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GUIDE / COBALT-NITRATE

硝酸コバルトとは?特級・一級・高純度品の違いと、純度・不純物・包装・価格の選び方

触媒の試作や分析に使う硝酸コバルト(II)六水和物の品位の違い、純度の測り方、不純物の上限、包装、公開価格をメーカーの公式資料で確かめます。

2026年11月6日更新

この記事の答え

硝酸コバルトは、石油化学の触媒やコバルト触媒の原料に使うコバルトの硝酸塩です。選ぶときは「品位」「純度の測り方」「包装と税区分」の3つを先に決めます。高純度品は純度の数字だけで決めず、測り方と規格書まで見ます。

硝酸コバルトとは

硝酸コバルトは、コバルトの硝酸塩です。試薬では、赤褐色の結晶の六水和物(CAS RN 10026-22-9)で売られています。厚生労働省のモデルSDSは、推奨用途を石油化学触媒とコバルト触媒原料と書いています。

メーカー比較では、国内の試薬メーカーの品を品番ごとに載せています。水溶液・標準液、ほかのコバルト塩、硝酸銅、硝酸そのもの、代理店が売る海外メーカー品は対象外です。

品位で分ける3つの区分

  • 特級は、試験研究の標準になる品位です。和光の035-03755は、JIS K 8552に沿う規格書で純度98.0%以上と示します
  • 一級は、特級より上限が緩い品位です。純正化学の37425-1201は、純度97.0%以上、Niの上限が0.5%です
  • 高純度品は、純度99.5%以上を示す品です。関東化学の07408-08は、純度>99.95%です

特級の名前は、試薬特級・特級・JIS試薬特級・GRとメーカーごとに違います。名前ではなく、規格書の数字で比べます。

純度の読み方

  • 関東化学の07408-00とナカライテスクの09213-05は、滴定の純度で98.0%を示します
  • 和光の036-12835は、差数法の純度が99.5%以上で、容量分析の含量98.0%以上とは別に規定しています
  • 高純度化学研究所のCOH14XBは、3Nup品に分析表を付けて出します

98%台と99.5%の数字は、測り方が違います。数字の大きさだけで品位を決めず、規格書の基準をそろえて比べます。

不純物の上限

  • 和光の035-03755と純正化学の37425-0301は、Feが0.002%以下、Niが0.05%以下です
  • 純正化学の一級37425-1201は、Feが0.01%以下、Niが0.5%以下です

各品番の規格書は比較表から開けます。

包装と価格

  • 特級の500gでは、ナカライテスクの09213-05が7,700円(税抜)、キシダ化学の000-17605が8,000円、和光の035-03755が8,200円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 一級の500gでは、米山薬品工業の03117が4,500円、キシダ化学の010-17605が7,000円、国産化学の2112477が11,800円です
  • 高純度品の500gは、和光の036-12835が18,000円(税抜)、関東化学の07408-08が23,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す

キシダ化学・国産化学・米山薬品工業の一覧には税区分の記載がありません。純正化学の製品検索と高純度化学研究所のページには価格の記載がありません。価格は2026年11月6日に確かめた各社公式ページの表示です。

買う前に決めること

  • 特化則の第二類物質で、化管法の第一種指定化学物質です。モデルSDSは発がん性と生殖毒性を区分1Bとしています
  • 潮解するので密閉します。和光は25℃以下の冷所、ナカライテスクは冷暗所でしまっておくと書いています
  • 試薬を製造原料に使うときは、メーカーに用途を伝えます。和光は、試験研究用以外に使った場合は保証しないとしています

保管と廃棄は厚生労働省のモデルSDS⁠と製品SDSで確かめ、品番・包装・規格は比較表で照らし合わせます。

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