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GUIDE / CUMENE

クメンとは?用途・試薬特級の違いと選び方、価格

フェノールやアセトンの原料、有機合成に使うクメン(イソプロピルベンゼン)の用途、試薬特級の純度・水分・密度の違い、500mLと25mLの価格を、メーカー公式資料でまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

クメンは、フェノールやアセトンの原料や有機合成に使う、無色の芳香族の液体です。試薬は3社とも特級で、純度は98.0%以上です。違いは水分の規格と値段にあります。「使う量」「水分の上限」「予算」を決めてから、品番と規格書を照合します。

クメンとは

クメンは、イソプロピルベンゼン・クモールとも呼ぶ液体です。環境省の化学物質ファクトシートでは、フェノールやアセトンの原料として使われています。研究室では、有機合成の原料として試薬を使います。

クメンのメーカー比較には、自社ブランドの試薬を出しているメーカーの特級品を載せています。濃度を調製した標準液や、他社製の取扱品は含めていません。

容量で分ける

  • 500mL瓶は、合成の原料や同じ試験のくり返しに使います。関東化学・富士フイルム和光純薬・純正化学の3社が出しています
  • 25mL小瓶は、予備の合成や少量の試験に使います。3社とも500mLと同じ等級の品番を用意しています
  • 1mLあたりの値段は、どの会社も500mLのほうが下がります

純度と水分を見る

純度はどの特級も98.0%以上ですが、水分の上限は会社で違います。水を嫌う反応では、純度より先に水分を見ます。

  • 純正化学の品番26195-0430は、水分0.1%以下、純度98.0%以上(GC)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の品番037-04876は、水分0.5%以下、含量98.0%以上(キャピラリーカラムGC)で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の品番07471-00は、純度>98.0%(GC)⁠で⁠す⁠。水分の規格値は製品ページに無いため、規格書で確かめます
  • 密度は、純正化学が0.859~0.865g/mL、富士フイルム和光純薬が0.858~0.864g/mLで、どちらも20℃の規格値です

価格

価格は3社とも消費税を含まない値段です。同じ容量どうしで比べます。

  • 500mLは、関東化学の品番07471-00が2,800円、富士フイルム和光純薬の品番037-04876が3,900円です
  • 純正化学の品番26195-0430は、500mLのガラス細口ビンで本体価格8,400円です
  • 25mLは、関東化学の品番07471-30が1,300円、富士フイルム和光純薬の品番033-04873が3,200円、純正化学の品番26195-0435が6,500円です

しまうときと使う前に確認すること・よくある疑問

  • 引火しやすい液体です。関東化学は消防法の危険物第4類第二石油類非水溶性液体としています
  • 化管法の第一種指定化学物質です。使った量と捨てた量を記録しておきます
  • 試薬は試験研究用です。製造工程の原料に使うときはメーカーに用途を伝えます

クメンの沸点は?

富士フイルム和光純薬の物性情報では、沸点は約153℃、引火点は34℃です。物性は参考の値で、純度や水分の規格とは分けて読みます。

クメンはどのくらい作られている?

環境省のファクトシートでは、2022年の製造・輸入数量は約270,000トン、輸出量は約230,000トンです。

出典は比較ページの公式資料一覧⁠にまとめています。規格・荷姿・価格の確認日は2026年11月1日です。

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