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GUIDE / DIMETHYLAMINE

ジメチルアミンとは?液化ガス・50%水溶液・塩酸塩の違いと選び方

ジメチルアミン(DMA)の用途、液化ガス・50%水溶液・塩酸塩の違い、含量と不純物の規格、荷姿・価格、高圧ガス・劇物・危険物の扱いを、メーカー公式の資料で整理しました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ジメチルアミンは、繊維処理剤・高分子凝集剤・界面活性剤の原料に使うアミンです。大口の原料なら液化ガスか50%水溶液の工業用品を見積もり、試験なら500mLの50%前後の水溶液か25g〜250gの塩酸塩の試薬を選びます。100%品は高圧ガス、50%品は危険物第4類第一石油類として扱います。

ジメチルアミンとは

略号はDMA・d-MAで、化学式は(CH3)2NH、分子量は45.08、CAS番号は124-40-3です。常温・大気圧では無色の気体で、加圧すると無色透明の液体になります(三菱ガス化学)⁠。臭気は魚臭です。

メーカー比較で扱うのは、液化ガス(無水品)⁠・水溶液・塩酸塩です。トリメチルアミン・ジエチルアミン・モノメチルアミン・DMFは別の物質なので含めません。

ジメチルアミンは何に使う?

三菱ガス化学は主な用途に、繊維処理剤・高分子凝集剤・界面活性剤を挙げています。新潟工場で作り、ボンベ・ローリー・石油缶・ドラムで出荷しています。

  • 原料に使うときは、工業用の液化ガスか50%水溶液を見積もります。
  • 合成の試験には、500mLの50%前後の水溶液の試薬を使います。
  • 固体で量り取りたいときは、塩酸塩の試薬を使います。

液化ガス・50%水溶液・塩酸塩の違い

  • 液化ガスは無水品で、三菱ガス化学の100%品はジメチルアミン99.0%以上です。高圧ガスの液化ガス・可燃性ガス・毒性ガスに当たり、沸点は6.90℃です。
  • 50%水溶液は高圧ガスには当たらず、消防法の第4類第1石油類(水溶性)⁠で⁠す⁠。沸点は45.0℃です。
  • 塩酸塩は白色の結晶で、ジメチルアンモニウムクロリドとも呼びます。分子量は81.54、CAS番号は506-59-2です。

濃度と不純物の規格をそろえる

同じ「50%」⁠で⁠も⁠、濃度の幅と保証項目が違います。

  • 三菱ガス化学の50%品は50.0〜52.0%で、トリメチルアミン0.1%以下まで決めています。
  • 純正化学の35465-1530は49〜52%で、比重0.855〜0.860と不揮発物0.05%以下も規格書の項目です。
  • 富士フイルム和光純薬の048-17156は、濃度を48〜52%と載せています。
  • 関東化学の10310-02は約40%品で、39.0〜42.0%です。濃度の違う品を同じ量で置き換えないよう注意します。
  • 塩酸塩では、ナカライテスクの12812-42が乾燥後99.0%以上、富士フイルム和光純薬の048-02582が98.0%以上、関東化学の10312-10が95.0%超です。

数値は各社の製品ページと純正化学の規格書⁠によります。

容量と価格をそろえて比べる

公開価格は2026-11-02に確認した掲載値です。

  • 純正化学の35465-1530は、500mLで3,000円です。本体価格です。
  • 富士フイルム和光純薬の048-17156は、500mLで3,000円です。税抜です。
  • ナカライテスクの12810-75は、500mLで3,210円です。税抜です。
  • 米山薬品工業の36746は、500mLで3,300円です。税区分の記載はありません。
  • 関東化学の10310-02は約40%品で、500mLで3,900円です。税抜です。
  • 塩酸塩は、ナカライテスクの12812-42が25gで2,650円、富士フイルム和光純薬の048-02582が25gで3,000円、関東化学の10312-10が250gで12,500円です。いずれも税抜です。

税区分の違う価格を、そのまま安い・高いと判定しません。工業用品は公開価格がなく、見積もりで決まります。

高圧ガス・劇物・危険物としての扱い

100%品は高圧ガスで、毒劇物取締法の劇物です。50%水溶液は危険物第4類第一石油類(水溶性)で、三菱ガス化学は引火点を100%品6.7℃、50%品-22.3℃と載せています。爆発限界は2.8〜14.4vol%⁠⁠⁠です。

三菱ガス化学は50%品の毒劇物取締法を「-」と載せていますが、試薬の約50%水溶液は、ナカライテスク・純正化学・富士フイルム和光純薬が劇物と表示しています。買う品のラベルとSDSで区分を確かめます。銅・亜鉛・アルミニウムを腐食し、水銀と触れると爆発性の物質をつくるおそれがあるので、配管や計器の材質を確かめます。

見積もり前に決めること

  • 使う工程と量を伝えます。原料か、合成の試験かを分けます。
  • 届く形を決めます。液化ガス・水溶液・塩酸塩で、受け入れ設備と保管の決まりが変わります。
  • 濃度の幅と、トリメチルアミンなど不純物の上限を指定します。
  • 製品規格書、ロットの試験成績書、最新版のSDSをそろえます。
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