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GUIDE / DOLOMITIC-LIME

苦土石灰とは?畑の酸度を直す、粉状、粒状、苦土入りタンカルの3種類と、成分・量・まく時期の選び方

酸性の土を直しながらカルシウムとマグネシウム(苦土)を補う苦土石灰の3つの種類、アルカリ分と苦土の保証成分、消石灰との違い、10aあたりの施用量、まいてから植えるまでの日数、荷姿を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

苦土石灰は、ドロマイトを砕いて作る石灰質の肥料で、酸性の土を直しながらカルシウムとマグネシウム(苦土)を補います。苦土カル・苦土炭カル・炭酸苦土石灰とも呼びます。形で粉状と粒状に分かれ、苦土の少ない苦土入りタンカルもあります。選ぶときは「苦土をどれだけ入れたいか」「機械でまくか」「植えるまで何日あけられるか」の3つを先に決めます。

苦土石灰とは

苦土石灰は、苦土(マグネシウム)を含む石灰石のドロマイトを砕いて作る肥料です。田源石灰工業は、ドロマイトを砕いて粒の大きさをそろえ、粒状品は粉を固めて作っています。上田石灰製造の苦土カルは、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムを含みます。

上田石灰製造の解説では、苦土は葉緑素の材料になり、リン酸の移動にも関わります。石灰(カルシウム)は根の育ちを助けます。苦土石灰は、この2つを1回の散布でまとめて入れられます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る苦土石灰を、各社の代表品の単位で載せています。苦土生石灰・苦土消石灰・消石灰は載せていません。

3つの種類

  • 粉状は、ドロマイトを細かく砕いた粉です。土になじみやすく、苦土の保証が少し多い品もあります。例は吉澤石灰工業の粉状苦土石灰、村樫石灰工業のくみあい苦土カル、上田石灰製造の苦土カル、田政砿業の粉末苦土石灰です
  • 粒状は、粉を粒に固めたものです。粒がそろうので機械でむらなくまけ、風の強い日も飛び散りにくくなります。例は吉澤石灰工業と上田石灰製造の粒状苦土石灰、田源石灰工業の粒状炭酸苦土、駒形石灰工業のタイニーです
  • 苦土入りタンカルは、炭酸カルシウム肥料に苦土を加えたものです。訓子府石灰工業の防散苦土タンカルは、く溶性苦土6%以上で、苦土石灰より苦土が少なめです

成分の見方

  • 袋に書く保証成分は、アルカリ分と苦土の2つです。このページの苦土石灰は、アルカリ分55%、可溶性苦土15〜17%が中心です
  • 吉澤石灰工業の粉状苦土石灰は、可溶性苦土16%、く溶性苦土11%です。同じ会社の粒状苦土石灰は、可溶性苦土15%、く溶性苦土10%です
  • 田政砿業の粉末苦土石灰は、可溶性苦土17%です。保証成分のほか、石灰分35〜40%、く溶性苦土15〜20%の有効成分も公表しています
  • 村樫石灰工業のカルミンは、有機物入りでアルカリ分50.0%です

消石灰との違い

  • 苦土石灰は土と緩やかに反応し、効きが長く続きます。田源石灰工業は、やりすぎによる害も起きにくいと案内しています
  • 消石灰は効きが早い代わりにアルカリが強く、村樫石灰工業は定植・播種の14〜20日位前にまくよう案内しています
  • 急いで酸度を直すなら消石灰、苦土も一緒に補いながらゆっくり直すなら苦土石灰を選びます

量とまく時期

  • 村樫石灰工業のくみあい苦土カルとカルミンは、施肥基準量が10a当り100〜200kgです
  • 河合石灰工業の苦土炭酸石灰は、通常100〜120kg、果樹と茶は200kgです(10aあたり)
  • 量は、土の酸度と作物に合わせて増やしたり減らしたりします
  • 駒形石灰工業のタイニーは、施肥・定植・種まきを同じ日にできて、化成肥料とも一緒にまけます
  • 村樫石灰工業のくみあい苦土カルは、散布後7〜10日ほどあけるよう案内しています。河合石灰工業は、播種・移植の10日前までにまくよう案内しています

荷姿と値段

  • 袋は20kgで、紙袋とポリ袋があります
  • フレコンは、吉澤石灰工業が400kg・500kgほか、田源石灰工業が500kg・1,000kgで出しています
  • このページのメーカーは、苦土石灰の値段を公式に出していません。量と届け先を伝えて見積もりを取ります
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