に導電塗料を網目状に印刷して静電気を防ぎます
  • 又永化工のマタエロンCF-ET2000は、帯電防止剤を入れた透明な硬質シートです
  • アキレスは、防炎が要る場所にはマジキリⅡではなく、防炎のアキレスフラーレを案内しています

値段と買い方

  • このページの製品は、どれも値段を公開していません
  • タキロンシーアイは直接売らず、販売店を通して買う形です。厚さ・大きさ・枚数を伝えて見積もりを取ります
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